これは「音もの」に分類される電子工作キットです。私の場合、各種オーディオメーターへのバッファ及びレベル合わせとして使っています。というのは、オンボードのDACでは100mV程度しか出なかったためで、1.228Vrmsが前提の計測器ではうまく行かなかったためです。
そんなに難しくない
チップ部品は使っていないので、背の低い部品から実装していけば完成します。部品番号は基板にシルク印刷されているので間違えないでしょう。ただ、抵抗が垂直実装なので注意が必要です。説明書通りになるように実装しましょう。もちろん、電解コンデンサとICソケットの向きを間違えないようにしましょう。
やっていることは072での非反転増幅です。R6とR5を換装するとゲインが変わります。電源は抵抗分圧にデカップリングコンデンサが付いています。ICソケットに金メッキの丸ピン仕様のものを使っているのは評価点です。
別途必要なもの
端子類は付属しないので、別途DCジャック、オーディオ端子(RCAジャック2つ(紅白1つずつ)かステレオジャック1つ)が必要です。また、筐体に実装する場合は、別途ヘッダピン、圧着端子とハウジング、被覆電線(圧着済み電線でも良い)が必要です。
ヘッダピンを実装する場合、1列3ピンの真ん中を取り外したもの(ラジペンで抜けます)を5つ用意します。
電源は9V~12Vが必要です。ACアダプタなどを用意しましょう。
上級者の楽しみ方
上級者の楽しみ方として、オペアンプを変えてみる、金属皮膜抵抗を買ってきて換装する、コンデンサを変えてみる、同じものをもう1つ使ってバランス入出力にする、オーディオ用の電源を使う、などが挙げられます。
オペアンプを変える場合は、±6Vで動作するものを選びましょう。出力はパワーアンプに繋ぐでしょうから電流はそんなになくても良いかもしれません。
電源に24Vを使うことは電解コンデンサの耐圧に余裕がなくなるので避けたほうが良いです。
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購入金額
822円
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購入日
2015年01月頃
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購入場所
シリコンハウス共立
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