ネットワーク通信の可視化（通信量のグラフ化や初めて or バージョンの変わったソフトのアクセス履歴など）が行えるというだけで，セキュリティの観点からは十二分に有意義です。

システムソフトウェアの通信など，一見してわかるものではない，あるいは識者でないとわからないソフトのアクセスは実際のところ把握できてもそこまでの意味があるかと言われると難しいのですが，現にどのソフトがどこの国のどのドメインへとアクセスしたか，といったことがわかるため，何かの際には役立つことでしょう。

ソフトウェアの初回アクセス（バージョンアップ後の初回アクセスも含まれるようです）時に，ポップアップされます。

警告タブに，それらイベント数が通知されていますね。

タブを開くと，イベント一覧が確認できます。

スクリーンショットを撮った Windows Technical Preview 上では，GlassWire の Firewall 機能を有効にしてもアクションセンターでファイアーウォールが有効と認識されないこともあり，無効化していますので当然と言えば当然ですが，システムへの影響は体感できるほどではないと言えるでしょう。

またその他セキュリティソフトを使われるような環境でも，以下の写真のように Firewall 機能を有効/無効の切り替えが可能ですので，使用感としては問題ないものと言えます。

一見して見た目は良く，若干ポップな装いはセキュリティソフトといった堅苦しい趣を感じさせない良い塩梅のデザインと言えるのではないでしょうか。

バージョン番号が 1.0 を超えているのに β 版とされているからには，さらなる完成度，あるいは有償機能の構築，付加などがされているのかもしれませんが，現時点においてフリーソフトとしてはバージョン番号にふさわしい完成度，と評し得るのではないでしょうか。