2014年後半、スマホを「電話<情報端末」と捉える層に震撼が走った←大げさ
ケータイキャリア3社が打ち出した「通話定額」。今までは通話は同一キャリア内が(時間制限はあるが)無料だったが、今回のウリはいつでもどこへでも通話無料(基本料金のみ)というもの。
これ、スマホを「電話」と捉えるとメチャメチャオイシイ。いままで同一キャリアの一定時間しか「無料」でなかったのが、完全定額。特に固定電話に多くかけるビジネスユーザー狂喜。自社内の連絡だけならキャリアを合わせてやれば今までだって定額だが、お客様や仕入れ先のキャリアまで指定できない。メールで事足りる連絡は増えてきている今の世の中でも、通話の方が100倍よいこともまだ、ある。また企業の経理担当としては毎月変動する通信量の管理、というのが大きな仕事の一つだっただろうけれど、多少基本料金は上がるも変動部分がなくなって計算しやすい。固定費とはなってしまうが、P/L(損益計算書)に与える影響を一定にできるので財務・経営的にも利点がある。この先鞭をつけたdocomoはこの料金体系の契約者数を伸ばしているらしい。
そんな「電話をかける層」にはアピールするこの料金体系も、スマホを「情報端末」と捉えると改悪が目立つ。今まで5200円で7GB迄の通信量が、近い料金の5GBパックで5000円。ということは1GBあたり740円強だった物が1000円/1GB。さらに基本料金が934円から2700円に上がるのでこれまで計算に入れると、データ通信1GBあたり880円弱だったものが1540円へと約75%増しになるうえに、リミットが7GB⇒5GBに引き下げられるという超改悪プラン(以上すべてSoftbankでの計算)。docomoに並んで他の2キャリアもほぼ同等のプランを発表し、docomoはこのプラン強制、いつもdocomoのサルマn..他社の動向に敏感なSoftBankも旧プラン終了の報が流れた。
SoftBankは旧プラン終了日を当初11/30と定めていた。自分の使っているiPhone 5は2012年12月に更新したので
もうすぐ2年。ただ以前使っていたSHARPのガラケーはいずれも2~3年は問題なく保ち、いつもバッテリーが弱ってきて交換してきたのだが、iPhome 5はわずか1年半で起動時のAppleマークが無限に繰り返されるいわゆる「リンゴループ」に陥り、起動不能に。本体交換にあいなった(厳密にいえば無料ではないので、本体パーツ割引購入が正しい)。そのほかもLightningケーブルの初期不良や断線など多くのトラブルを経験し、Appleの製品クオリティには全く信頼を置けなくなったので、現行のiPhone 5を予備機にして新型機を購入しようと計画(当時のSoftBankにはAndroid機には良いのがなかったのもある)。そうすればまだ新しい(使用期間半年)の予備機が手元に残るので、iPhone 6 Plusの修理時も5が使える...
ということで、上記料金改悪の報が流れてからすぐ更新する気になった。しかし、実はまだこの夏潰れた初代iPhone 5の代わりの2代目iPhone 5の購入にあたって使った「あんしん保証パック(i)プラス」の保証充当が続いていて11/20以前に機種変するとその残額を諦めることになるとか。ということで更新タイミングは11/21~11/30のわずか十日間。
そこで11/21になったとたん探し始めたのだが...ない、ない、ない!!世の中には11月末までに駆け込みたいと思ったのが多かったのか、SoftBankのiPhone 6系、特にPlusは在庫はあっても16GBのシルバーのみというのがほとんどで、大容量はほとんどなかった。先に通話固定を強制したdocomoの大量の在庫を横目で見つつ、方々SoftBankの在庫を探したが、皆無。
基本iPhoneはSDカードやUSBケーブルでの外部とのデータの授受に消極的な「閉じられた端末」。なら容量は大きい方がよいに決まっている。従来使ってきたiPhone 5が64GBで半分以上容量使っていたので、16GBはあり得ず、できれば128GB、最低でも同容量の64GBということで探し回ったが、シルバーは1つ128GBを見つけたが、他色はなかった。基本画面の回りが白いのはキライなので、スペースグレイを昼飯のたびに探し回ったところ、11/25に64GBのスペースグレイを某家電量販店で発見。仮押さえして、その夜契約変更の手続きに臨んだが...ここでさすがのAppleクオリティ(^^ゞ何度iPhoneのシリアルを読ませても認証できない。Apple側と店が電話でやりとりすること10分くらい...結局データ不整合で認証できないシリアルだと判明、「申し訳ございませんが、お売りすることはできません」と。
これで万事休すか...と思った翌日朗報がw
「「ホワイトプラン」については、2014年12月1日(月)以降もお申し込みを受付いたします。」
docomoの通話定額、「カケホーダイ」の契約数増は対象は主にガラケー利用の企業ユーザーで、データ通信が主なヘヴィユーザーはつぎつぎdocomoから逃げ出しているという報道を受けてか、SoftBankがお得意のドタキャンw
これでゆっくり探せることとなり、普通にSoftBankショップに予約を入れて、一番品薄の「128GB スペースグレイ」を入手した。
Appleというと製品品質はともかく、「他とは違うワクワク感」があり、iPhone 5のときはその工業製品っぽくないたたずまいにずいぶん感心させられた。
今回は...?
...なんだこのノーブランドのティッシュペーパーボックスのような箱はwww
相変わらず、パーツが白一色なのは我慢したとしても、なんか箱に彩色がないのがノーブランド商品のよう...どうした、Appleデザイン部!これはCOOLではなくて、コストダウンに映るぞ!
本体を見ると...
ライバルがAppleをよく研究した、ということなのかもしれないが、なんか特別感が無いよーな...
特に背面は5の艶ありブラックの縁とサンドブラストのような中央部のダークグレーの切りかえしによるCOOLな外観に対して、目立つプラ系素材の両端の「D」ラインと灰色のボディで、なんかまるでブラウンのシェーバー。
モノのたたずまいとしては大きく期待外れ。
では機能は。
こいつは正常進化。速さは反応もダウンロードも速く、電波のつかみもよい。
またcybercatはスマホを電話として使うより、携帯Webブラウザとして使うことの方が圧倒的に多いが、情報量と文字や写真の大きさが違う。
いままで5ではページを表示させた後必ず「画面を拡大するためピンチアウトする」という動作が入ったが、iPhone 6 Plusでは不要のサイトもでできた。
特に横向きで使うと完全に文字が読める。
いままで、普通使いには画面回転するとウザイので、通常ロックして必要な時にアンロックしていたのだが、これならロックなしで使うことが多くなりそう。横づかいはイイな。
また、携帯性ということではさすがに重くなったが、
意外にイケてる。重量バランスが良いからか?アルミ製のハーフカバー
を付けたiPhone 5(実測151g)よりさらに重いはずだが、「重さ感」はこちらの方が少なく、まぁ許容範囲。大きさからくるイメージかもしれないが、予想より軽い感じ。
ディスプレイサイズに比例して縦横は約1.3倍だが重さは1.5倍を超えるが...
cybercatはiPhone 5のときの左右の縁に指をかける握手のような持ち方をやめ、小指の背とのこり3本の指の腹でiPhone 6 Plusの下端を挟むような持ち方にしたが、そうすればホームボタンのダブルタップを使えばほとんどの動作が片手でできる。
ただ、そうはいっても右下の方が使い勝手が良いので、よく使うアプリを下の方の右側に再配置して使いやすくしたが。どうせならアイコンの並びを「右下から詰める」というのがあってもよかったかな。
使ってみるとさすがiPhone。速いしストレスないし、対応アクセサリーやアプリは充実で悪い点はほとんどない。iPhone 5からは正常進化で、特にスマホを「電話<情報端末」と捉える層にとってはiPhone 6シリーズなら「Plus」一択といってよいだろう。道具としての機能は確実にレベルアップした。
ただなんだろう、スマホというカテゴリーそのものの問題かもしれないが、かつてあった「ガラケーとはちがうなにか」「持ち運べるコンピュータ」「いつでも情報発信基地になれる」という機能からくる昂揚感や、「シックなたたずまい」「機能とデザインの融合」といった、単なる道具ではない持つ喜びを感じるような(たとえて言えば精巧な機械式クロノグラフを持つような)雰囲気はなくなり、よくできたシェーバーを見るような感じ。
「パソコン」が「夢の」「なんでもできる」「魔法の箱」から、ワープロを使ったり、Webを調べる単なる生活情報家電になりつつあるのと同じように、この分野も急速に成熟し、そうなりつつあるのかもしれない。
どうせこのiPhoneも3年は持たないだろうから、「iPhone 7」の世代には買い替えるんだろうけれども、それは動かなくなったシェーバーを買い替えるような感覚。古いものでも修理して愛着を持って使おう..というような時計などに抱く感情とは違うもの。
この「消費」の感覚はApple自体の「旧式のバージョンに対するフォローが薄い」「壊れやすい」といった、製品の寿命が比較的短命で良しとする指向が招いたのかもしれないね。
【仕様】
CPU:Apple A8
ストレージ容量:128GB
ディスプレイ:5.5インチ、1920 x 1080
サイズ:158.1×77.8×7.1 mm
重量:178g
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自分的な覚えに...
2015/01/28 「簡易アクセス」(ホームボタンをダブルタップして画面が下がる)機能が効かない
⇒本体再起動で復活。原因不明。ネット情報でも同様のケースの報告あり
尖り方は今一歩...どころか全然×、iPhone 5の様なトんだデザイン力はどうした?
iPhone 5の漆黒の光沢と黒玄武岩の風合いの融合、人間の祖先に知恵を授けた...かもしれない?モノリスを彷彿とさせるようなキレたデザイン力はどうした?スペースグレーはまだましだが、他色は趣味悪く枠が付くホームボタン、電波状況を改善するというが安っぽい裏のDライン、他との差別化があまりない外見。とてもありきたり。Appleは死んだ。
思ったより悪くない。つか持ち方次第
iPhone 5のような持ち方だと指が長めのcybercatでも破綻する。指を左右のエッジにかけず、iPhoneの下端を小指の背と他の三本の指の腹で挟むように持てば(簡易アクセス機能=ホームボタンダブルタップの画面引きおろしを駆使すれば)ほとんどの動作は片手OK。あとは「戻るボタン」などよく使うものが左上隅に配置される事が多いアプリ側の改善待ちか?
iPhone 5に比べて体感で2割増しでまさに「6(5✕1.2)」。
2年前の端末と比べると速い。サクサク感が違う。ここは確かな進歩を感じる。
iPhoneが大きくなったと思うからいけない。通話機能付きのiPadmini×miniだと思えば許容範囲。
「スマホ」というカテゴリーを携帯電話にPC的機能が付いた、ととらえるか、通話もできる小型パッドととらえるかで評価は分かれる。後者と考えれば全然アリ。従来のiPhoneを電話として使っていたか、情報端末として使っていたかで決まるかな..
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購入金額
102,000円
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購入日
2014年12月22日
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購入場所
Softbank