まずは組み立てですが、二つの円板とスペーサを本体に取り付けます。

この時 3枚の鉄板をネジ留めするのにネジの穴を合わせるのが面倒ですが、上部中央の穴に鉛筆などを挿し込む事で位置合わせが出来るようになっています。

本体の裏側はやたらとネジ穴が空いていますが、のこぎりガイド用の円板を 45度に合わせる用のものと本体を固定するためのガイド用になっています。

広い板の切断にはあらかじめ切断面に対し平行に木材などをクランプで固定し、その木材にそって平行に移動させるためのガイド（平行スライダー）を取り付けます。

平行スライダーを取り付けるネジは一つですが、両脇の穴に窪みがハマるようになっており切断面に対し平行になるようになっています。

切断時はガイドに沿って本体をスライドさせながら切っていきます。

角材を切断する時はそれ用のガイド（位置決めストッパー）を本体裏面に装着します。

平行スライダーと同様に両脇のくぼみを穴に合わせ真ん中のネジで固定します。

このストッパーを切断したい角材の端にかけ上から押さえつけて切断します。

説明書ではそれしか書いていなかったのですが、上から押さえつけても左右にズレがちなので正確に切りたい時は、後端に平行スライダーを取り付けクランプで当て木とかした方が良さそうです。

基本的な使い方は以上の通りで、円盤部の取り付け方で 45度傾斜や ななめ（45度）に切断が出来ます。

しかしこの方法はあくまで材料を切断するには有効ですが、既に出来上がっている製品をカットするにはあまり有効ではありません。

今回本品を購入しようとしたきっかけは、息子の使っている椅子の脚をキレイに切断したく購入したのですが、既に出来上がっている製品の場合は使用法通りセットはなかなか出来ません(--;;;

なんとかうまく高さが合いそうな台を駆使し椅子をうまく固定しながらなんとか切断しました。

前脚は上の様になんとかセットしうまくいったのですが、後脚は斜めになっており切断角は脚に対して直角ではありませんでした．．．

仕方が無いので位置決めストッパーは無視し、本体を上から押さえつけ動かないよう注意し切断しました。

さすがに切断面は真っ直ぐキレイに切れましたが、出来合いの製品をカットする場合は（もうそんなにやる事ないと思いますが）最初に書いていた切断角度を任意に設定できるモノの方が良いですね。

他の利用者のコメントを読むと直角に切る時でもズレ易いので接地面にズレ難い紙を貼り付けたりなど工夫をしているようです。

こういう補助具ってそのまま使ってうまくいくことなんて稀で、ちょっと手を加える事で使い易くなるのだと再認識しました。

あと他の使用者の声を見てもみんな専用のこぎりで使っている方は「大変簡単にカットできる」と書いてあったのですが、私は切り始めが大変なんですがほんとにみんな簡単なのかな？

上の画像を見てもらうと分かるのですが、本体にのこぎりをセットし木材に置くとのこぎりの上側が真ん中のネジ近くまできています。

円板の間にスペーサーがかましてあるのですき間はあるのですが、

上に行くほど狭くなっています。実はこの位置だと結構両側から挟まれる力が強くて、なかなか切り始めはのこぎりをうまく動かせません。

のこぎりに気がいってしまうと本体を押さえている力がおろそかになりズレてしまったりとちょっと大変でした。

もちろん円板を留めている真ん中のネジを緩めればすき間が広がるのでのこぎりは動かしやすくなるのですが、あまり広げるとガタついてしまいまっすぐ切れないので緩め具合が難しいです。

まぁ慣れの範疇なのかもしれませんが、切り始めがもう少し簡単になるような工夫が欲しかった。

通常木材をカットする時って面に対して平行ではなく斜めにのこぎりを入れると思うのですが、本品を使うと平行にカットするしか出来ないので切り辛いんですよね。

それと本体に付いているつまみが押さえる時に大変ジャマです(^^;

パッケージ写真ではこのつまみに親指と人差し指の間をかけて押さえていますが、私の場合どうも力が入り辛く上から押さえたいのです。

しかし、つまみが小さいのでつまみの上から押さえると一点に加重がかかり手が痛くなるので、出来れば取外したいがそうもいかず如何ともし難いです。

まぁ、タオルとか用意して上から押さえてしまえば良いのですが、それなら最初からこんなつまみでなくかまぼこ型のように加重が分散するような押さえつけ易いモノでも取り付けてくれていれば良いのですけどね。

気になる点はありますが、ちょっとした工夫でなんとか出来、切断面をキレイに直角に切れるのですからすごいです。

今度は出来上がっている製品ではなく、材料から切断してみたいです。