レビューメディア「ジグソー」

USS Thunderchild NCC-63549

イントレピッド級に続く、連邦宇宙艦更新計画の際に開発された、新型宇宙艦アキラ級の一隻。

ボーグによる二度目の地球侵攻作戦時、最終防衛戦に参加しており、劇場版第8作「ファースト・コンタクト」において初登場した。

船体内部を前後に貫通する艦載機格納庫を持ち、船体規模に比して多数の艦載艇が搭載出来るよう設計されている。

平時にはこの艦載艇格納庫はシャトルベイ、及び物資格納庫として惑星の大規模調査などに活用されるが、戦時には戦闘艇を搭載して空母的な役割を担う。

 

ちなみに、NX-01エンタープライズのデザインは本級のデザインがベースなので、非常に似ている。

 

モデルのほうの出来は、まずまず良好。
本級は船体にアズテック・パターンがないため、モデルの塗装もパネルラインとモールド塗装のみに留められているが、劇中の配色に忠実なのと、比較的後期に登場した関係から元々表面の情報量が多いデザインのお陰で、のっぺり感はさほど感じない。

ちなみに、設定上の全長はギャラクシー級の八割強と、そこそこ大型の部類に入る。

初期のモデルでは塗装で済まされていたディフレクター・ディッシュは、ようやっとクリアパーツで再現されるようになった。

・・・・取り付け角度間違って付いてるせいで、台無しですけどな。

裏面のモールドや塗装も比較的良好。
本級は元々あまり情報がない艦なので、裏面デザインの詳細は設定図面程度しか知られていなかったのだが、モデル化でようやく詳細がわかるようになった。

CGデータではきちんと裏も作られていたそうで、今回モデル化にあたり映画で使われたデータが提供されている。

更新: 2014/12/21
総評

立体化したこと自体が偉い。

劇場版の戦闘シーンでチラっと出ただけの艦なので、モデル化されるだけでも貴重。

チョイ役だが、その従来にないデザインでファンの間では人気の高い艦だったが、長らく設定だけの存在で、他作品でもチョイ役以上の存在にはなり得なかっただけに、立体化されたことを素直に喜んでおこう。

 

なお、アキラ級はオンラインゲーム「スタートレック・オンライン」では、コストの割に高い戦闘力から人気の艦だったりするそうだ。

  • 購入金額

    2,495円

  • 購入日

    2014年12月20日

  • 購入場所

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