ASUS「STRIX」PCゲーミング製品シリーズ ~ 年末年始はゲーム三昧! ~
5アイテムの中の- 7.1chサラウンド再生対応ヘッドセット -『STRIX DSP』のレビューです。
■シリーズ概要■
まずASUS オリジナルブランドの『STRIX』について。(認識違いがあれば御指摘お願いします)私の認識ですとASUSのハイエンドブランドにRepublic of Gamers(R.O.G)があり、こちらは主にオーバークロッカーやプロゲーマー向きの高級シリーズと認識しております。
では『STRIX』ブランドは?こちらは多くの自作愛好者の要求に応えるべくオールラウンドユーザーの手に取りやすく尚且つゲーム等ヘビーユーザーに向けられたブランドかなと思っています。
ビデオカードはすでに流通し周知の事と思いますが、それを追随するように今回のPremium reviewの5アイテムが追加でラインナップされました。それを踏まえて1アイテムづつ検証していきたいと思います。
ASUSのゲーマー向け製品ブランド「R.O.G.」(Republic of Gamers)のヘッドセットにOrionがありますが、その最上位機種のOrion Pro を凌駕するスペックが盛り込まれていると感じるヘッドセットが「STRIX DSP」。
Orion ProもUSB DAC機能(仮想7.1chサラウンド/FPSサウンドモード)を搭載するヘッドホンアンプ「Spitfire」を付属していますがそれを上回るオーディオステーションを今回は搭載しているヘッドセットになります。
しっかりと作りこまれた造型がかっこいい
パッケージは見開きタイプで、扉の裏側にもSTRIXのデザインが印刷されています。
パッケージ扉を開けるとフクロウの大きな目が睨み付けてくるように鎮座!本体が収まっている下には同梱の付属品が入っています。オーディオステーションやUSBケーブルにヘッドセットマイク、変換ケーブル 取り扱い説明書等。
シリーズを通してUSBケーブルは布巻きスリーブ、ゴールド端子
しっかりと造形されたデザイン。ブランドロゴがそのまま飛び出てきた感じでかっこいい
ちなみにSTRIX 7.1というグレード(国内未入荷、後日販売予定だそうです)はイヤーカップにドライバーが入っているため電気が流れていて蛍のようにぼんやりと点滅しながら尚且つゆっくりと光が回転します。せっかくですので公式の動画を貼って置きます^^
最上位機種であろう STRIX 7.1はオーディオステーションもワンランク上の機能です
すっぽり収まるイヤーパッド
この大口径のイヤーパッドの奥には大口径のφ60mmネオジムマグネットドライバーが収められており余すことなく性能を発揮してくれます。
側圧はやや強めかなという印象ですがこれくらいの側圧の方がゲームプレイ中でもずれなくて調度いいです。なによりこの大きなイヤーパッドのおかげか不快感はまったく感じず長時間の使用でも問題ありません。
しかしながら完全に密閉型のためけっこう蒸れます(笑)夏場とか結構サウナ状態にお耳が陥る事でしょう。パッドも材質が合皮っぽいのでまめに汗を拭き取った方が長期的に寿命を延ばせると思います。こまめにお手入れしましょう!
ちなみにヘッドバンドはカバーの中の真ん中がゴムバンドで橋渡ししてあり、そこが伸縮してフィット感を出しておりました。
これだけでも買う価値あり
現在国内販売している STRIXのヘッドセットは2種類。
今回レビューしている『STRIX DSP』と『STRIX PRO』があるのですがこちらの『STRIX DSP』には7.1chサラウンド再生機能を搭載したUSBオーディオステーションが付属しています。
これがほんと優れものでしてとにかく素晴らしい!
ちなみに普段プレイしているゲームはこちらになります
❶のジャック左側がスピーカー・右側にヘッドセットの出力に各々接続して使用します。
❷のUSB接続にPCからケーブルを繋ぎます。
❸のシーンエフェクトで各エフェクターを選択します。
上から順にピストルマークと足跡マークがFPS用に2種類、盾と剣のマークがRPG用、チェッカーフラッグマークがレース用と4種類のプリセットが用意されています。
足跡マークのエフェクトでBattlefield4やCrysis3、バイオハザード6でPlayしてみたところかなりの効果が発揮されました。
コンマ数秒を争う死線を生き抜くのには敵の位置をいち早く察するのがFPSの鉄則!そして見つけたら即座にKILL!これが醍醐味だったりするわけで(笑)
この足跡マークのプリセットは効果絶大です。しかしながら戦闘機や戦車など乗り物系で戦線に出向くときは逆にピストルマークのプリセットが向いています。
乗り物をおりて即座に足跡マークにさっとプリセットを切り替えることが可能な所もとても重宝します。
次にRPG用のプリセットにてFINAL FANTASY XIV新生エオルゼアやFINAL FANTASY XIII-2をプレイしてみました。全体的に拡がりがある音作りな感じで中~低音域が良く生きて来るプリセットと感じました。機械的に作りこまれたRPGの音楽には効果大ですね。
そして最後にレース系のプリセットを F1 2014とF1 2013にてプレイ。こちらのプリセットは中~高音域にかけての音作りがされておりF1 2014などでは2014年のF1レギュレーションで導入されたターボエンジンの高回転域の音が臨場感を盛り上げてくれてとても楽しくプレイ出来ます。
❹のオーディオステーション上部に設置されているボタンは左からサラウンド、AMP、MIC、スピーカーのスイッチになっており、こちらのサラウンドとAMPがまた素晴らしい。
サラウンドをONにすることによってドルビープロロジックIIx技術で仮想7.1chに拡張しさらに臨場感が増してきます。RPGモードのプリセットと併せて使用すると森で囀っている鳥の鳴き声までまるでその空間に本当に自分がいるかのような錯覚におちいります(笑)
画像のコントロールモードセレクターは左からMIC、メイン、スペクトラムとなっており、普段のボリュームコントロールは真ん中のメインにダイアルを合わせて、オーディオステーション上部のダイアルで音量調整をします。
そして右側スペクトラムに合わせて上部のダイアルでエフェクトプリセットを選択します。フロントでセレクトして上部のダイアルで調整するのが基本動作です。
また上部のダイアルを押し込むことでヘッドセットマイクをミュートしたり、各エフェクトもミュート出来ます。
オーディオステーション底面にある小さな切り替えは、ENC(ノイズキャンセル)のON/OFFや、サラウンドモード有効にするかが下部の切り替えスイッチでON/OFF出来るようです。
この価格帯でこの性能
冒頭でも少し触れましたが、ASUSのハイエンドブランドRepublic of Gamers(R.O.G)でヘッドセットやサウンドカードを既に販売していたこともあり、いよいよオールランダーのユーザー層向けに本格参入して行く!と言う意気込みがしっかり感じ取れるデバイスだと思います。
今回動画再生(DVDやBD、配信動画)でも使用してみましたがゲーム以外でも十分使用できるヘッドセットになっていると思います。
とは言えオーケストラやハイレゾな音を聞き分けられる優れた耳を当方は持ち合わせていないのですが(笑)しかしながら音楽再生ではやはり餅は餅屋でして、やはり音楽再生用には多少なりですが分は悪いかな?と感じるところもあったりですが。う~ん音のレビューって難しいですね。
実勢価格が1万7千円~で販売されておりますがこの価格帯でここまでの満足感は十分購入意欲をそそられる品だと思います。実際に視聴できるSHOP等があれば是非1度お手に取ってもらえればと思います。
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