レビューメディア「ジグソー」

日常から離れて、別世界に没頭できます。

このたび「ASUS『STRIX』PCゲーミング製品シリーズ」をレビューする機会をいただきました。今回も全力でレビューしてまいります。

 

さて、今回のお題ですが

 

 

  7.1chサラウンド再生などの各機能や使用感、ゲームプレイに与える影響などをレビューしてください。

 

 

となっています。

 

やはり「ゲーム用」を謳うからにはゲームで使ってナンボ、というわけでゲームのプレイを通じてレビューしていきたいと思います。

 

今回レビューするヘッドセットですが、構成部品は大きく二つ。

 

まずは

 

ヘッドセット本体。

 

マイクが付属していて、邪魔な時には外せるようになっています。

 

 

イヤパッド部分は折りたたむことができ、折りたたむと

 

 

このとおり「フクロウ」を模した形になります。関係者の動画では「蓄光塗料」を使っているとのこと。

 

イヤパッドは完全に耳を覆う形状で、周りの音を遮断してくれるのでゲームに没頭できます。

 

そして、コントロールユニット。

 

 

この製品の「キモ」となる部分です。

 

まずはレイアウトから。

 

正面には

 

切り換えダイヤルがあります。

 

左から

 

・MIC
・MAIN
・SPECTRUM

 

です。

 

「MIC」にするとマイクのボリューム調整ができ、普段は「MAIN」で操作します。右側の「SPECTRUM」は、SURROUNDのモードを変更できます。

 

その上面ですが

 

 

大きなダイヤルは、各モードで内容が切り替わりますがメイン操作のダイヤルです。普段はボリューム操作に使います。回すのではなく押し込むとミュートです。

 

大きなダイヤルの周辺に円上に並んでいるLEDは、通常時はボリュームを表示しています。「SPECTRUM」選択時は、ここが一つおきに赤く点灯します。

 

 

左側に印刷してあるのは「SURROUND」のモードです。


手前側に4つ並んでいるスイッチは

左から

 

・SURROUND
・AMP
・MIC
・SPEAKERS

 

です。

 

「SURROUND」「AMP」は、後述する出力が「HEADSET」の時に有効になるスイッチです。

 

次の「MIC」は、ヘッドセットに取り付けられたマイクの「有効」「無効」を切り換えるスイッチです。チャットなどの際、不意に音声が伝わるのを防止するのに便利なスイッチです。

 

最後の「SPEAKERS」は、出力をヘッドセットかスピーカーを切り換えるスイッチです。

このユニットは、わざわざスピーカーとヘッドセットを差し替えることなく出力を切り換えることができます。これがかなり便利で、今までのようにジャックの抜き差しから解放されます。

「SPEAKERS」が有効(LED点灯)だとスピーカー端子から出力され、無効(LED消灯)だとヘッドセットから出力されます。

裏面には小さなディップスイッチが二つあり、「ノイズキャンセル」の有効・無効、音声の2ch・8chの切り替えができます。

 

「8ch」にすると、2chや5.1chを7.1chへと変換してくれてサラウンド効果を発揮してくれますが、音量が30%まで低減されるそうです。

 

ちなみに、ノイズキャンセル用のマイクは

 

ヘッドセットのマイクではなく、コントロールユニット上部に配された専用のマイクで制御されます。なのでヘッドセットだけを別のデバイスに接続しても効果はありませんし、ヘッドセットとユニットは70cm以上離して使用する必要があるそうです。

 

他にもこのヘッドセットをコントロールユニットを介さずに他のデバイスで使うための「変換アダプター」が付属するなど、かなりの多機能モデルとなっています。

 

USBでパソコンと接続しているのでパソコン本体のノイズの影響も受けず、簡単に7.1chサラウンドを実現できます。

これ、ボイスチャットする人は意外と重要で、パソコンはノイズのかたまりなのでマイクに雑音が入ることも多々あります。

マザーボードのマイク入力は使わずに、USB接続のオーディオユニットを通してわざわざマイクとヘッドホンを使う人もいるほど。

 

 

 

 

 

ということで、さっそくゲームをプレイして音質、サラウンドの効果などを体験していきます。


ゲームでサラウンド効果を体感できるジャンルといえば、やはり3D。中でもFPSは、自分視点の画面なので効果がわかりやすいジャンルだと思います。

 

そこで、今完全にハマっている「Battlefield4」をプレイしていきます。

 

Battlefield4には、サウンド設定で

 

「サラウンド」という、もう狙っているかのような設定項目があります。ここを「ステレオ」から「サラウンド」に変えたとたん、すでに音響が変化しています。


実際にプレイして、一番効果があると感じたのが「敵の足音」。

 

FPSは、いかに敵に気づかれずに先に発見するかだと思います。こちらは安全に、敵を確実に仕留める。これが鉄則。

 

開けた場所だと、周囲を警戒したり「MAV」と呼ばれるラジコンのようなデバイスを飛ばしたりして索敵警戒をできます。ところが、狭い屋内だとそうはいきません。出会い頭にやられることもしばしば。

 

そんなとき、このヘッドセットを使っていると確実に敵の足音が聞こえます。今までスピーカーでプレイしていると、手榴弾や戦車の大砲が起こす爆発音に紛れて聞こえていなかったであろう敵の足音が聞こえるから警戒することができる。

 

先に敵を発見できると生存率が上がり、キルレート(倒した数と倒された数の比率)が上がりスコアも上がる。

 

慣れてくると、敵の足音だけではなくいろいろなことが分かるようになります。戦車のキャタピラ音の大小でだいたいの距離がわかるし、もちろん爆発音もその大小が判断の対象になります。

 

今までのオーディオ用ヘッドホンでは、変に重低音だけが強調されて迫力はありましたが「画一的」な音でした。

これが、やはりサラウンドの効果なのでしょうか。

 

では、どれだけサラウンドの効果があるのか。いろいろとプリセットを変えて実験してみました。

プリセットには

 

・シューティング
・アクション(?)
・格闘
・レース

 

と用意されています。

もちろん、今まではダイヤルでは一番上でした。

 


実験した結果、私が一番「イイ!」と感じたプリセットは、なんと

 

 


レース

 


でした。


「シューティング」は、レースと比べると音の広がりはありますが自分の銃声がどこか遠いような気がしました。

一番近くで発しているはずの音が、遠くから発砲しているように聞こえてしまいます。

 

「アクション」は、シューティングをちょっと柔らかく滑らかにした感じの印象を受けました。

 

「格闘」は、音の広がりよりもそれぞれの音がハッキリ聞こえる感じ。

 

そして「レース」が、一番低音が効いてメリハリがあるように感じます。

 

 

 

「臨場感」という意味では「シューティング」や「アクション」の方がいいのでしょうが、自慢の大径ネオジウムマグネットが震えるほどの重低音に包まれてゲームに没頭できるのは、やはり「レース」でした。

 

 


意外な結果となってしまいましたが、あくまで私が受けた印象。人それぞれ違うでしょうし、それだけ大きく音の変化があるのがこのユニットの優れたところともいえます。

 

「音のレビュー」という、実は一番難しい内容であるレビューでしたがとても多機能なコントロールユニットがあるおかげで、とてもすべてを伝えきれないほどのボリュームでした。

 

付属の説明書がとても簡素なため、実際に使ってみた感想をまだまだお伝えしたいのですが、それをしてしまうとただの「写真付き説明書」になってしまいますので省略します。

 

特にドライバーの導入もいらず、簡単に設定できてとても効果を発揮する。

 

今まで使ってきた激安のヘッドホンとは違い、まさしく「ゲーミング」と銘打たれたゲームのためのヘッドセットは

 

「日常から離れて別世界に没頭できる」

 

とても優れたデバイスでした。

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