英Piriform Limitedは11月25日（現地時間）、システムクリーナーソフト　　　「CCleaner」のメジャーバージョンアップ版となるv5.00を正式公開している。　　　　「CCleaner」は、Windows XP/Vista/7/8/8.1とその64bit版に対応する寄付歓迎のフリーソフト。現在、PiriformのWebサイトなどからダウンロード出来る。　

（「インストールされたソフト」）

　「CCleaner」は、不要になったOSやアプリケーションの一時ファイルなどを削除出来る、一般的に「システムクリーナー」と言われるソフト。シンプルで使いやすいユーザーインターフェイスや、対応アプリケーションの多さなどから、10年以上に渡ってユーザーの絶大な支持を集めている老舗ツールだ。

　最近のバージョンでは、「レジストリの不要エントリを削除する機能」や「余計なスタートアッププログラムを解除する機能」に加え、バックグラウンドでアプリケーションを監視し、必要に応じて自動でクリーニングを処理を実行する「モニタリング機能」などを備えている。（場合によっては、これが「ウザい」と不評。スタートアップから削除しましょう！）

（「スタートアップ削除機能」）

　メジャーバージョンアップとなるこのバージョン5では、初回リリースから大きな変更もなく受け継がれて来たインターフェイスデザインが残念ながら大刷新され、Windows 8.1やWindows 10を十分意識したデザインとなっている。

（「デュープリケートファインダー」）

　「最近流行のフラットでモダンなデザイン」と言えば言えるが、はっきり言うと「平坦で味気の無いデザイン」とも言える。ボタンの配置などは基本的に旧バージョンを踏襲しているので、従来の立体的デザインに慣れたユーザーでも多少は使い辛いが何とか馴染める。

　また、内部的にもパフォーマンス向上のために設計が見直されており、「システム復元の処理」や、「エラーの検出処理」、「レポート生成処理」などが改善されていると言う。「Google Chrome」に関して、「スタートアップ項目の検出処理」が改良された他、「プラグインの管理機能」も追加されている。さらに、Windows 8/8.1/10ではより最適化された64bit版バイナリが利用可能だ。

　たいして変わり映えはしないが、早目に慣れておくのも良いかも知れない…。