山手線や中央線（E電区間）、横浜線といった黒字路線は、シフト勤務やフレックス制が浸透してきた現在でも、相変わらずの激混みで、さらなる増便やバイパス線が求められているが、ローカル線ってキビシイ。バスのように地域のスポットの流行廃りで路線を変えるわけにもいかないし、線路部分は固定費として大きく経営にのしかかる。最近では安全性の他に快適性も求められ、安くはない車体のリニューアルもしていかなければならない。大都市部以外のローカル線、とくにターミナル駅と観光地を繋ぐ路線は、到着後の行動範囲などの問題からどんどん自家用車に置き換えられ、乗客は激減。固定費が突出して多い業界のため、利用者の減少は経営にダイレクトに響く。

長野新幹線も停車する長野県上田市の上田駅から信州最古の温泉といわれる別所温泉の最寄り駅、別所温泉駅までを結ぶ、上田電鉄別所線。この路線もかなりキビシイ。かつて、利用者減少によって何度も廃線の危機を迎えて、でも地元住民の反対運動があり、長閑な風景をバックに電車が行く風情溢れるそのたたずまいを惜しむ旅行客などの後押しもあって、国・県・市の補助、親会社東急電鉄の支援などを受けて何とか繋いでいる．．．そんな状況。

そんな別所線を存続させるために活動していた上田市市役所職員有志による「上田市アイプロジェクト」。彼等は陳情書提出や議会での議論以外にもいろいろなシカケを作って別所線を応援していた。別所線の車両達をモチーフにしたキャラクターを作って商品などにも無料で使えるように開放したり、紙模型が作れる展開図をホームページで公開したりもした。そんな中別所線存続を訴える萌えキャラも設定される。地元上田市在住のイラストレーター宙花こより先生のデザインで設定されたのは、「別所線存続支援キャラクター 北条まどか」。

このキャラクターの描かれた限定回数券や記念乗車券、さらにパスケースやスマホスタンドと言ったキャラクターグッズも販売されて、結構がんばってる。

そんな上田市アイプロジェクトとPLUM（株式会社ピーエムオフィスエー）がコラボして3D化したミニフィギュアがこちら。先日PLUMの本店直売所ともいえるPLUM SHOPで拿捕。

宮あゆこ先生の描く「諏訪姫パラドックスシリーズ」とは少し異なるタッチのミニフィギュア。

宮あゆこ先生とはチョイ違うタッチ

パーツ的には3点。ベースに何も書いてないのは寂しいな．．

特徴はなんと言っても螺旋状のぐるぐるヘアー、アホ毛つきｗ

収まりきらないアホ毛がぴょいんと．．

こういう立体的な後ろ髪。ぐるぐ～るｗ

そして設定的に、「不思議な力を持つ魔法少女」。

これは上田市アイプロジェクトの企画した沿線紹介Web絵本「別所線きっず！ものがたり」の主人公であった彼女が最後に光玉を黒竜に返す時に授かった力らしい。当時小学生だったまどかの6年後の姿、というのがこのフィギュアなわけ。

手に持つナゾステッキはそういう意味。

手に持つサクラステッキは変身用のアイテムで、時々上田電鉄駅務員に変身しているラシイ．．．(^^ゞ

でもどっちかというとそっちの制服姿の方がよかったなー←制服フェチ？ｗ
ひらっとしたスカートだけどスパッツはいてるので、み・え・ま・せ・ん！