上戸彩。今でも活動を続ける女優・タレント。現在は結婚もして、やや表舞台への露出が少なくなった彼女だが、もともとはアイドルとしてデビューしたため?、歌も歌っていた。その彼女の2作目が本作。
デビューシングル「Pureness」も含めて曲を提供したT2yaカラーともいえるが、20世紀末はやった小室哲哉系(エイベックス系)のビートが効いてドン!という曲作りで、メロディラインはおまけ?みたいな感じちょっとノれてない感じ。
「kizuna」はAメロとサビとの落差が大きいな。メロディは同じながらストリングス中心のリズムレスのサビから始まる構成だが、続く前奏が曲中と同じウチコミバリバリのハードなもので、一転Aメロに入ると生ギター音中心でドラムレスのバラード風のものに。調も違うのでなんか二つの曲をくっつけたみたい。彩もなんか歌いにくそう。
TRFっぽいダンスチューンは「tears」。Aメロの最後が長調解決になるのが小室っぽくって懐かしい感じだなー。彩の声は伸びやかで悪くはないけれど、良さもあんまり...
「Pureness -million plug style remix-」はデビュー曲「Pureness」のトランス系ミックス。歌は1小節単位にサンプリングされ、バラバラに再生されるので、ダンスには良いけどありきたりのアレンジだなー。
付属するのはDVDではなく、CD-R。ただPVが入っているわけではなく、ジャケット撮影のメイキング映像と、彩のインタビューにスクリーンセーバー、さらに「本人からメールが届く」という期間限定キャンペーンの申し込み用メルアド...これはコアなファンにはよいかもしれないけれど...(^^ゞなんか4曲(うち1曲は表題曲のカラオケなんで仕方ないとしても)入ってるんだけれど、(特に2曲目と3曲目が)印象が同じであんまり訴えてこない。彩の声質から考えると、多少ありきたりでダサくなってしまうかもしれないが、もう少しポップス系のものを入れた方が良かったのでは...
あとこれ、コピーコントロールCD(CCCD)。ただ、今回レビューのための聞き直しで問題なくPCで再生できた(CyberLink PowerDVD9使用)。う~ん、あのときのコピーコントロールCD騒動ってなんだったんだろう?あれで音質落として正直にCD購入している層に不利益を被らせて、でもやり方次第では当時の機材でもコピーできたし、現在のようにダウンロード販売がかなりの比率を占めるようになるとCDから苦労してリッピングしないよね。まあ、それによってこの作品の価値を上げ下げするわけではないんだけれど、レッドブック(CDの規格書)に載っていない仕様を表す、車両通行止めの標識を裏返したような矢印のCCCDのマークを見る度にカジュアルな曲での再生方法の限定はアーティストのためにもならないとも思うアイテム。
この作品、購入後の再生回数が極端に低いのも同傾向の曲で1曲聴けば良いな..というのに加えてくだんのCCCDの問題もcybercatの感覚に影響しているのかもしれません。
【収録曲】
<CD>
1. kizuna
2. tears
3. Pureness -million plug style remix-
4. kizuna -instrumental-
<CD-R>
・ジャケット撮影メイキング
・インタビュー
・スクリーンセーバー
「kizuna」
-
購入金額
1,260円
-
購入日
2004年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。