レビューメディア「ジグソー」

何十年も変わらない完成された露出計といえばコレ!

単体で使用するタイプの世界標準的なアナログ露出計です。


レトロ感のあるアナログなダイアルが印象的


 通称スタドラ(セコニック・スタジオ・デラックスの略、ただ私は普通に露出計と呼んでいた^_^;)と呼ばれている入射光式の露出計で、中判カメラを使い始めた頃に中古で入手したものです。


付属品類も全部引っ括めてケースに収納できます。


裏側、何となくスカラベっぽい。。。?


裏側のプレートは真ちゅう製でレリーフ状になっています。


 初めの頃は測り方を覚えるために、これだけを持ってあちこち測って回ったり、サブで使っていた35mm判の一眼レフカメラに内蔵している反射光式露出計と比較したりして、色々と勉強させて頂きました。


持っているだけでプロっぽいですよねw


 その後、ミノルタのフラッシュメーターIIを使うようになって、使用頻度は激減しましたが、本製品の良いところは、何と言っても電池不要なところなので、使わずとも予備として必ず携行していました。


最近のモデルもパッと見はほぼ同じ、ただしL-28cはボタンが単機能なのです。
今のは指を離してもホールドされない機能が付いています。


 どういう仕組みで電池不要なのかは分かりませんが、今でもちゃんと動きます。ただし、数値が正しいかは微妙ですが、、、

 ※調べてみたら「セレン(セレニウム)」の光起電効果を利用したものだそうですが、毒性があるので現在は使用が制限されているそうです。(結局よく分からなかった^_^;)

 

 詳しい使い方は端折りますが、測る目的に合わせて受光部のアタッチメントを交換します。通常の入射光を測る場合は「光球」というタイプを取り付けて測ります。


受光部の光球(上)と白色平板(右下)、光角度板(左)の3つが付属しています。

 Highスライドと呼ばれる板は、受光部分に差し込んで使用します。屋外など強い日差しの下で測った時に針が振り切ってしまった時などに使用します。これはよく使うので、背面に収納スペースがあるので、普段はそこに入れています。


この場所からHighスライドを奥まで差し込んで使います。


使わない時はこの隙間にスルっと収まります。よく考えてあるなぁ。。。


 当時は若かったので、このアナログでナビタイマーの航空計算尺のような感じがちょっと古くさく感じられて、新しいデジタルのものに憧れていましたが、今見るとこの感じがたまらなく良いですね〜


こういった道具は傷もまた味わいに見えるところが良いですよね〜


 年を取ったからというのもあるでしょうけど、これはまさに完成されたカタチと呼べると思います。というか何十年も前に完成していたというのが素晴らしいですね〜

 

 そして、使い方を忘れてもSEKONICのホームページで取扱説明書をダウンロードできます。初期のものから現行品まで、大抵の取扱説明書が保管されているので非常に助かりますね!


首が回るのも重要なポイントで、どんなところでも無理なく測れるようになります。



 今はもう使うことはないですが、古いカメラとともに大切に取っておこうと思っています。


このケースもなかなか良い感じになりました^_^;


 それから、これとほぼ同型の「L-28c2」というモデルもある筈なのですが、現在は何故かウラ側のアルミパネルを残して行方不明になってしまいました^_^;


本製品とL-28c2のアルミプレート、外れた?外した?うーん覚えてない^_^;
アルミの方が耐久性があるみたいですね。奇麗なままでした。

◇追記(2014.10.08) この露出計には磁石が入っています。

 原理的には受光部(セレン光電池)で受けた光によって発電されて、そこに繋がっているコイルに電気が流れて磁気を帯びます。そして磁気を帯びたコイルが本体に入っている永久磁石と引き合ったりあるいは反発することで針が動く仕組みらしいです。(大雑把ですが...)

 なるほどな仕組みなのですが、この内蔵されている磁石が意外と強力です。試してみたら、見事デスクの引出しウラ(底)の鉄板にくっつきました。もしかしたら、こうやってどこかに張りついたまま、行方不明になったとか・・・


あまり意識したことがありませんでしたが、意外と磁力が強力でした。

  何にしてもカバンなどに直接入れるとPCとか磁気カードなどに悪影響を及ぼす可能性があるので、多少距離が離れるように何かに包む等の配慮が必要になりますね。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

16人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • たっつぁんさん

    2014/10/08

    懐かしいです。家にもありました。
    しかし、当時小学生だったぼくは使い方がさっぱりわからず、フィルムの箱にある大雑把な露出目安を参考に撮っているうちに、露出計なしでも露光時間がわかるようになってしまいました。

    室内の人工光撮影では本領を発揮するでしょうね!
  • izappyさん

    2014/10/08

    たっつぁんさん、

    私が子供の頃使っていた一眼レフ(ペンタックスSP)はアナログの
    露出計が内蔵されていたので、それを頼りに撮っていました。
    なので単独の露出計は大学生になるまで使ったことがなかったです。

    長くやっていると露出計無しでも大きく外すことはなくなりますよね。
    逆にカメラ任せ(オート)だと思いきり外す時があって焦りますね^_^;
  • Picardさん

    2014/10/08

    私も、最近までスタジオデラックスを使っていました。

    どうしても、ストロボメーターが欲しくなり、同じセコニックの、フラッシュメイトを購入してから、新しい方を使っています。
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