DACやアンプ基板を製作する場合に必ず必要となるのが電源基板です。
いろんなタイプの基板がありますが、私の場合、LM317/LM337を良く使っています。
古い半導体ですが、こんな記事もあります。
「電圧レギュレータの種類と特徴」
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2015/03/ldo-23b6.html#more
LDOが必ずしも良いというわけでもないことが、示唆されていますね。
さて、そのLDOで人気があるのがTPSA4700ですが、
・低ノイズであること
・可変で簡単に出力電圧を変更できることと、可変領域が広いこと
・1Aまで許容できること
などが人気の秘密かもしれません。(個人的に)
TPSA4700を使った電源基板やDC-DC可変電源基板はこれまでも使ってきました。
やなさんも同様の基板を頒布しているので、今回、入手してみました。
この基板は、電源基板として
・コンパクト
・デュアル電源(正負、正×2の選択可)
と、藤原さんの基板とは少し違ったポイントがあって、P2D基板や4490DAC基板との組み合わせがしやすいと思っています。
また電源基板が増えますがw
今回のシステムリニューアルに合わせて導入することにします。
2015.12.05
とりあえず、仮組みしてみます。
SiCがまだ必要数到着していないので、製作はもう少し後になります。
TPS7A4700のはんだ付けが鬼門です(汗)
ところでこの基板、
IVアンプ基板とサイズが同じなので、この基板の下に重ねて置けますね。
結構な高さになるのが玉に瑕ですが。
2015.12.13
いよいよ電源が必要になったので、組み立てます。
と、完成です。
例によってTPS7A4700はQFNなのでとてもはんだ付けがシビアです。
サーマルパッドのはんだ付けなど、過去に経験したのでやり方はわかるんですが、
予断を許しません。
この基板、藤原さんの同様の基板よりも少し凝った作りになっていてEMIフィルターを搭載できたり、正負電源にも正電源×2でも使えます。
今回、整流用ダイオードはSiCを使いました。
基板裏面
出力電圧は、裏面のディップスイッチで設定します。
1.4V+α=Voutとするよう、αの部分を調整してゆきます。
今回は、3.3Vが欲しいので、
1.4V+1.6V+0.2V+0.1V=3.3V とします。
あとは通電し、電圧のチェックをして完成です。
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購入金額
2,500円
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購入日
2015年12月04日
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購入場所
やなさんの頒布
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