Inateck社のEC3001です。
「USB 3.0 タイプAオス- タイプAメス ケーブル」との事ですが、最大の特徴はケーブルがフラットである事。
一般的にきしめんケーブルと呼ばれている類の平たいケーブルです。
パッケージはシンプルです。USBケーブルですから質実剛健で。
コネクタ部にUSB3.0の文字が見えます。
ケーブル幅は広く、そして厚みは薄く。
フラットケーブルなので厚み的には極細のUSBケーブルよりも薄いです。
ケーブルを取りまわす際に、ケーブルの厚みが邪魔になる場合もありますが、フラットケーブルなら限られた隙間を通すのにも便利ですね。
ケーブル長は1.5m。
デスクトップPCのリアコネクタから延長するのに良い長さです。
DELLのAlienware X51 R2に繋いで使用します。
X51はフロントにUSB3.0ポート2口、リアにUSB3.0ポート4口およびUSB2.0ポート2口、という構成になっています。
フロントは抜き差しして使用する物に、リアは固定して使用する物に。
リアにはキーボード、マウス、ゲームパッド、プリンタの4つが刺さっています。
まぁ、全部USB2.0機器なのですが……
そんな訳で実際にリアで空いているのはUSB3.0ポートが2口のみ。
その片方にEC3001を接続します。
今回はIOデータのポータブルハードディスクHDPD-AUT500Wを用いて、フロントのUSB3.0ポートに直接繋いだ場合と、延長ケーブルであるEC3001の先に繋いだ場合とで性能差が生じるかを確認します。
また、EC3001の先に同Inateck製のUSBハブであるHB4008を繋いで、そのHB4008にHDPD-AUT500Wを繋いだ状態でどうなるのかも確認します。
X51にHDPD-AUT500Wを繋ぐと、Hドライブとして認識されました。
ボリュームラベルはHDPD-AUTです。
EC3001経由でHDDを繋いだところ。
そしてEC3001にHB4008を繋いだ上で、さらにHDDを繋いだところ。
このような状態で計測を行いました。
そして結果。
拡大しないとグラフが見えませんが……
計測時の誤差程度の違いは見られますが、基本的に全て同じと言っても良い結果になっています。
と言う訳で、延長ケーブルであるEC3001についても、HUBであるHB4008についても、これらを用いる事による転送速度への影響は無い、と言えます。
なお、流石にEC3001+HB4008の状態でHDDを接続した場合、電力不足によるHDDの瞬断が生じていました。
当初ベンチ計測にCrystalDiskMarkを使用したのですが、計測途中で漏れなくエラーが発生して中断するという状況に陥りましたので、CrystalDiskMarkではなくHD Tuneを用いての計測に切り替えました。
そのHD Tuneでの計測もHUB経由での計測時は同様にエラーが発生しましたが、何度かやると成功したので。
これについてはCrystalDiskMarkやHD Tuneはもちろんの事、HUBやHDDにも問題がある訳では無く、単純に元々ギリギリのバスパワーで動作しているHDDを、僅かながらとは言え電力消費するHUB経由で使用した事でHDDが必要とする電力量を下回る場面が出てきた、と言う事です。
まぁバスパワー駆動のHUBに、バスパワー駆動のHDD繋ぐ、なんて無茶な使い方は普通はしませんしね。
今回は手持ちの機器の中での実験的行為と言う事なので……良い子は真似しないでね!(w
CrystalDiskMarkの方が落ちやすかったのはHDDにかかる負荷がCrystalDiskMarkの方が高かったからでしょうね。
と言う訳で〆を。
Inateck社のUSB3.0対応延長ケーブルEC3001、フラットケーブルで取り回しが良く、かつ速度低下も起こさない信頼性の高い製品であると思います。
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購入金額
0円
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購入日
2014年09月12日
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購入場所
レビュー用にInateck社より提供して頂きました
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