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ウィリアム・テル序曲第5番は「ローンレンジャー」のテーマ(青春の思い出シリーズ NO.12)

 

 ウィリアム・テル序曲第5番は、テレビドラマの「ローンレンジャーのテーマ」に使われていた。ローンレンジャーが白い馬に跨り疾走する映像にピッタリだった。

 

(映像はテロップのみだが高音質)

 高校のブラスバンドでは、「序曲」や「難しい行進曲」も普通に熟していた。ただ、自分自身では大学を前に「将来の行く末」を深く考えるようになっており、「音楽家への夢」は諦めていた。この頃からラジオを良く聴くようになり、「電子工学」にも興味を持ち始めていた。自身では、何となく「電気関係の技師になろう」と決めていた…。ただ、同じ「ラジオ」でも、「ラジオを使って仕事をする立場」にも憧れていた。
 また、音楽では、「一人でも演奏出来るハーモニカ」を良く練習するようになった。合唱部のキャンプでは、たった一人で「楽団」を買って出て、「マイムマイム」や「オクラホマミクサ」などを、もちろん暗譜で演奏した。その辺のアピールは我ながら上手で、キャンプには音楽プレーヤーも持って行ったが、自然の流れでハーモニカの伴奏だけになっていた。踊るのも大変だろうが、ハーモニカの演奏も重労働だった筈だが、「息切れした覚え」は無い。若い頃は健康そのものだった。
 ブラスバンドでも「ウィリアム・テル序曲第5番」は演奏していた。「ハーモニカ」でも一人で演奏出来た。一部、「半音」が必要な部分があったので、「C♯」のハーモニカをもう一本重ねて持って瞬時に入れ替えて演奏していた。実際、「トンボの複音24穴」だったと思うが、各調子の40本ぐらいは持っていた。特別変わった和音(V7和音)の出せるハーモニカは市販されていないので、自分でリードをヤスリで削って作った。

 そもそも、「ハーモニカで序曲」なんて演奏する奴はあまり居ないたろうし、ハーモニカを改造する奴なんて日本に何人も居ないだろう。かなりの「おたく」で、これをPCの趣味に例えると、「OCやCPU交換」以上の物となる。「マザーボードを設計して基板を起して自作する位」かも知れない。演奏の方も、「メロディーを演奏しながらコードを刻む物」から、「分散和音を入れながらメローディーを奏でる」と言う「上級テクニック」もマスターしていた。「ハーモニカの演奏」の音楽的評価には諸説あると思うが、言ってみれば「エンブレム入りのアイコン」か「proマーク入りアイコン使用」に匹敵すると思う。
 ま、自慢はこの位にして、とにかく懐かしい曲なのである。この曲の他に、「序曲・偉大な望み」と言う曲も良くブラスバンドで練習し、もちろん、ハーモニカ1本でも一人で練習した。どちらも、とても懐かしい曲だ。
 「40本のハーモニカ」は、自分が病気をした時に家族が全部捨ててしまったらしい…。今、手に入れるのは難しいだけに、残念な事だ。
 

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