初めてこの会社の正式名を知った時、ちょっとした感動がありました。
「日本圧着端子製造株式会社」
なんと、こういう端子の専業の会社なのです。
この国を代表して圧着端子を作ることを高らかに宣言するかのような社名!
端子を作る会社は、JST=日本圧着端子製造株式会社だけではないはずですが、社名に意気込みのようなものを感じます。
【端子やコネクタは大切】
たしかに、電線をつないでいく時には、こうした端子を端子台に付けていくのが最も合理的です。
線どうしを絡げてテープで巻いただけでは、不安この上ないことは明白です。
配電盤の中でハンダ付けするなど不確実だし誰にでもできることではありません。
その点、圧着端子なら、専用工具を用いてだれでも安全確実に作業することができます。
もちろん、この会社は、Y端子や丸端子だけではなくて、基板間をつなぐ様々なコネクタを作っています。組み込む製品の内部で電気的に良好な状態を保ち確実に接続しつづける。目立たないところで活躍する大切な部品です。
【思い出】
かつて、わたしが転職で右往左往していた90年代、JSTの海外拠点要員の求人がありました。
結局応募せずじまいでしたが、あのころとロゴも社名も変えずに今でも電気電子業界の縁の下の力持ち的に繁栄している会社なら、応募しておけばよかったのかもと思ったりします。
【こんな専業会社も】
社名のことで、思い出しました。
80年代の終わりころだったか、大阪の電話帳で「〇〇黒板拭き製作所有限会社」というのがありました。「黒板」ではなく「黒板拭き」です。黒板を作るかたわらで作るか、ふとん屋さんなどが本業の他に片手間に作るのだろうという先入観があって、黒板拭きの専業メーカーということが衝撃でした。今でも営業されているかはわかりません。
【この端子のこと】
2-5A ・・・ 2sq の電線用、M5サイズの端子に取り付ける、ネジ止め部の形状記号が「A」
Yじゃなくて、なぜAかわかりませんが、ほかに、閉じた形の丸型は「R」となっています。
丸型のは「丸端」です。端子台のネジが万一緩んでも、線が外れてしまうことがなく安全です。
Y端だと、ネジが緩む=外れる なので不意の緩みには注意が必要ですが、付け外し作業はラクです。
(100個入り)
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購入金額
600円
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購入日
2014年07月頃
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購入場所
西山電子部品・秋葉原
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