先日掲載したオーディオテクニカ製インナーイヤーフォン、ATH-IM02ですが、これは標準添付のイヤーピースが欠品していたものでした。
元々イヤーピースは色々組み合わせを試してみようと思ってはいたのですが、比較試聴するための出発点として、出荷状態の組み合わせが欲しいと思いました。
実際に出荷時と完全に同じものかはわからないのですが、オーディオテクニカの製品情報に記載されているスペアイヤーピースがこのシリーズであったため、とりあえず用意してみました。
私の耳は左右で結構形が違うようで、片側ずつMサイズ・Sサイズを使い分けるのが正しそうなのですが、とりあえずは間違いなく耳に収まるように小さめのSサイズを選択してみました。
オーディオテクニカの汎用タイプであるだけに、大抵の販売店に在庫が用意されているという入手性の良さは魅力です。
高域の勢いの良さの一端はここにある
ATH-IM02に実際に装着した際の音質については、同製品の拙レビューをご覧いただきたいのですが、とにかく勢いよく高域が耳に飛び込んできます。
質が比較的良好なのでまだ救われるのですが、やはりもう少し高域が大人しくなってくれた方がまとまりは良くなります。いくつか試した中では、バランス的に良好だったのはソニー製のノイズアイソレーションタイプや、ComplyのS-200(注.ATH-IM02の推奨サイズはS-400ですが、手持ちのS-200でも使えないことはなかったのでこれを試しました)といった、高域を多少吸うタイプのものでしたからね。
念のためATH-IM02以外の製品と組み合わせた場合についても検証してみました。高域が刺さってくるような傾向のある、Philips Fidelio S2です。
すると、比較的高域が出て来やすいと思っていたFidelio S2標準添付のシリコンイヤーピースと比べても、もう一段高域の勢いが増してきました。WALKMAN NW-A16との組み合わせでは聴いていて疲れるというレベルです。
ATH-IM02自体もじゃじゃ馬ではありますが、その特徴をより際立たせていたのはイヤーピースだったのかも知れません。ATH-IM02を店頭で試聴した際の印象も確かにこの傾向だったなと感じましたので。
もっとも、メーカー純正ということは基準点となるべきものですから、まずはこれで使った上でどの方向に持っていくかと考えるための土台として有用といえるでしょう。
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購入金額
494円
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購入日
2015年11月26日
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購入場所
ケーズデンキ
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