レビューメディア「ジグソー」

銅製ヒートシンクの特製エンジニアリング・サンプルを試す

編集中です)

カワソーテクセルは、もともと電気の絶縁に使われる碍子を作る長い歴史のあるメーカーで、その金属溶接技術を応用して特注のヒートシンクも作っているらしい。Core i7-4790Kのレビューのためにカワソーテクセルの銅製ヒートシンクを購入したところ、社内にPC好きの方がいらっしゃってCPUクーラーのエンジニアリング・サンプルを作っていると伺い、早速お願いしてみたら快く貸して頂けることになった\(^o^)/

カワソーテクセルのヒートシンクは、企業秘密の流路設計による均一な冷却を謳っており、金属表面の加工精度にもこだわっているという、CPUごときの冷却にはオーバースペックかなという面がなきにしもあらずだけど。

お借りしたサンプルはSABERTOOTH用にカスタムデザインされており、かなり大きいため乗らないマザーも多いと思う。Z97M OC Formulaは、電源周りのコンデンサのヒートシンクとメモリソケットの間にぴったし収まるサイズだった。ただし取り付け穴の位置は全く違うので、ヒートシンクを乗せた上から約1Kgの重りで押さえることにした。
Z97M OC Formulaとヒートシンクサンプル
Z97M OC Formulaとヒートシンクサンプル


Core i7-4790Kはレビューの際に結露で逝ってしまったが、Z97M OC Formulaはかなりのダメージを受けながらも生き残ったので、前回レビューさせて頂いたCore i7-4770Kをオーバークロックして、特注ヒートシンクの冷却性能を探ってみた。
CPUソケットとCPUファンの電源ソケットの間に広範なダメージが
CPUソケットとCPUファンの電源ソケットの間に広範なダメージが



検証したシステムは、

・マザーボード ASRock Z97M OC Formula
・CPU Intel Core i7-4770K
・メモリ Corsair DDR3-2-000
・電源 サイズ KAMARIKI rev.B 380W
・ケース ダンボール

Intel Extreme Tuning Utility 5.1 のストレステストとベンチマークを走らせ、温度変化をIntel純正の空冷ファンとカワソーテクセルのサンプルに氷冷水を循環させたシステムで比較した。結果は、
ストレステスト中の温度変化グラフ(Intel ETU)
ストレステスト中の温度変化グラフ(Intel ETU)

氷冷では、2コア2スレッド(hyperthreadingオフ)では最高4.7GHz (BCLK 100 MHz)、温度は86℃まで上がり、4コア4スレッドだと最高4.6GHz(BCLK 100MHz) で、温度は100℃まで上がった。
4.6GHz, VCORE 1.36V, 2コア2スレッド
4.6GHz, VCORE 1.36V, 2コア2スレッド

4.7GHz, VCORE 1.35V, 2コア2スレッド
4.7GHz, VCORE 1.35V, 2コア2スレッド


CPUのトータルTDPで、氷冷システムの冷却性能は110W程度まで対応できるということが分かった。
  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2014年08月18日

  • 購入場所

8人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから