【布団】≡ヾ(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ ｺﾝﾊﾞﾝﾜｰ♪

■経緯
「自転車で遠出してみたい！」と思って今の自転車に買い替えてから
出先で困ったことにならないようにコンパクトなマルチツールを購入

で、
20年程前に十徳ナイフのようなグリップ部にビットが畳み込まれているようなタイプの
携帯工具の使い難さは身に染みているので、
使い勝手がコンパクトさの犠牲になっていないと思われる
Ratchet Rocket RX を買ってみました。

■仕様（公式からひかせていただきます）

ラチェット ロケット RX スペック

・ クローム バナジウム スチール ラチェット ツール / 強化スチール ビット
・ ラチェット レンチ (早回しソケット付)
・ キーレンチ ： 2、2.5、3、4、5、6、8mm
・ チェーン ツール ヘッド用 5mm キーレンチ (固定)
・ T25 “Torx” レンチ
・ (＋)ドライバー
・ チェーン ピン ツール (6mmキーレンチ内側)
・ アノダイズド アルミ タイヤレバー (2本)
・ 900デニール ポリエステル ケース付属(チェーンツールヘッド収納ポケット付)
・ L100 x W38 x H18mm
・ 120g

詳細な情報はメーカーサイトでご確認ください
http://topeak.jp/tool/tol15300.html

■使用感

さて、topeak　と言えば数々の目から鱗的なアイデアに元ずく
サイクリスト向けパーツ、アクセサリ、工具類を幅広く展開している
台湾に拠点を置くディベロッパーであります。

今回レビューを書くRatchet Rocket RX　を
3年程使っていますが損耗や破損はありませんでした。

実に隅々までアイデアを詰め込んだ製品にもかかわらず
こんなにもコンパクトで使い勝手が損なわれていないのは
すばらしいと思いました。

クロームバナジウムのラチェットハンドルは一コマが小さく
工具をあまり振れない狭い場所でも有効です。

付属するビットは大凡、出先での使用頻度を考えて絞り込まれ
大概の小さなトラブルは解決可能だと感じました。
またこのハンドルの柄の後端にビットを挿して使う事も出来ます。

私などは物ぐさでガレージでの整備の際も、
奥から大きな工具箱を引っ張り出すのが億劫なとき
Ratchet Rocket RX　で大体の作業をこなしてしまう事が出来、
先にも書きましたが非常に使い勝手が良く愛用しています。

唯一気になるのが金属製のタイヤレバーで
金属製ゆえにタイヤビードやリムを傷つけてしまいそなのと
レバーの短さゆえあまり力がかけられない、ではと思い
元から持ってるパナレーサーのパンク修理キットに付属する
樹脂製のタイヤレバーを使っています。

でもこの金属製のタイヤレバーは別の使い方があるのです。
六角形の穴にビットが差し込めるので、
ラチェットで本締めはご法度かつ躊躇いがあるため
こいつで大トルクをかけてしっかり締めこめます。

実はT25のトルクスはこれしか持っておらず
おにゅうのMavicにディスクローターを組みつけるときにも
Ratchet Rocket RXで作業しました。

別売りとなりますがチェーンツールヘッドを
本体に接続して運用という形態を採る事で
コンパクトさと使い勝手の良さを両立しています。

ビット収納部カバーのヒンジ側にチェーンピンの収納部があるのも
ポイント高いですね。

■総括
全てを収納して付属のポーチに収めると完全に
掌にすっぽり納まるサイズでありながら、
使い勝手の良さや強度、耐久性を犠牲にしておらず、
詰め込まれたアイデアは機能を阻害することなく
製品として完成しているのは秀逸だとおもいました。

他メーカーが追従して2匹目3匹目のどじょうが現れないのが不思議
やはりカーボンロード、チタンパーツ信仰の多いサイクリスト界にあって
携帯工具いえども軽さは正義なのでしょうか？
でもコイツもたったの120gですよ・・

元整備屋から言わせてもらえればいくら軽くとも
工具として使えないのはＮＧです。
TOPEAK Ratchet Rocket RX　は買って良かったと思える
かつ、人にも本心から「これは良い」とお奨めできる製品だと思いました。