2013年4月。グアム転勤直前に公開された『アイアンマン3』。
「アイアンマン」3部作の完結編とされたこの作品は、歴代仮面ライダー勢揃いならぬ、42体のアイアンマンが揃い踏み、乱れ撃ちするという、なんとも豪華で夢のような映画であった。
日本のサブタイトルは「さらば…アイアンマン」。
アイアンマンというパワードスーツを得てヒーローとなった男が、傷つき悩み葛藤し、生身の人間として愛する者のために戦う姿を描いた異色の作品でもある。
フーディの生地やZIPフライなど細部にわたる高度な再現度。自作武器が装着できるバックパックまで手抜きなしの精密な造り込み。
ロバート・ダウニー・Jr.そのものの顔の造りにも驚かせられるが、付属アイテムを含める全体のクオリティの高さに、所有する喜びとでもいうような満足度とともに、眺めているだけで惚れ惚れしてしまう。
国内メーカーに果たしてこれだけの水準のモノが望めるのだろうか。
映画を愛する心とともに、モノ造りに対する飽くなき探求心と熱い職人気質がつたわってくる作品だ。
トイズなのだろうけれども、大量生産する芸術品とも言えるのではなかろうか。
物語後半、ホームマートで買い揃えたアイテムで自作した武器をバックパックに詰め込んだトニーが、単身敵地に潜入するシーンを再現したフィギュア。
上の写真のように、アーマーの一部を装着して飾っていると横から息子に、
「このシーンではサングラスをしていないし、腕時計も悪いヤツに壊されちゃっていたよね?」と鋭い指摘を受けてしまった。
「アベンジャーズ」での戦闘による精神的な後遺症に苛まれていたトニーが、葛藤のすえに立ち直り、アーマーで武装したアイアンマンとはまた異なる、人間トニー・スタークとして戦う姿を描いたところに、この作品の魅力があるのだと思う。
そしてそんなシーンを作品化するところが、なんと言ってもこのブランドの素晴らしいところかと思う。
トニー・スタークが自宅にやって来た感。
ロバート・ダウニー・Jr.の肖像権をクリアーした、本人さながらの顔の造り。
まるで実物のような眼球や髭、生々しい傷など精巧に再現。顔が命ともいわれるフィギュア。
ホンモノが家に来た感が満喫できる。
蘇るあのシーン
もちろん、箱から出したそのままでも充分に飾り応えのあるフィギュアなのだが、差し換えパーツに含まれるパワードスーツの一部を装着して、劇中のワンシーンを蘇らせることが可能なのも大きな魅力。
ホンモノさながらのバックパックをはじめ、トニー自作の小道具類やキャラクターものの腕時計など、ファンをニヤリとさせるような小物も充実している。
うれし過ぎてちょっとぶら下げすぎちゃいましたか…。
フーディの下に着ているTシャツは劇中同様、敵役キリアンの会社のノベルティ。トニーの胸にはアークリアクターが埋め込まれており、もはやお約束のLED発光ギミックが付いている。
この新聞は何故か息子の超お気に入り(笑)
目を近づけて懸命に読もうとしておりました。
映画、アメコミ、トニー・スターク好き、必須アイテム
…と言い切ってしまおう。
ホットトイズからは過去にもトニー・スタークがいくつかリリースされているが、おそらく最も出来が良いモノではないかと思う。
スターク社長といえば、ブルース・ウエイン氏同様に隙のないスーツ姿がもっともそれらしいとも言えるのだが、だからこそこのフィギュアのコレクター性が高いのではなかろうか。
アメコミファンはご家庭に是非ひとつ。
もうオモチャの域を超えています。
昨日息子とこっそり購入しクローゼットに忍ばせておいたのだが、仕事から帰宅すると、食卓テーブルの上にその勇姿を曝されておりました。
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購入金額
0円
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購入日
2015年11月08日
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購入場所
亜津さん
2015/11/11
机の上に人が立ってるようにしか見えません(笑)
vingt-et-unさん
2015/11/13
久しく会っていない友人にこの画像をLINEしたら
「それおめぇーか?」・・・て。