筆者のような「単電源しか扱えない & 正負電源アレルギー」な電子工作初心者でも比較的扱いやすい(と思われる)演算増幅器、もといオペアンプ、NJM7043Dです。4個で200円!
フルスイングってのはどこぞの会社のOpAmp製品で言うところの"Rail-to-Rail"と同じ意味らしいです。つまり出力電圧の範囲が入力電圧の範囲ほぼすべての範囲まで届く電気的仕様を備えた製品です。
Galileoを使っての試作機
の周辺機器、音声ユニットに搭載する音声合成LSI
からの信号増幅用に買いました。トランジスタ
を使った簡易アンプより気持ち音が良いような気がします。
JRCこと新日本無線の製品です。JとRはJapan Radioなんだと思うけど、最後のCは何の略なのか気になってます。
初期のオペアンプのように、正負両電源を必要とせず、単電源でも動作するのがポイントです。
動作電圧が1.8~5.5Vと、まるで筆者の使用用途に狙ったように作られています(というか選んで買ったから当たり前だ(^^;))ので、マイコンとの相性もバッチリ。電池駆動もできそうですね。おススメです。
但しGB積は0.8MHzと、あまり高くありません。13kHzまでは40dBの増幅率ですが、そこから先は徐々に下がって、3.5MHzあたりで0dBになります。
同社のMUSESシリーズが10MHz台なのと比べると、一桁違いますね。(オーディオ用のオペアンプと比べるのもナンセンスですが(^^;))
実は、筆者はまだオペアンプについて完璧に理解していません。増幅率が半端じゃないオーダーのレベルになるように設計された差動信号増幅器、としか理解できてないです、ハイ。
#理想オペアンプという概念があるらしいです、そいつは増幅率が無限大なのですが、そんなの作れっこないですね、ええ。
興味深い点はピンの配置です。
オペアンプはピン配置がある程度共通ということをつい最近知ったのですが、この石(2chオペアンプ)は4ピンがVss(V-)で8ピンがVdd(V+)です。
(17年1月12日注記:Vss,Vdd,Vccはいろいろと混乱の元なのであまり詳しくは述べません。)
何も考えずにインデックスの無い方の対角線上ピンを見れば電源が分かるなんて、工夫されているんだなぁ、と感じました。
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購入金額
200円
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購入日
2014年08月12日
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購入場所
秋月電子通商
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