アメリカの筆記具メーカー「クロス」の回転式ボールペンです。
ボディカラーは大きな括りでブルーとなっていますが実際には「紺色」です。
我が家の筆記道具入れからほとんど未使用の状態で発掘されましたw
おそらく何かの記念といったタイミングで頂いたものだと思いますが、私としては貰った記憶が無いため妻のものではないかと推測します^_^;
本製品は、1946年にクロスの創業100周年を記念して誕生したクロスの代表的なセンチュリーシリーズの「クラシックセンチュリー」と呼ばれるモデルのボールペンです。(写真は形状や費用面の凹凸が分かるように多少明るめに加工してあります。一番上の写真が本物に近い色です)
クロスのシンボルであるコニカルトップと呼ばれる円錐形の天冠部分
発売から60年以上も経っている超ロングセラーシリーズですが、そのスリムなシルエットは当初からほとんど変わっていないようで、デザインだけでなく内部構造についても完成度の高さを感じますねぇ。
シュッと細くなるスリムなシルエットが魅力です。
ただ、ロングセラーであるがために私のような素人には製造時期の特定が困難で、我が家にあったものがいつ頃に作られたものなのかは全く分かりませんでした^_^;
真ちゅう製の軸にザラザラした塗装(?)が落ち着いた風合いと程よいグリップ感を生みます。
唯一製品上の手がかりとしては、クリップ部と本体に刻まれたロゴの違いがあります。現在のロゴは正体の「CROSS」ですが、私が所有しているモノはロゴが長体で前後に「・」が付いた表記「・CROSS・」となっています。
ネットで調べてみたところ、1999年にブランドマークが変更されたという内容がありましたので、それ以前のものという事になります。
天冠部分の軸側(クリップの反対側)にもよく見るとロゴが...
製品以外の部分では、私が結婚した頃には既にあったであろうという推測していますが、結婚後に貰ったということも考えられなくもないので、この記憶はあまり当てにならないでしょう^_^;
そんな訳で製造年は不明ですが、少なくとも15年以上は経っているということは分かりましたので、とりあえずそれで良しとしますw
さておき、
クロスの筆記具には「機構上永久保証」という保証がついているそうです。
ZIPPOのライターなどにも同様の保証がついていますが、要するに通常の使用状況で機構上の破損や不具合が発生した場合に無料で修理してくれるという制度です。クロスの場合は1949年からこの制度が導入されているそうです。
実際に修理に出す事は稀なのかも知れませんけど、こうした保証制度があるだけで気分的に安心ですよね。
本製品において特徴的な機構というと回転繰り出し式の機構が挙げられます。
キャップがないボールペンとしては、回転式かあるいはノック式といった大きく分けて二種類のペン先を繰り出す方法があると思いますが、本製品は前者の回転式で、ペン先の繰り出しが完了するまでに360度回転させる必要かあります。
私が持っている他の回転式ボールペンは90度から180度程度の回転で繰り出されるものが多く、大抵は軽快にクルっとひとひねりするだけで動作が完了しますが、本製品については回転させるのにある程度力を入れる必要があり、回転途中で少なくても一回は持ち替えないと動作を完了できません。
愛用の回転式ボールペンの中でも圧倒的なスリム感
動作のクイックさにおいては他のものより劣ると思いますが、本製品の場合は繰り出し途中で動作を止めてペン先の出具合を調節することができるという特徴があります。私が所有する回転角度の少ないものはどれも途中で止めるとペン先がクリッと元に戻ってしまいます。
このような半端な出具合でもこのまましっかり書けます。
この回転部分の機構がどうなっているのか分解して見てみようと思いましたが、口金部分が簡単に外れなかったので、確認することができませんでした。まぁ、そんなに複雑な機構ではないと思いますが…
簡単に分解できるのはここまででした。。。
ちなみに初期のクラシックセンチュリーはキャップ式だったようです。(欲しい...)
ボールペンの書き味は長期間放置していたせいもあってボチボチですが、リフィル交換すれば本来の書き味が味わえると思いますので、それはこの次の楽しみとして取っておきたいと思います。
若干カスレ気味です。インクは「黒」なのかな?どちらかというと「紺色」寄りです。
細身のボディに細いチップの組み合わせはとてもエレガントな感じがしますが、折角なのでガンガン使って「機構上永久保証」を利用してみたいと思いますw
■製品仕様
□機構:ボールペン
□サイズ:約132mm
□軸径:約7mm(クリップなどを除いた本体の最大幅)
□重量:約17g
□カラー:ブルー(クリップや口金などはゴールド)
なぜ今まで埋もれていたのかは謎ですw
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購入金額
0円
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購入日
2014年08月07日
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購入場所
hatahataさん
2014/08/07
初めてブランド物のボールペンを買う時、パーカーとどっちにするか考えたんですけどねぇ。
パーカーにしちゃいました。
ブランドモノのボールペンなんて2本しか持っていませんけど、両方パーカーで。
でも、もしまた、買うとなると選択肢に入っちゃいますね。見た目だけで。
izappyさん
2014/08/08
パーカーも好きですよ!
中学生くらいの頃に父親が買ってくれたもの(ハワイのスーパーで買ったらしいw)を長く愛用していました。パーカーはクリップ部分に特徴があって良いですが、何より書き味が抜群に良かった記憶があります。
クロスはまだ使い込んでいないので何とも言えませんが、パーカーのような強い主張は無いものの、さりげない感じが逆に良い気がします。
hatahataさん
2014/08/08
そうそうさりげなさ。シンプルで特徴がなさそうなのに、持っているとわかりますもんね。
人が手帳をとりだして書き込むときに、目について おっ!というよりも あ。という感じ。
伝わらないかも(笑)
izappyさん
2014/08/08
父親は船乗りでしたので、ハワイへは仕事で年に何回か行っていました。
パーカーでもピンキリだと思いますが、私がもらったのは数百円で売っていたものではないかと思います。ただ、中学生の頃はあまりボールペンを使う習慣がなかったので、愛用していたと言いつつもインクを使い切った記憶がありませんw