レビューメディア「ジグソー」

改版で使い勝手が格段に向上

既にRaspberry Pi 2 Model B(以下、2B)が主流になっている現状でRaspberry Pi 1 Model B+(以下、B+)を記事にするのはイマイチな気もしますが、それなりにメリットがありますのでご紹介します。

まず、Raspberry Pi 1 Model B(以下、B)との違いについて。この差はかなり大きいです。
CPU・メモリは、Broadcom BCM2835(1core,700MHz,512MB)と変わらない(B初期ロットはメモリが256MB)ものの、外部I/Fが洗練されました。

 

ケースに入れてヒートシンク2個を追加
ケースに入れてヒートシンク2個を追加

 

まず外観的なところで、起動メディアであるSDがmicroSDに変わりました。
Bを見るとSDが基板からはみ出しているのが分かります。そのため、私はわざわざショートサイズのmicroSD→SD変換アダプタを購入して目立たないようにしました。

 

左からB.Rev1、B+、2B
左からB.Rev1、B+、2B

 

それがmicroSD化されたことで、設計段階ではみ出しがなくなったことになります。
次にビデオ出力とオーディオ出力の端子。Bではそれぞれ黄色のコンポジット端子と3芯のピンジャックになっていました。これもケースからはみ出て、不細工な印象に感じます。
これが統合され、4芯のピンジャック(ビデオカメラ等に搭載されている端子)になりました。外部スピーカを使用する人にはデメリットかもしれませんが、私はオーディオを使用していませんし、HDMI経由で音を確認しているため、不要なコネクタが小さくなったことは歓迎です。

 

左からB.Rev1、B+、2B
SDとビデオ端子がなくなっただけでスッキリ


次に外部I/Fについて。
もっとも大きなところはUSBでしょう。Bで2ポートだったものが、B+で4ポートに倍増しました。
キーボード・マウスをつなぐと満員御礼だったところが、HUBがなくてもBluetoothドングルとWi-Fiドングルを追加するということができるようになりました。
外部I/Fというか内部I/Fというか、拡張ピンヘッダが40pinに増加したことも特筆です。Raspberry Piはマイコンボードの位置付けですので、何かをつないで動かすという点からするとポートが増えることはありがたいです。
ポートが増えたことで、今まで隠れされていた(ピンに出ていなかったため使えなかった)機能が使えるようになりました。具体的にはSD-I/Fがもう1チャネル使えるようになったはずです。

 

USBが増えました!
USBポートが増えました!

 

そして、私が気に入っている、もう一点。
先に書いたUSBですが、電源供給の上限があがりました。これまで500mAを超えるとボード自体にリセットが発生していた(リセッタブル・ヒューズが1A)ものが、許容量をアップ(ヒューズは2A)し、1ポート辺りの出力が1.2Aまで向上しました。
これにより、電力消費の大きいHDDやUSBサブモニタでも動作できるものが増えてきました。
なお、初期状態では1ポートあたり500mAになっているはずですので、config.txt等でリミッタを外す必要があります。
電源部分のヒューズが容量アップしたため、B+から電源供給してモータ・サーボを動かす等にも余力ができたはずです。

 

 

 

最後に、2Bとの違いについて。
外観・外部I/Fについては、ほとんど変わりません。基板の上に載っているICが異なるくらいです。
ですが、CPU・メモリ周りがB+→2Bで格段に向上しました。
CPUはBCM2836(4core、700MHz)、メモリは1GBになりました。CPUはコア数が増えただけと思うかもしれませんが、コアがARM11(ARMv6)→Cortex-A7に刷新されており、それだけでも大分早くなっています(のはず)。

では、なぜB+を使うか?買ってしまったのだから使わないのは勿体ない、ごもっともです。
それだけではなく、マイコンの場合、一概に「大は小を兼ねる」というわけではないからです。
そこまでパフォーマンスを要求しないのに、性能の高いマイコンを使っても、無駄になる場合があるのです。
これが何万台も作る製品だった場合、無駄×何万台のお金が飛んでしまうわけです。
個人の趣味で使っている分には気にする必要はないわけですが...。

そういう畑出身の私ですので、そういうところは気になるわけで、例えばリッチな画面でブラウザを立ち上げて云々、というようなことをするなら2Bが良いでしょう。
センサの値を読んで通信で飛ばしたり、モータを動かしたり程度なら、何もそこまで早くなくても良いと思います。

また、消費電力も公称値ではあるものの、Bが700mAだったのに対し、B+が600mAに減っています。
2Bが900mAと格段に上がったのに対してアドバンテージがあります。
基板自体の消費電力が上がっているということは、外に供給する(USBとか外部ピンとか)電力がその分少なくなるわけです。
こういう具体的な値が見えると、“無駄”の感覚が分かるのではないでしょうか?

 


というわけで、現在所有する5種のRaspberry Piを適材適所で使おうと思います。
で、このB+は何にするかというと、まだグレーです。GUIを搭載せず、webサーバを立上げ、監視カメラにしようかとは思っています。
実際に、動体検知のカメラ(motion)を立上げ、仮運用していたこともありますが、それだけでは面白くないので「それ+何か」でもっと面白いこと or 実用的なことをしたいと思っています。
そのためのカメラも購入済みなので、方針的には確定と言ったところでしょうか。


 

近いうちに「こんなことをやってます」の報告ができたら嬉しいです。

  • 購入金額

    2,300円

  • 購入日

    2015年09月07日

  • 購入場所

    ヤフオク

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