水銀・鉛を使っていないソニー製の酸化銀電池(ボタン電池)です。
愛用の腕時計(ルミノックス3051)に入っていたRENATA社製「395」の代用品として購入した互換電池です。近所のコンビニや100均一等では扱っていなかったことから、汎用というよりは、腕時計などかなり限られた場所でしか使われていないのかも知れません。
日本製ということなので、品質面は特に問題ないと思われ(信じて)ます。今回購入したものは使用推奨期限が2016年3月となっていました。
酸化銀電池とは
+極に酸化銀、−極に亜鉛(ゲル化状態)、そして電解液として水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムといったアルカリ水溶液を使用した一次電池です。
うーむ、よく分かりませんが、そういう電池ですw
本製品は、亜鉛が電解液と反応して水素が発生するのを防ぐために用いる水銀と鉛の代わりに腐食抑制剤などを使っているので、環境に優しいのだそうです。
特徴としては、放電時の電圧特性が安定しており、末期まで電圧降下が少ないということです。また、経年劣化が少なく長期保存(使用)に耐えることから、腕時計などのように小電力で数年間にわたって使い続けるようなモノに向いているとされています。
なるほど...w
本製品は『SR927SW』という型番ですが、末尾の「SW」水溶液に水酸化ナトリウムを使用しており、軽い負荷で長時間使用することを考慮したものなので、まさに腕時計に最適な電池ですね。
公称電圧は、1.55Vでアルカリ電池の1.5Vよりも0.05V高いのですね。フリー百科事典によると、アルカリ電池のLR44を使う機器に酸化銀電池のSR44を使うのはOK(0.05Vの差は問題無し)ですが、その逆をすると機器が正しく作動しなくなるおそれがあるそうです。。。
あぁ、そういえば昔使っていたニコンF3(一眼レフ)の電池がSR44で、なかなか売っていないものだから、ついついLR44を入れていたことがあります。特に不具合無く動いていたと思うけど、もしかしたら。。。
時計への組み込み
ボタン電池は+側と−側を指でつまむと、人体が負荷になって、それに対応した大きさの電流が流れて少なからず電池容量を損失するらしいので、折角の容量を少しでも無駄にしないためにも、電池交換の際は電池を指でつまむのは止めて、プラスチック製のピンセットを使いました。
古い電池を、
外周側にスライドさせて外し、
電池をプラスチックピンセットでつかんで、
新しい電池をセットします。これで終わりw
まぁ、交換する数秒間で流れる容量はたかが知れていると思われ、時計の動作時間にしたらどのくらいなのかも分かりませんが、気分的な満足が重要なので、とりあえず良しとしましょうw
当たり前ですが、交換したらすぐに時計は動き始めましたよ^_^;
RETANA社製の395が4年持続したので、次の交換も4年後と思いたいところですが、容量や放電特性が全く同じなのか分からないし、時計自体の劣化などで負荷が大きくなる可能性もあるので、こればかりは何とも言えませんね。
ただ、このようにモチモノ登録しておけば、次の交換の時にどのくらいの期間持ったかが分かるので、忘備録として役立ちますね。
ちなみに私が所有している他のクォーツ腕時計は、電池交換する度に電池の持ちが悪くなっているような気がしています。。。
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購入金額
162円
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購入日
2014年07月頃
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購入場所
中村時計材料店
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