”お手軽OC”で、パワーアップを実感せよ ~前書き~
言わずと知れた「Haswell Refresh」シリーズで最上位のCPU。
同じ型番ながらKなしの「i7-4790」とは違い、コードネームが「Devil's Canyon」と
呼ばれ別格のものとなっている。Kが付く、ということは、OCしてもいいんだよね!?
パソコンは空冷であるが、手軽にOCできるか、やってみた。
上記レビューにあるように、マシン構成は以下のとおり。
■マシン構成
ケース:クーラーマスター CM690 III
M/B:エイスース Maximus VII HERO
CPU:インテル i7-4790K@4.0GHz(定格)
CPUファン:サイズ 虎徹(空冷)
メモリ:24GB(DDR3-12800)
GPU:エイスース STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5
電源:コルセア RM850
SSD:システム用1台(Intel SSD 730 240GB)
HDD:データ用1台(2TB)
光学ドライブ:外付けUSB DVDマルチ
OS:Windows8.1 Pro 64bit
ポイントは、CPUファンの虎徹が、空冷ながらどこまでがんばってくれるか。
更にCM690 IIIに搭載したケースファンが、それをどこまでフォローできるか。
そこに注目していきたいと思う。
※OCするにあたり、「過酷な程の高負荷を長時間掛ける」ソフトでの完走を目指すのではなく、
※常用で止まらずに使えるか、負荷は各種ツールや実際にゲームなどをして確かめる程度とする
<使用ソフトウェア>
- Call Of Duty: Advanced Warfare(マルチプレイにて数回対戦プレイ)
- MSI Afterburner(CPU温度 測定用)
- ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
- 3D Mark(Steam有料版)
<測定内容>
- ベンチマーク結果(FF14・3D Mark)
- CPUの温度測定(MSI Afterburner)
- 動作時の消費電力測定(ワットチェッカー)
”お手軽OC”で、パワーアップを実感せよ ~AI Suite 3設定編~
OCにあたっては、ASUSの純正ツールである「AI Suite 3」にて設定を行った。
起動すると出てくる「Dual Intelligent Processors5」の設定には3種類の設定がある。
・4.4GHz (標準:問題なし)
・4.6GHz (微増:熱は大丈夫かな?)
・4.8GHz (倍プッシュ:空冷では限界かも?!)
この3種類のどれかを選ぶと、まずはシステムを再起動し、その後は
最適化するよう電圧やファンの回転数など、調整を自動で済ませてくれるのだ。
試しに、4.6GHzにすると、電圧なんかも勝手に調整してくれている。
普段、BIOS・UEFIなんかで設定したりするのがWindows上からできるのはとても便利。
こんなにお手軽にOCができるようになるとは驚きである。
※以後、テスト編へ続く。
※執筆中
結論から言えば、4.8GHzでは「FF14ベンチ」を完走出来なかった。
他のレビューを観てても、4.8GHzから急に発熱が凄くなるようだ。
雑多な目的で組むなら最適解
LGA1150で組むなら間違いなく目指したい所。
上位機種にLGA2011-v3があるが、一通りそろえるには値段が倍ほど違う。
それに、多コアであるLGA2011-v3のマシンを組むということは
割と目的を絞っているということでもある。
目的が、ゲームしたい、エンコしたい、動画観たい、ネットしたい、といった雑多な場合には、
小回りの利く、LGA1150で組むのが良いだろう。
その時に真っ先に出てくるCPU候補がこれで、どんな用途にも満足のいく結果となる。
価格上昇はキツいね
ここのところ、パーツの値段は上昇傾向にある。
特にこのi7-4790kは夏ごろから比べると1割は価格上昇している。
基本、下がる一方のパーツにしては珍しい。
なので、既存のCPUで不満が無い人が無理して買うCPUでもない。
あくまで、一から組む人にとってはメリットがあるという感じだ。
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購入金額
36,690円
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購入日
2014年10月28日
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購入場所
PCワンズ 通販
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