引掛シーリングと呼ばれる照明器具用の「コンセント」です。
古い照明器具は、天井から出ている2本の単芯電源ケーブルを筐体内部にある所定の引込孔に
差し込む仕組みでした。
この引掛シーリングが世に出たのは1978年のことらしいですが、一般家庭に広く普及しだしたのは 少し後になってからだと思います。
給電と固定を受け持つ
天井などから直出しされている電源ケーブルを、この器具に取り付ける作業は電気工事士の資格が必要です。
但し既に引掛シーリングが取り付けられている状態で、照明器具自体を交換する作業は、電球の交換に等しい扱いなので、それに資格は必要ありません。
引掛シーリングは、電源を供給するだけでなく、それ自体が照明器具を吊り下げ固定する役目も負う構造です。
その重量は3キロ以内と決められていますので、流通する製品はそれに準じています。
例外的に木枠やガラスを用いたペンダントを吊り下げる場合は、チェーンを併用しつつ電源ケーブルも太いものを使うことで対応しています。
それでも10キロを越える製品には非対応することが定められています。
いずれにしても天井側内部の梁や、素材自体の厚みなどを考慮しつつの作業が必要です。
アース指定は無いので、器具と器具の間に方向性は存在しません。
所定の切込みに照明器具側の金属端子を挿入し、20度ほど捻ることで導通と固定が確保されます。
その後、ほぼ密封されますので長期に渡って確実な導通が確保できます。
照明器具側も、引掛シーリング側も、単線電源ケーブルを抜く時には、導通孔横にあるスリットにマイナスドライバーの先端を差し込むことで、嵌合を緩めることが出来る仕組みです。
電気工事士の資格が必要な作業ではありますが、電源ブレーカーもしくは電源スイッチを落としておくことさえできれば、非常に簡単な作業です。
電気屋さんに依頼する時に発生する工賃と、実際のお仕事内容の相関関係を知ることも大事ではないでしょうか。
パナソニック電工
関西ではパナソニック電工(松下電工)以外の製品を見たことがありません。
関東では東芝や日立製の引掛シーリングがあるのでしょうか?
壁コンセントも関西は全てパナソニックですよ。 多分、いやしらんけど〜。
引掛シーリングには他にも丸型やいくつかのバリエーションがあるようですが、見えない場所で働くこいつは、このイチバン安価な製品で充分ですし お得だと思います。
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購入金額
118円
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購入日
2016年頃
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購入場所
ケーヨーデーツー
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