アクリル製のショーケース…なのだが、背景が付属している。
知る人ぞ知る…かどうかは判らないが、あの「ソフマップ」ロゴ背景付きなのだ！

外箱は白いダンボールで特にソフマップ背景云々とか書いてない。発売直後（というか発売日？）に買いに行ったせいか、値札らしい値札も作られておらず、店員さんに「背景つきのケースってコレですよね？」と思わず確認してしまった。

セット内容はアクリルケース・土台・背景の3点。ケース自体はシンプルなアクリルケース。透明度はさすがアクリル。土台は光沢のある黒いプラスチックである程度反射する。

工作精度はそこそこで、私が入手した個体はカドが1箇所接着しきれていなかった。そのせいか付属の背景とサイズのチリがあわず微妙にゆがむ。

ある意味メインディッシュの背景。当初製品写真を見た時はどうせ厚紙か何かだろうと思っていたが、しっかりとした樹脂でできており、光沢がある。このサイズのアクリルショーケースとしてはさほど高くないのにこのしっかりとした背景はうれしい誤算。

背景だけの自立も可能。というか土台には背景を抑えるような部分はない。いくらアクリルケースといえど撮影する時はアクリルが邪魔になるのでしっかりと単独で背景が自立できるというのは重要なポイントだろう。

サイズは公式サイトによると幅20cm*奥行20cm*高さ25cm。面積が広いので1/6フィギュアも入りそうな気がしたのだが…

ご覧の通り高さが足りない。使用したのはコトブキヤの水着シルファ。水着でそれっぽいポーズしているから手持ちで一番ソフマップ背景が似合うと思ったのだが、実に惜しい。同じくコトブキヤ1/6ミルファも身長オーバー。くそぅくそぅ。どうでもいいけどなんで1/6イルファでねえんだよ。

ただし同じ1/6でも座ったりかがんだりしたポーズのものなら25cm四方という広い面積でしっかりと収められる（写真は1/6片瀬雪希）。逆に直立でも身長がちょうどいい1/8フィギュアの場合、フィギュア自体が髪の毛やら羽やらぶわあああ！だったり、動きのあるキメポーズでもしてないとちょっとスペースがあまり気味で寂しいかもしれない。

当然ねんどろいど（アイリ）ではチョコんと孤独な状態になってしまう。

しかし撮影用の背景としてはスケール感の少ないチェック模様。小さいフィギュアでも案外「あのイベント会場」っぽくなるし、身長が足りないフィギュアなら背景の下に箱でも置いてかさ上げしてその部分をフレームアウトすればやっぱりそれっぽくなる。そこまでしてソフマップのイベント会場にこだわる意味は判らないが、こういうよく判らない製品大好きですハイ。

という訳で色々撮ってみましょう。

ALTERの1/8イルファ。1/8サイズなら何も考えずに撮影可能。但しこのイルファは直立ポーズなのでいざ展示用にするとスペースがあまり気味。

先ほど頭がはみ出してしまったコトブキヤ水着シルファ。背景をかさ上げした状態。

やっぱりこのポーズと水着姿はまさにソフマップのアレ。どうみてもアレ。

お次はボッチ感あふれてしまっていたグッドスマイルカンパニーねんどろいどアイリ。アップにすれば問題ない！

ご覧の通り妙に反射する土台なので、へたするとぱんつがみえてしまう。

逆にそれを利用するのも楽しい（何

なんかちょいと前のキャラクターばかり撮ってる気がするんですが、最近フィギュア買ってないもんで…という訳で今流行りの艦これな…

ピットロード 1/700菊月＠いただきもの。艦これの方の菊月が立体化してたら上から下まで舐めるように撮影しているところだが立体化する気がしない。ウォーターラインスケールの艦船の場合軽巡洋艦が限度か。というかソフマップ立ちとかできない。

ああ、サイズもちょうどよくてポーズも取れるコがいたじゃないか！

コトブキヤ1/72 ローゼンタール CR-HOGIRE

ヴァリアブルインフィニティシリーズのACにはちょうどいいサイズだが、なまじ艦船と違って人型なせいでソフマップ背景に妙な説得力がでてしまう。いかんそいつには手を出すな！

お次はエルザたん。

いやもう自分でも何したいか判らない。VRAMがチラリズムを演出。

エルザって名前のキャラクターはいたしフィギュアも持っているんだが、残念ながら取り出すのが大変な場所にしまわれてしまっているのだ。

ちなみにソフマップのイベントをイメージする場合はこれまでの写真のように背景のカドがそれっぽいが、真正面に1面だけ使っても十分それっぽくなる。

こんな感じだ。

という訳で撮影なら大抵のフィギュアに使えるが、いざ収めておくなら繰り返しになるが「動きのあるポーズの1/8フィギュア」「羽や髪で占有容積が大きい1/8フィギュア」か「座りポーズ等で全高が低めな1/6フィギュア」がオススメだ。すぐに出せる位置にそんなものあったっけ…

すぐに出せるフィギュアだと1/8クラウディアさんだな！

素晴らしいソフマップイベント感。

問題はグラビアイベントのアミューズメント館やアキバソフマップというより、PCパーツやらOSを扱っているリユース総合館にしか見えないということか。

という訳で、背景をはずせば普通のアクリル展示ケース、背景を使えばあの撮影会ごっこができる遊べるケースです。そこに魅力を感じる人間が世の中に何人居るかは判りませんが、私はすごい楽しいです。