レビューメディア「ジグソー」

本格的数式処理システムを手のひらに。

理系で工学部の方なら使う機会が少しくらいはある(あった)はず、有名な数式計算ソフトのMathematica 10 Pilot版(先行配信版)です。
Raspberry pi

を買って、公式のDownload center
から最新の「Raspbian」をダウンロードしてSDカードにイメージを書き込むとMathematicaがバンドルされた環境が手に入ります。
お試し版なんかではなく、ちゃんとしたフルセット版です。

都合上Activation codeを隠してますが、ちゃんとした正規版です。
都合上Activation codeを隠してますが、ちゃんとした正規版です。


ラズパイを買う前に 言っておくッ! 

おれは今 奴の潜在能力を ほんのちょっぴりだが 体験した

い…いや… 体験したというよりは まったく理解を 超えていたのだが……

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「おれは ラズパイにLinuxを入れていたと
思ったら いつのまにかラズパイ用Linux上にMathematica 10が入っていた」

な… 何をしているのか わからねーと思うが

おれも 何をされたのか わからなかった…

頭がどうにかなりそうだった… wgetだとかaptitude installだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…


(引用ネタ終わり(^^;))

もはやその筋では超有名なソフト(他にもMapleとか、数値解析ソフトではMATLABなんかですかね。どれも高額です><;)です。
また、Mathematicaとは関係ありませんが、数式処理という点において関係がある物で、数式処理を実装したハードウェアとしてはTexas Instruments社製のTI-92なんかが挙げられます。
他にも高級な関数電卓にも実装されていますね。筆者はあまり高級な関数電卓を持っていない(持ってても使いこなせない(←))ので多くを語れませんが(^^;)
・・・これ以上語ると私の抜け具合が露呈してしまう(ぉぃ)のでちょろっとだけ解説。

In[1]:=
と表示されている状態で数式を入力し、Shift+Enterを押すと計算が始まり、Out[1]=のエリアに結果が表示されます。
例えばこんな感じ。

y=x^2を x
y=x^2を x

 までの範囲でプロット。]
In[1]:=のくだりはBNF記法になっているんですね。


プロットだけじゃなく、数式の展開や解を求めることもできます。

いちいちRaspberry piを繋げたTVからXを起動してMathematicaを起動していては手間がかかる事この上ないので、筆者の使い方としては使うときだけVNC経由で使う、或いはxrdpを入れてWindowsのリモートデスクトップを使うと便利です。

このように、非常に安価にMathematicaが入手できる時代になりました、いやはや、いい時代になりましたね・・・といいたいところですが、ちょっと待った!!世の中、そうそう旨い話はないわけで。
思い出してみてください…Raspberry piのCPUを。
確かARMv6l 32bit 700MHzでしたよね…。





はい、勘のいい方ならもうお分かりかと思いますが、お察しの通り計算速度が滅茶苦茶遅いです。
しかしながら、Raspberry piボードとSDカード(最低でもその2つと電源アダプタとmicroUSBケーブルとキーボードとマウス、後述のように家内ネットワークに繋いで常時稼働計算機として使うならLANケーブル)、というかなり低価格な値段(フルセットでも1万円以下でしょう)でこの有名な数式計算ソフトが手に入るメリットはやはりおススメです!


余談ですが、このソフトがバンドルされるコンピュータは往年のNeXT以来、2度目だそうです。
メジャーな電算機へのバンドルとしては初めてではないでしょうか。(決してNeXTがメジャーじゃないというわけではないです、ただ単に筆者が実物を見てないだけです。)

また、少し話は逸れますが、つい最近、Raspberry piのSoC、BCM2835上のGPU、VideoCore IVのドライバ開発移植コンテストが開催されたようです。

また、Raspberry pi財団は先日、Raspberry piに使われているのと同じBCM2835を使い、SODIMMパッケージに収めたCPUユニット基板、"Raspberry pi compute module"を発表したので、それを複数台使うと処理速度が上がるかもしれません。
また、Wolfram社がRaspberry piだけのためにやってくれるとは思わないので期待していませんが、GPU部分のVideoCore IVのアクセラレーションを利用すれば実用的な速さになりそうです。

おっと、同類項まとめられるのに入力ミスorz 最初の項は(3x+3)^2でしたね(^^;)
おっと、同類項まとめられるのに入力ミスorz 最初の項は(3x+3)^2でしたね(^^;)



最後に、高校生諸君はこのソフトで宿題をやらないように、なんつって。(^^;)
といっても、Expand関数で展開しても途中の式は表示してくれないので検算用には役に立つかもね。(実は検算のために自分も上の式をガリガリ解いたのは秘密だ。)

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2014年04月頃

  • 購入場所

    http://www.raspberrypi.org/downloads/

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