レビューメディア「ジグソー」

優秀ではあるが、英雄と呼ばれるには、まだ早い。

諸君 私はPCゲームが好きだ。

諸君 私はPCゲームが好きだ。

諸君 私はPCゲームが大好きだ。

 

そんな、パソコンでゲームをすることが、好きで好きでたまらない私が、

2014年時点で最新規格である「Haswell Refresh」と「Z97チップセット」を採用したパーツを

用いてゲームパソコンを組むにあたっては、勿論、大好きなASUSのROGシリーズマザーボードを

選ぶつもりでいた。

 

条件は

  • CPUのi7-4790Kに見合うこと
  • ATX対応のマザーであること
  • できる限り高機能であること

本当ならば最上位の「Maximus VII Formula」も選択候補に入れたかったものの、

価格差がありすぎるために今回は見送り、Maximusシリーズ2番目のラインナップとなる、

「Maximus VII Hero」を選んだ。

 

更に下位のラインナップである「Maximus VII Ranger」の仕様が非常に似ていて、

ASUSさんの、この微妙な違いはなんで?どっちか1つに纏めても良かったのでは?!

というくらいに一見した違いが無いので、正直迷った。

※SATAの数、LANの仕様?とCPU周りの電源関係に違いがある程度

 

で、迷った私は、いつものやり方

 

「せっかくだから俺は高い方を選ぶぜ」

 

というわけで上位のものを買ってしまう。単純な思考の持ち主である。

  

 

上記レビューにあるように、こいつに組み込む各パーツは、下記の構成とした。

 

■メイン自作機

モニタ:東芝 レグザ 42Z1

ケース:クーラーマスター CM690 III

M/B:エイスース Maximus VII HERO

CPU:インテル i7-4790K@4.0GHz(定格)

CPUファン:サイズ 虎徹

メモリ:24GB(DDR3-12800)

GPU:STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5

電源:コルセア RM850

HDD:システム用1台(1TB)

光学ドライブ:外付けUSB DVDマルチ

OS:Windows8.1 Pro 64bit

 

CM690 IIIは寸法もしっかり出されていて、非常に組みやすいために

MicroATXケースの時のような、ケーブルの取り回しが厄介だとか

そういう苦労話も何もなくアッサリと組み終わった。

 

時間にして30分も掛かってないだろう。

光学ドライブも非搭載(外付け)で、内蔵はHDD1台だけなのですごくシンプルだ。

※SATA1本しか使っていないのでRangerでも良かったかも(しつこい)

 

 

使い出してからの印象。

 

「ド安定」

 

そう書きたかったんだけどな~。実はそうでもない。

 

Windows8.1の所為なのか、はたまた他のパーツ、マザーボードなのかは不明だが、

電源関係でのトラブルが時々発生するので、ゲーミングマシンとして安心して

使えるようになるまで調整するのに1,2ヶ月は掛かってしまった。

 

そのせいで、以前使っていた「Maximus V Formula」のような

「高性能」と「安定性」を兼ね備えた印象を、この製品には持てずにいる。

 

もう少し、見極めるまでは、こいつに「Hero(英雄)」の名を与えるのは

早いだろうと感じた。(ファームなどでカバー出きればいいのだが)

更新: 2015/01/09
機能性

ほぼ全部入りだけどATXマザーでM.2は必要あるの?

Z97チップセットが掲げるほぼ必要な機能は全て入っている優等生の類ではある。

ただ、「無線LAN+Bluetooth」のComboカードが付いていないのが残念。

※なぜかI/Oパネルには、アンテナ用の取付穴があいているというのに・・・

 

「M.2 SSDスロット」の存在も気になる。CPUとGPUの間に位置しているので

組んだ後から、気軽に取り外しできるわけではない。

また、平たくて長いパーツなので、貴重な基板スペースを犠牲にしてしまっている。

果たしてATXの環境下でわざわざ採用する意味があるのだろうか。

そのスペース分でマザーの性能を上げたりできたのではないだろうか。

本文にも書いたが、そこにHeroとRangerの差を出せたのではないだろうか。

 

逆に、「Maximus VII Gene」のような省スペースで組むパソコンでは

ベストマッチであろう。全ラインナップに入れ込む理由が良くわからない。

(SSDは圧倒的にM.2以外のものが主流であるため)

 

更新: 2015/01/09
満足度

ROGシリーズでのHeroの立ち位置は微妙すぎる

「Maximus VIIシリーズ」のラインナップには

  • Maximus VII Formula(ATX)
  • Maximus VII Hero (ATX)
  • Maximus VII Ranger (ATX)
  • Maximus VII Gene (microATX)
  • Maximus VII Impact (mini-ITX)

GeneとImpactには、各プラットフォームにおける絶対的な地位が与えられているが、

肝心の上位機種でありながらHeroにはこれら製品の中での立ち位置が不明瞭だ。

(市場価格としても、今やGeneやImpactより安い製品となってしまっている)

 

これに比べ、ROGシリーズとして絶対的上位である「Rampage V Extreme」には到底及ばず、

直系の兄貴分である「Maximus VII Formula」には、完全に差をつけられている。

 

なので、所有するだけで満足できる製品とはいえないのに不満はある。

「ROGシリーズ暫定3位」というキャッチコピーが一番相応しいかもしれない。

  • 購入金額

    27,480円

  • 購入日

    2014年10月28日

  • 購入場所

    PC ONES インターネット通販

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