ナショナルのNP-CM2という古い食器洗い乾燥機を使っていたのだけど、これから寒くなるという11月頭に「うまく洗えなくなった　汚れが残ってる」と言われた。そういや自分がこの間使った時も汚れが残っていた。あらためてみてみると、確かに洗浄中の水音が小さく、音の変化がない。

どうやら緑色のノズルが全く回転していないようだ（この写真は後日撮った写真、当日はもっと汚かった）。

調べるとどうも部品の劣化や内部の汚れで水量が不足すると回転しなくなるらしい。幸い同じ機種を分解した写真があったし、自己責任だが古いからダメだったらダメだったでいいだろう精神の元、内部を開けてみた。

ノズルを引っ張って外してネジを外して背面の縦型ノズルを外して最後に残ったネジを外して底面のカバーを外す。底面のカバーは右奥だけツメで固定されているので破損しないか怖い。

ぎゃー。で、この中心にある視力検査のアレみたいな丸い部品。分水栓ってやつらしい。ここがよく壊れるようなので見てみると…！？裏面にびっしりと白いスポンジのようなものが。あまりに綺麗についているのでゴムか何かが劣化してそうなったのかと思ったがそうではなく汚れか油か洗剤のあまりかカビか何かがとにかく合体して何かを作り出していたらしい。正体は不明なのでとりあえず取り払って他の水路もごしごし掃除して組み立てなおす。

水の音は大きくなったがやはりノズルが回転している様子がない。試しに食器を入れてみたが当初よりマシになったものの一部の食器しか綺麗になっていない。

途中で撮った写真を見ると分水栓がやはり劣化して変形している。このくらいなら大丈夫なんじゃねとおもったが大丈夫じゃなかったのだ。

幸い検索したら型番が出てきた上にヨドバシで単品販売していたのでありがたくゲット。

左が古いヤツ。こんな感じで中央が浮いていたのだ。コイツに交換してさらにもう一度内部掃除。やりました治りました。頼りない水音から一変本体を揺らさんばかりの爆裂水流。ピッカピカ。

ただこれを直した後「乾燥されなくなった」と言われて分解時に何か壊してしまったかと思ったが翌週確認したら、部品交換途中に乾燥モードをオフにしていたのだがそれに気づかず使われているだけだった。