5/16追記Fidelio L1でのインプレッションを追加。
FOSTEX最新のUSB DAC&ヘッドホンアンプであるHP-A4。
この名前が示す通り、同社のエントリーDACであるHP-A3の上位機として新たにDSDに対応したものです。
113(W)x 34(H、足除く)x155( D、突起物含む)mmとコンパクトなサイズの中に基本的な機能を搭載してきたなかなかすごいやつです
前面。4つのボタンと8つのLED、Φ6.3mmヘッドホン出力、ボリュームがあります。
4つのボタンは左から入力セレクト、デジタルフィルター、ゲイン、出力セレクトとなっています。
8つのLEDは1番左が電源ランプで緑に、それ以外は入力のサンプリングレートを示し赤に点灯します。
背面。RCA出力、光入力、光出力、USB入力、ファームアップ用のmicro SDスロットがあります。
背面にはヘッドホン出力以外の入出力端子が備わっています。
micro SDスロットにはHP-A8の様な音源再生機能はついておらず、純粋にファームアップ専用の物でまだ1回も使ったことが無いです。
聴いてみる
HP-A4の音とはどんな感じなのか。
PCからのUSB入力で聴きます。
まずはAKGのQ701を使います。
このヘッドホンはアンプ側の高い再生能力が求められます。
ですが、ゲインを上げなくても難なく鳴らしきることができます。
また、Q701は中高音に特徴があるのですがその特徴が良く出てきます。
特に、煌びやかな高音がよく表現できています。
また、情報量が多く繊細な音まで逃しません。
次にFidelio L1で聴いてみたいと思います。
このFidelio L1は空気感をうまくとらえて描き出すヘッドホンですがHP-A4につなぐと特に中域の主張が強くなりボーカルのダイレクト感が高まります。また、さらに細かい音の空気感までとらえるようになります。
まさにタイトルのように”ヘッドホンの真の姿を呼び覚ます”といった感じです。
デジタルフィルターって?
メーカーによるとロールオフ特性とカットオフ周波数を切り替えるんだとか…
これだけじゃ何のことやらさっぱりです。
聴いてみると「1(ボタンが押されていない状態)」の方が「2(ボタンが押された状態)」より自然に聞こえます。
どうやら、2にすると少々高音がカットされるようです。
ゲインは上げない方がいい。
正直、ゲインのスイッチは「LO(ボタンが押されていない状態)」にしておいた方がいいです。
「HI」にしてしまうと音に雑な感じが出てしまいます。
十分な再生能力はあると思うので基本的にはLOでいきましょう。
とっつきやすさと音質の良さ
HP-A4はPCとUSB接続するだけ(windowsの場合は専用ドライバが必要)で簡単に今流行のハイレゾ音源に対応し、コンパクトながらなかなかにいい音を手に入れることができます。
「ものすごいシステムは置けないけど少しでもいい音で聴きたい。」そんな人にお勧めしたいですね。
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購入金額
39,800円
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購入日
2013年11月30日
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購入場所
eイヤホン
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