「大人が楽しめる」と書くとアダルトを想像する人がいますが、違いますよ!!!
内容はとても真面目な内容です。
続編が2013年末に映画で公開され知名度もあるので知っている人も多いと思いますが
観たことない人に向けてネタバレしないように軽く説明すると。
定番的な魔法少女アニメに見えますが、途中から面白くなってきます。
悪者登場→倒す→悪者登場→たまにピンチ→でも倒す→悪者登場→倒す→
悪ボス登場→布石残して消える→・・・略・・・→悪ボス登場→倒す
では終わりませんでした、アニメ定番の薄っぺらな正義と単純な悪ではありません。
また使われている音楽も他のアニメとは一線を画す用に思えます。
私はもともとアニメを観ない人でした。
特に深夜にやっているアニメは普通のストーリ物もあるのは判っていますが
エロ要素で釣るだけの、まともなストーリがない物が混ざっていて
特にそれに嫌悪感があり好きではありませんでした。
とまぁ自分語りをしたい訳ではなく
アニメを趣味としている人以外でもかなり楽しめますよと言いたい訳です。
物自体についての評価ですが、単巻版との比較した場合ですが
単巻版は持っていないので評価はネット上の引用になります。
単巻版の「初回限定版」と比較するとサウンドトラックが無い事や
冊子やジャケットの質で劣るそうです。
ただBOXはとてもしっかりした作りでデザインも豪華です。
しかし単巻版は既に廃盤ですので、店舗在庫にしかなくネットで調べたところ
1巻あたり約7000円以上しており、全て揃えると単純計算4万以上しますので
このBOXだと約半額で全巻揃える事ができます。
コレクションにしたい人は単巻版がおススメですが
値段も含め視聴用として購入するのはこちらのBOX版の方がおススメです。
サウンドトラックは個別で販売されているので欲しいのであればそちらで補えます。
BOXのデザイン
表面
裏面
背面
天面
収納面
合計12話の6枚が3巻のケースに収まっています。
ケースの表面、左からⅠⅡⅢ
ケースの裏面、左からⅠⅡⅢ
冊子はケース毎、つまりⅠⅡⅢの3枚です。
内容はワンシーンのカットがいくつかと、ちょっとしたあらすじ。
上段Ⅰ表面、下段Ⅱ裏面
上段Ⅱ表面、下段Ⅲ裏面
上段Ⅲ表面、下段Ⅰ裏面
私は綺麗な映像でまた観たいと思ったのでbiu-rayで購入しました。
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購入金額
20,000円
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購入日
2014年03月10日
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購入場所
amazon
Schrödingers Katzeさん
2014/03/15
真っ黒なマスコットとか。
「最初に言うと、みんな怒るから、聞かれないときはいわないだけだよ?」とか「できるわけ無いよwでも、絶対できないって確証があるわけじゃないからそういったけど?うそは言ってないけど?」とかw(意訳
まぁ…意匠のイメージで、お子様が見に行ったら、期待はずれになりますな…。
というか、笑いで言えば考え落ちみたいな物なので、直接的に何かを訴えるようなものじゃない以上、子供には「わかりにくい」とは思います。大人向けというよりは、物心ついて、物考えるくらいの年齢じゃないと全体が見えない作品というか。
ユグドラユニオンってゲームもそれに近いもんがあります。
最後の方はまぁ、見た目のかわいらしさに反して…。
構造的にも「真の主人公は誰だ」って点でも「犯人は私だ!」っていい始める探偵くらいのネタばらしもありますしwそして、一番なんの取り柄も無いようで実はやっぱり主人公が一番の特異点で例外とかw
hubbleさん
2014/03/15
ありがとうございます。
確かにこのストーリ小さなお子様向けではありませんね。
正義とか友情とか協力とか、決まりきった漫画の美学が作成者側から押し付けられず
自分なりの答えを持った上で結論付けるものなので私は好きなのですが。
まぁ違った面での作成者側の押し付けは、ある意味感じますが。
自分ではない他者の作った「作品」である以上そこは仕方ないかなと思います。
Schrödingers Katze さんの名前を意味を借りて言うと
例のマスコットもある意味「悪」ではないと思いませんか?
観測者が人間だからこそ悪に見えるのであって、私には2面性が見えます。
主人公の特異点であることは否めませんね
そこは唯一残念なようで安心できると言いますか。
ユグドラユニオン気になりますね。
ちょっと調べてみます。
Schrödingers Katzeさん
2014/03/15
それが善意であっても、何を賭したものであっても、それが報われるとは限らない。という側面も描かれていますね。
お子様向けだと、「最後は叶う」ってやっちゃうんですけど、それは、低年齢層にとっては、小中学生は、「未来」だから、何を描いても無駄とは、いいにくいからそうなるのだとは思います。
実際問題として「できると信じる」事はモチベーションにも繋がるので、現実には全てがうまくいくなんて事は無いんですけど「腰が引けていてはできることもできない」から「全力で取り組むことが大事なんだよ」って描かれることが多いわけですね。
通り過ぎた人にとっては「必ずしも思い通りに行かない。必ず報われるとは限らない」と知っているので、それでも「そんなこともあるよね」っておもえるんですけども。
件のマスコットは「当事者にとって不利益な存在」であるだけで、当人が見ているのは、マクロなんですよね。
星とか、歴史とか。だから、人間で言えば、当事者は白血球なんかのような、ミクロな存在で、「全体にとっての一部を尊ぶ意味が理解できないし、そういう存在」だったりするわけで。
彼にとっては自分の利益が最優先ではあるものの、集合体としての人類や、地球という星にとって、総和としては、プラスになることを考え実行し、Win-Winの関係であると認識していて、個にとって大事なことでも、そこを見ていないので、「拘られる意味がわからない」
でも、当事者にとっては生命や、人生が「良くも悪くも世界の全て」であって、多くを共有している存在と違って、それは存在意義ですらある。全てである重大なことにかかわる事項が伝達されていないことは「不義理」に見えるけども、「価値観として、いわなければうまくいくという経験則」もあって、「別にいやな顔されるだけだからわざわざ言わなくてもいいよね」って思うようになったとw気がつくことがなければ、何事も無いのにわざわざ伝える必要はないと認識して事象に対する重みと、価値観が異なるだけなんですよね。
そういう意味では「誰も純然たる悪意によって災いをなしていない」んですが、作品を主人公の視点から見れば、災厄、悪と定義されているということなんですよね。なぜなら「大切で、重要なもの」を毀損しかねない事実がそこにあるから。という価値観の違いが、対立の原因でもあるのだけども。
ただ、存在としては、「彼女ら」のほうが「彼ら」よりもわれわれは近いので、共感できることと、作品の「主観」は主人公なので、感覚的には「悪とか敵意」と摩り替わるのですけども。
そして、「そのいさかいなどを含めた、理」すら「舞台」でしかなく、もうひとつ上の層の「劇場」が出現するという最後の方の展開(とぼかしておく)もあったりね。
そのときに、マクロで見ていたはずの彼すら、実は、その駒のひとつだったってことになってるわけで。
視聴者もまた、「どこにフォーカスしてみているか」によって感想や印象も違うことでしょうねぇw
…まぁ、日曜朝よりは夜中でだとうだったかなとw
hubbleさん
2014/03/16
ありがとうございます。
>「どこにフォーカスしてみているか」
これなんですよ。
私はアニメに詳しい訳ではなく寧ろ疎いのですが、この作品がキッカケでアニメにも面白いものがあるんだなと思い他の作品もいくつか鑑賞しました。
はまったのが最近なのでタイトルはそれ程多くはなく、再度観てみたいと思うのはいくつかありましたが、その中でも唯一色々視点を変えて観てみたいと思ったのがこれで、買った要因のひとつです。
その中でも一番フォーカスしているのは私のプロフ画像から察しはつくと思いますが(笑)
私の先のコメントでマスコットは必ずしも悪ではないと書いているものの、マスコットを悪として捉えている人の一番最有力はこの人であり、個人的感情ではマスコット大嫌いです(笑)
その反面、これまた私の名前hubbleから察しがつくと思いますが、宇宙的規模で捉えた場合の考え方も私の中で共存しています。
Schrödingers Katzeさんの説明にあるマクロ/ミクロな視点が的確な説明でしっくりきますね、まさにその通りです。
話がとんでもなく逸れてしまいますが別例で福島原発事故の話、宇宙的規模で見てしまうと全然悪くないんですね。もっと放射能ばら撒いている星が身近にありますから、あの程度ただの小さな事象の一つに過ぎない、いや小さすぎて事象とも言えない規模かもしれません。
こんな事して地球を汚染している地球人を制裁するために宇宙人が侵略してくるなんて話があったりしますが、不利益なのは地球人なだけで宇宙や遠くの星に住んでいる(かもしれない)宇宙人にとっては何の影響もないので、「悪い事している地球人に制裁」という宇宙人の言い分は言いがかり以外のなんでもない。
話を戻してそんなマクロな視点ばかりで見ていると人間という自分自身も含めた存在を否定することになり、そもそも観て感情を覚えることが矛盾してくるので「どこにフォーカスしてみているか」に戻ってくるわけですね。
ところで、東電の連中は本人達で命を賭けて解決してさっさと償え。
「最後は叶う」って言うのはアニメに限らず、物語全般の王道ですので正直飽きて来たのも本音ではあります、かと言って否定しているわけではなく寧ろ非常に大切にしたい考え方ではあります。
社会人になって結果の叶わなかった努力は残念ながら認められませんが、結果を見据えて行動していてはそれより上のものを得られないのも事実ですからね。
Schrödingers Katzeさん のおっしゃる「低年齢層にとっては無駄とは言いにくい」というのもごもっともで、だからこそ現実的な側面は大人になってから覚えればいい。
ということで「全年齢で楽しめる」としたタイトル変えちゃいます。
最後に反論を覚悟で言わせて頂くと、私にとって本作品の本当の主人公はプロフ写真の人だと思います、新編は特に。
とは言え観る人の好みや価値観で正解は異なることも理解していますので、私の意見を押し付ける訳ではありませんが。
Schrödingers Katzeさん
2014/03/16
ですが、物語としては、その裏を支えているのは、プロフ画像の人になるんでしょうね。
基本的に世知辛い世界で、実現と、消失が紙一重なのは、表の主人公が居なければ、黒い人も、青い人と同じ末路を辿ったわけで、「届くかどうか」はそのあと少しや、少々の要素だったりするわけです。青い人が、何もしなかったわけでも何かが足りなかったわけでもないですが、周りが気がつく繊細さを持っていなければ、報われなかったですし。
現実に「叶う」って、積み上げたものがあれば「ちょっと形を変えて」関わったり、叶ったりすることもあるので、全てが無駄というのも違ったりするのですけども。黒い人の目的もまた、「形を変えて」実現する形となってたりするわけで。
結局は「どう見るか」なので、この作品だけがものすごく深いわけでも、多くの物語が思うほど必ずしも浅いわけでも無いんですよね。
才能や、ギミックの差はあっても、それはいろんな意図で作られているものですし、どこを見て、どう感じるかの違いですし、同様のこともきっと何処かの作品で表現されていて、知らないだけかもしれないんですけども。
スターウォーズだって一言でバッサリ切れば「壮大なる大迷惑な親子喧嘩」ですし。
でも、しっかり見て、楽しんでる人たちにそんな事いったら怒られちゃいます。
願えば叶うって話だって、多くの物語が綾を成しているので、感情や、行動をトレースしたら、きっと、印象は変わるのではないかと思いますし、雑多な、短絡的に売ることを考えているように見える作品ですら、その中の誰かに惹かれるかどうかでも評価は変わるでしょうし。
「放射能」だけを見ると悪ではないかもしれませんが、その影響、誰かがこうむる何かを「考える力」が無いことを否定する存在があっても、それに対して反論することは難しいのではないかと思います。たとえば、この星の生物が、放射線、放射性物質をエネルギー源とする存在だったら、それは「生活」でしかないので悪には成りえませんが、有機物で構成されるこの星の生き物にとって「不利益である」という前提の下、それを知りながら撒いてしまったことは、傍目に見ても「やらかした」とは映るでしょう。そういう星があっても、その星には「被害をこうむったり苦しむ生き物が居るのかどうか」であって、居ないなら「その世界にそれは、影響の無いもの」なんです。だから、「そういう星」は許されるが、「この星」では許されない。
が、あのマスコットのように「集合体」として物を考えるなら、自己保存の欲求は希薄になるわけですから、「何かが生き残っていればいい(そういう生存戦略の種も居ますよね?)」と根幹から思っているのなら、また、その重要度、考え方も違ってくるんだと思います。
という点で、「あのおじさんに怒られるからやめましょーね」っていうのも無責任な警告や、警鐘で、「こんなに困る人が居るんだから、やめろや」って話すのが正論で「居るかどうかもわからない何か」が「怒る」ってのは都合がいい妄想でしかありません。ただ、少なくともこの星の人類は、進化の過程で、同調とかではなくて個の確立という文化と基本的な思考を獲得したので、「それが大事だと思っている」わけですよね。
まぁ、「そういう対象」が見るコンテンツなので、マスコットさんが悪役させられてるわけですし、そういう描かれ方をしてるわけですし、だから娯楽として成立したりするわけですけどね。別の文化、価値観が足場になっているのなら、そこで生まれるものもまた違う形をしてるのだと思います。
hubbleさん
2014/03/17
ありがとうございます。
なんだか哲学的な方向に進んで来ていますね(笑)こういう話好きです。
正解が一つでないだけに、落としどころを定めないといつまでも続くわけで
更にはこうやって文章で、文字だけでやりとりするのは難しいですね
私は残念ながら文章力がとてつもなく低いのでうまく表現できないこともしばしば。
一度サシでリアルで話をしてみたいですね。
Schrödingers Katze さんからすれば迷惑な話かもしれませんが
とはいえ文章力のなさは会話にしたところで解決しない訳ですが・・・
ところでお互いにボカして書いているものの察しのいい人が読むとだいたいわかっちゃいますよね。
私のレビューを見に来て頂ける方は少ないですが、感謝を述べると共にまだ観ていない人はあまりコメを読まない方がと独り言でも言っておきます。
>黒い人の目的もまた、「形を変えて」実現する形となってたりする
やっぱりそういう解釈でいいのでしょうか。
黒い人は、青い人と同じ末路を辿らなかったものの、本当に目指している形での解決はしていないと思っていまして。
一人だけ覚えていて、そして主人公もそれを望んでいたのですが、覚えているのは非常に辛い事でもあるわけで、でも主人公はそれを望むのはそれだけ信頼と特別な想いがあるわけで、黒い人はそれで納得したからこそ戻さなかったと。
青い人は、主人公が解決できる問題ではないのですが、ただただ可愛そう。
黄色い人も不遇でなりませんが・・・
>結局は「どう見るか」なので、この作品だけがものすごく深いわけでも
>多くの物語が思うほど必ずしも浅いわけでも無いんですよね。
これは理解しており、まぁ勝手なもので独断と偏見そして好みは存分に加わっています。
でも自分が嫌いなものであっても否定している訳ではないですよ。
ただ
>雑多な、短絡的に売ることを考えているように見える作品
「ように見える」がキモですが「売ること『だけ』を考えている作品」は許せません。
興行である以上、売る事を全く考えてない作品なんてまず無いわけで、同様に売ることしか考えてない作品もないと思っていますが、作者の生の作品が編集によって売れ線に修正される、この修正度合いが極端に強いものはいただけない。
業界人ではないからそのプロセスは見えないので、ただの売れ線に「いい作品」と言っている可能性も否定できませんが(笑)
私も個ですので、もちろん私なりの独断と偏見をメインとして楽しませてもらう訳ですが、同意ばかりでなく異論反論はおおいに受け付けております。
色々な価値観と視点をもって一粒で何度もおいしいを目標に。
Schrödingers Katzeさん
2014/03/17
見た人には、なんとなく言ってることはわかりそうですが、放映終わってから、時間も経ってますしw
目的というか「届いた」のは大きいと思うのですよ。赤い人も、青い人も、「届かなかった」わけで、青い人にいたっては、反転してしまってますし。
友達であろうとしたこと、そうできる力を与えたこと、誰かを守りたいという願いと役割を引き継いだという点は、何も残らなかった、残せなかった人たちに比べれば「かなった」し「無駄でなかった」紙一重で、稀有な作中の例で、「そうならなかった」ことを何度も見てきたわけですよね。一歩間違えば、全てが無に還っていたわけですが、結果として、相互に干渉することで、結末に達してるわけでして。
最後と、本編の一部にちらりと英文で、それっぽいことも書いてあったような印象があるんですけども。
まぁ、黄色いひとは、契約が履行された時点で、目的が達成されてるんですけども、ほかの人たちは「届いてすらいない」んですよね。
ぼーっと夜中つけっぱで見てても、要素としては、媚びたところが目立つものの、カメラワークとか、オブジェクトの動きとか、中の人の仕事の本気が垣間見えることもあるので、いい物を作ろうと思って仕事してるんだろうなぁとぼんやり思うこともあるんですよね。
あと、新しいと思っても、それが、何かから着想を得ているなど、「元ネタ」があるものも多いですし。
hubbleさん
2014/03/19
ありがとうございます。
なるほど、そういう見方もあるのですね。
黒い人の望みは持続するものですので、例えば青い人の望みは治ったことによって完結しましたが、黒い人の望みは相手がいる限り持続する。
けど対象が形を変えてしまった以上は完全な完結ではなくて、お互いの想いを尊重し妥協点で納得、すなわち世界を守る事でニアリーイコールとしている。
たしかにSchrödingers Katzeさんのおっしゃる「届いた」は的確ですね、届いていると思います。
ところで反転しているのは青い人ではなく赤い人の事ですよね?
>媚びたところが目立つものの
こう感じる方もいるのですね。
私は他の雑多な作品よりは媚びている感は殆ど感じられず好印象でした。
私の思い通りに進んでいかなくて「好きなように書いているな」と感じました。
まぁ思い通りでなかったからこそ面白く感じたのですが。
とはいえ思い通りにいかない話なんていくらでもあるなかで、なぜこれを特別視しているかについては、そういった作品の観た数が少ない事とその数少ない中でビジュアル面で好みだからでしょうね、贔屓が入っているのは否定しません。
元ネタについては、ある程度仕方ないと思っています。
これも言い訳臭くなりますが、見てきた数が少ないので元ネタとのリンク付けが出来る箇所がなかったので特に気になる面はありませんでした。
とはいえストーリを断片化して見ていけば、類似するケースはいくらでもあるだろうというのは想像に難くないですね。
多くを観てきた人にとっては色々リンク付けできて、不快に感じる事もあるでしょう。
Schrödingers Katzeさん
2014/03/19
アーティストになりたかったけど、マネージャーになってるとか、プロデューサーになってるとか、スタジオミュージシャンや、エンジニアになってるとか、そんな風に夢をかなえてる人って、世の中に多いですしね。
赤い人は、願いは履行されたけど、守りたかったものは「諦め」て「失った」んですよね。青い人は、願った分だけ守ろうとしただけ、おなじくらい「世に災いを振りまく」存在になった。という点で、ベクトルが逆になった。符合が逆になったという点で「反転」としたんですけども。赤い人は、同調して、巻き込まれた…という感じでしょうか。
媚びた云々はこの作品というより、同じような時間帯にやってる多くのものとか。
表面的には「こうしときゃいいんだろ」的であっても、一定数でも評価されるものって、思われてるよりはずっと真摯に作られてるんだろうなってそんな話だったりします。まぁ、「血だまりスケッチ」とか言われてたりもしますし、この作品も、意匠でとりあえず、客呼ぼうとしたような節もあります。ふたを開けたら…ってギミックは、いくつかの作品がやってますけどもw
ひだまりのほうも、あの時間に見るには丁度良かったですが、作品としては「GA 芸術科アートデザインクラス」の方が好きです。ああ、どちらも、非日常的な凄いことは何一つ起こりませんw
元ネタ云々は、先日も「メロスは走ってなかった!」なんて中学生の研究発表があって賞もらってたんですが、まぁ、そういう突っ込みいれる様な本ではすでにやってるネタって話だったりもして、あとから出てくると着想が同じものだったり、若しくは、着想を同じところから得ていて、作られたものとか、オマージュなどで、「取り入れている」なんて事もあるので、「新しい」っていうのは、もしかするととは思いますという話でしょうかね。
オマージュとしての取り込みも、悪意を持って、手を抜いた、他人のふんどしでって見方もできるんですけど、それもまた、ひとつの表現で、主張ですし、文化は少なからず、干渉し、影響してできてるわけですが。
「知っていれば更に面白い」とかそういう要素ならいいのですが、「知らないとわからない」とか「むしろそこしか面白くない」とか「知ってると腹立つ」みたいのは、さすがにへたくそな仕事だと思いますw
そこにとらわれすぎるよりは、「要素としてはおなじだけど、何が違って何が新しいのか」と見たほうが面白いとは思います。