レビューメディア「ジグソー」

流通経路によって値段が大きく変わった製品

FireWire(IEEE1394a)接続、24bit/96KHz対応の、ローエンドクラスのオーディオインターフェースです。アナログ2in/8outという入出力数ですが、端子は全てステレオミニプラグであり、音質最優先というよりは取り回しの良さを優先した製品となっています。製造元のMiglia Technologyはイギリスの会社らしいのですが、私も良くは知りません。

私は秋葉原にあったUSER'S SIDE本店の閉店セール(2008年4月)で何となく買った製品で、5千円台(13,440円の60パーセント引き)ならハズレでも別に惜しくないと思っての購入でした。

ところが、この製品は元々Apple製品の周辺機器などでお馴染みのFOCAL POINTが輸入代理店として、それよりも3年ほど前に日本で発売していたのですが、その時の直販価格は44,800円と、決して何でも良いというほどの気軽さで買えるような値段ではなかったのです。

私の購入価格はともかくとして、USER'S SIDE本店の元々の販売価格と、FOCAL POINT取り扱い時の価格差があまりに大きいというのが面白いところです。恐らくUSER'S SIDEの方が現地価格準拠だったのでしょうけど。

まず最初にヘッドフォン出力で試聴してみたのですが、このときの印象は一言でいって最悪でした。低音は殆ど無く、中高域ばかりがキンキン鳴っているだけという程度の音でしたから。

内心「安物だけあって音は二の次か」と思いつつ、念のためライン出力からの音をemagic emi 2|6に入力して、そこにヘッドフォンを繋いで再度試聴してみました。

すると先ほどの音は何だったのかと思うほどに、しっかりとした音が出て来ます。上位クラスの製品と比べるとレンジは狭いものの、キレの良い若々しい傾向の音質でした。この音が出て来てFireWire接続で(USER'S SIDEの)1万円台前半なら、文句なしに安いと思ったほどです。

もっとも、ライン出力で評価したとしても、4万円台の価値があるかといわれれば厳しいといわざるを得ません。2万円前後のハイクラスサウンドカードなどと使い比べて楽しむべき製品ではなかったかと思います。

本体はアルミ製ですが、それほど質感が高いわけでもなく、デザイン的にもそれほど優れてはいません。あらゆる意味で、ローエンドクラスのオーディオインターフェースとして評価するのが正しいのではないかと思います。
  • 購入金額

    5,376円

  • 購入日

    2008年04月04日

  • 購入場所

    USER'S SIDE 本店

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