「Da Ya Think I'm Sexy?」と崩した英題が印象的な曲、邦題「アイム・セクシー」はイギリスのロックヴォーカリスト、Rod Stewartの1970年代末の大ヒット曲。その題名と綺麗なねーちゃんのジャケットに惹かれて買う気になったMaxiシングル。引越しでバタバタしていた頃にまとめて仕入れたもののひとつ。
歌うはRIO。帰って調べてみると、元AV女優で、その後バラエティ番組などに進出し、恵まれた容姿と歌唱力を活かして番組内企画アイドルユニットでメインヴォーカルをとったりしていたらしい。その彼女の歌手としてのソロデビュー作、とのこと。
ディスコ調の「Da Ya Think I'm Sexy?」は、Rodの元曲も盗作疑惑などもあり、ちょっとスキャンダラスな曲だったが、はたしてそれをセクシィアイドルはどう料理したのか?
その懐かしくて買ってみた「アイム・セクシー」はディスコサウンドであるのはある意味期待通り?なのだが、RIOの声がかなり奥まっていて、さらに声にスクラッチ風のエフェクトがかけられている場合もあり、あまり聴こえない。アムロちゃん全盛期の後追いアイドルの曲の造り。
「奇しい絆」。これもイギリスのパンク~ニューウェーヴバンドJAPANの「The Unconventional(再発盤では「アンコンヴェンショナル」とカタカナ読みの邦題)」のカバー。これもディスコサウンドなのだが、1曲目に比べるとはるかにイイ。(ちょっとモジュレーション風の加工はされているけれど)RIOの声はきちんと聞こえるし、イメージ的にはオリエンタル風味のトランス系?←なんぢゃそりゃw
3曲目の「Say you love me」はオリジナル。ハープのようなグロッケンのようなきらびやかな音と、ふわふわとしたシンセの音、やや遠めで鳴るディストーションギターのコード弾き...と、まるで一時期のChicago
のようなドラマチックなアレンジがされたバラード..なんだけど...う~んこういう曲になるとツラいな。「オンチ」では決してなくて、ピッチは確かなんだけれど、腹から出ている声ではないので...
聴き終わってみると...う~~ん。まずこのミックスがダメだよね。バック大きすぎ。歌が上手い、と言っても、「ヴォーカリストでやっていこう」とガッツリ覚悟を決めている「アーティスト」に比べると、いわゆる「お上手」レベルでしかないのだが、例の企画バンド「恵比寿マスカッツ」のビデオをようつべ等で見るとそっちの方がむしろイイ。ちょっと製作側が音造りに入れ込みすぎて、RIOの力量だとそれを上回れなかった...という感じ。カラオケ風になっても、もう少しヴォーカルを前に出した方が完成度は高くなったように思う。
まぁ、PVの方はさすがに「アイム・セクシー」なンですが(ヲw【収録曲】
<CD>
1. アイム・セクシー
2. 奇しい絆
3. Say you love me
4. アイム・セクシー(remix)
5. 奇しい絆(remix)
<DVD>
1. 奇しい絆(PV)
2. アイム・セクシー(メイキング)
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購入金額
2,100円
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購入日
2014年01月頃
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購入場所
パッチコさん
2014/02/15
懐かしいです。シカゴ。。
cybercatさん
2014/02/15
>ヴォーカルは良いのにね
いわゆるオンチでは決してなく、カワイコちゃんアイドル基準だと悪くないレベルと思いますが、ちょっとバック凝り過ぎです。