レビューメディア「ジグソー」

新造人間はキャシャーン、18号は「人間をほんのちょっと改造しただけなの」。


ロボット工学の天才・光明寺博士は、犯罪組織ダークに自身が造ったロボットを悪用されないよう、ロボット自身が善悪の判断を行える良心回路の開発を急ぐ。
しかし、人造人間・ジローに取り付けられた良心回路は正常に作動しなかった――。
ダークによる魔の手が迫る中、光明寺博士は不完全な良心回路を修理出来ぬまま、ジローに良心回路の設計図を託すが……。


石森章太郎の「人造人間キカイダー (1)」 (秋田文庫)です。

同名の特撮TVシリーズの原作ではなく、テレビ企画先行で原作者として石ノ森章太郎が起用されています。

連載当時は石森は「イナズマン」連載中で、本作はネームと下書きのみを担当。

作画はアシスタント(弟子)のひおあきら、土山芳樹、細井雄二、山田ゴロの4人による制作グループが受け持っております。

そのため今読むと「これ石森じゃなくね?」となります。

「サイボーグ009 完結編」みたいなものでしょうか(汗)

この辺の詳しい話は山田ゴロのHPで読むことができます。

「天才の思いで」 第十七回:「キカイダー」

石森自身の手による「キカイダー」は、「イナズマンシリーズ」の最終話となる「ギターを持った少年」で見ることができます。

「キカイダー」最終回の後日談となっており、壊れてしまったジローのその後のお話となっております。

TVアニメシリーズの原作はこの萬画版です。

監督を「DARKER THAN BLACK」の岡村天斎。

キャラクターデザイン・総作画監督を紺野直幸が担当しています。

萬画版より石森感が出ていて素敵です。

ギターを持った少年 Aパート


私は基本的に特撮物が苦手でこれのTVも見ておりません。

子供ながらに機械な割になんか人間が着てる感がどうにもなじめなかったw

ただしこの作品の影響下にありまくりの「超人機メタルダー」は大好きだったりします。

「キカイダー」プロデューサー 吉川進氏は「メタルダー」も担当。

石森の中では「サイボーグ009」、「仮面ライダーBlack」、そして本作が特に好きです。



917個目。
  • 購入金額

    610円

  • 購入日

    2003年12月20日

  • 購入場所

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • yookano794さん

    2014/01/31

    わたしは逆に、仮面ライダー(最初の13本を除く)よりも、キカイダーの方がドラマティックで好きですね。漫画・TV共に。
    だから、アニメの方を、なんとな〜くスルーしています。

    あと、メタルダーがコレの影響下にあると言われると…チョイと違和感あります。赤と青のボディカラーだけやん、と突っ込んでおきます。www

    ちなみに、これのラストシーンは、今まで読んだ漫画の中で最高のものです。このラストシーンに匹敵するのは、永井豪のデビルマンと石ノ森章太郎のロボット刑事、ですね、自分の中では。
  • UDさん

    2014/01/31

    逆も何も私はTVの仮面ライダーは「キター!」しか見たことないです。

    萬画版は初代とBlackだけですね。

    メタルダーのプロデューサーがそう言ってるんだからそうなんじゃないですか?w

    影響下=オマージュ

    デビルマンは…。

    本当に石川賢じゃないのか?w

    最終回で特に好きなのはマーズ、Black、デビルマン、がんばれ元気、キラキラ!、シャカリキ!、花男、うしおととらあたりでしょうか。

    ありすぎて困る。

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    新着レビュー

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから