流行りのプロジェクションマッピングを掌の上でやってしまおうという意欲作。
プロジェクションマッピング、といっても実は擬似的なもの。
ここに工夫がみられる。
投影対象となるべく国立博物館の模型。
実物はこの建物に直接プロジェクターで投影するが・・・
建物の前に斜めに立てかける透明パネル。
この作品の肝であり、真の投影対象だ。
ハーフミラー、ミラーボックスの要領。
上に置いた投影装置で映像を写したいところだけ光らせれば、
後ろの模型では無く投影装置の画像が写される。
そんな手軽な投影装置は?というとスマホ。
コモディティ化したスマホを使えば、
何とも手軽なリッチコンテンツの投影機の出来上がり。
実際の使い方はスマホを上に載せて、Youtubeの画像を流すだけ。
最初にフレームだけ白黒で表示されるので、これで位置合わせを行い、
後は眺めるのみ。
映像コンテンツは実際に東京国立博物館で使われた映像が元なので、
質も高く何度も魅入ってしまう。
これが掌の上で観れるのは感動的な体験。
第二弾は発売元のバンダイらしいガンダムが予定されている。
http://www.bandai.co.jp/candy/hakovision/products/02.html
基本的には静止物への投影が得意なシステムであるプロジェクションマッピング。
動的対象への投影については、有名がPerfumeのパフォーマンスもあるが動く被写体との綿密な連携が必要なため、食玩での対応は難しそう。
この値段、サイズで実現するなら静止物への擬似投影がいいところと思うが・・・
良い意味で期待を裏切ってくれることに機体。
個人的には演劇や舞台とコラボしてほしい。
もともと舞台という決められた箱で表現する芸術なので、
この作品の方向性と相性が良い。
模型で作られた箱(舞台)にスマホで命(役者)を写し込む・・・
想像するだけでも楽しめます。
スマホが一人一台の時代になった「今」だからこそ登場した作品。
数年もすればまた変わったシステムが発案されると思うが、
「今」を代表する作品である事は間違いなし。
まだまだ知名度は低い作品のように思うが、盛り上がって欲しい。
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購入金額
498円
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購入日
2014年02月01日
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購入場所
atsuo@tokyoさん
2014/02/01
ローソンとかでも売っているような事が書かれていましたが、近所では見かけず入手できていません。
後は大手スーパー、量販店だけど、なかなか出かけられません...
Manyaさん
2014/02/01
コメントありがとうございます。
近所のスーパーでゲットしました。
なかなか楽しい映像体験ですので、見つけられること祈ってます^^