1985年に任天堂から発売されたファミコン用のアクションゲーム。
ほぼ同時期に登場した『アイスクライマー』のほうが友達の間では人気でしたが、本作も忘れることができないタイトル。元々は米国ウィリアムス社が開発したアーケードゲーム『ジャウスト』を移植するはずだったものが、諸事情によりアレンジされて、本作ができあがりました(後年、移植版『ジャウスト』も日の目を見ています)。
プレイヤーは2つの風船をつけたキャラクター(人間)を操り、雷などを避けながら、同じく風船をつけた敵(鳥人間)の全てを水中に落とすことが目的。敵は風船を割ってもパラシュートで落下するだけですので、追い討ちをかけて蹴り落とさなければなりません。また他にも、風船を割り続ける内容のバルーントリップを遊ぶことができます。
『アイスクライマー』や『マリオブラザーズ』などと同じく、本作でも2人同時プレイを楽しんでください。もちろん、《協力プレイ》ではなく《対戦プレイ》で! たとえ協力プレイで始めたとしても、慣性のせいで微妙な位置調整が難しく、結局は相手を落としてしまう、と思います(笑
ところで、自キャラについてですが、私には風船をヘルメットに結び付けているようにしか見えません。この状態だと、空中に浮かび上がるまえに首がへし折れるような……《突っ込んだら負け》ですよね?
※2013年12月20日現在、以下のバーチャルコンソールが配信されています。
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購入金額
4,500円
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購入日
1985年01月22日
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購入場所
かげちゃんさん
2013/12/20
協力プレイを約束しながら、対戦ゲームになってしまうのはお約束です(w
千里一歩さん
2013/12/20
ファミコン初期は慣性を利用したゲームが多く、その時期の特徴のひとつだと思います。特に任天堂のアクションゲームは、その傾向が強かったように感じます。『エクセリオン』も同じ時期(アーケード版1983年、ファミコン版1985年)ですよね。
協力プレイなんて《建前》にしか過ぎないのです!w
Schrödingers Katzeさん
2013/12/20
これのファミコン版の挙動の実装が、スーパーマリオの水中面に生かされたとか何とか。
ファミコン版のほうは、実描画に必要が無い精度で演算をしたうえで、必要な精度で描画にフィードバックするので、あの独特の慣性の挙動になっていると。
パクり疑惑の出るほどの亜種もあったのですが、キャラクターの見た目に反して、ものすっごい難易度で、本来のターゲットは楽しく遊べたんだかどうだかw
ボーナスステージも二人でやると地味に楽しかったです。
千里一歩さん
2013/12/20
>アーケード版も~
確かにアーケード版でもリリースされていますね。ちょっと調べたところでは《1984年11月の稼動開始》とありましたので、ファミコン版よりもちょっと先に登場したようです。
>ファミコン版のほうは~
2人同時プレイの思い出という点では『マリオブラザーズ』や『アイスクライマー』に比肩するタイトルですが、その中でも操作性にクセがありすぎて最も厄介なゲームだったと思いますw
>パクり疑惑の出るほどの亜種も~
パクリ疑惑は『ハローキティワールド』(添付写真)のことでしょうか? これだとすれば、いろいろと複雑な背景を持った作品ですよねw
Schrödingers Katzeさん
2013/12/20
まぁ、もどかしさがこのゲームのツボで本質なので、あっと思って小細工で回避なんてことができないのがこのゲームです。
その分慣れれば、結構飛んでるだけでも楽しかったり。
PC用にはハドソンが移植をしていますね。
ああ、それです。まぁ、「公式」で「純正」とも言える出自なんですけど、発売元とか、キャラクターが、ゲーム性とあってないってのが色々思われちゃうゆえんで。
ツインビーも見た目よりハードですよねぇ。ゲームwそういえば。
千里一歩さん
2013/12/20
>もどかしさがこのゲームのツボで本質~
ファミコン初期は、こういう面での企画力が違いましたよね。基本的にはシンプルなんですが、30年近く経っても飽きさせませんから。
>PC用にはハドソン~
ちょっと調べてみると、『アイスクライマー』と『エキサイトバイク』の移植も手掛けていますね。それよりも、ハドソンは存続していれば、今年で40周年だったことをさっき初めて知りました。
>ああ、それです。
仰るとおり、この作品は対象となる子供には難しすぎます^^;
>ツインビーも~
個人的な体験から、白黒テレビでやらないかぎり問題ないです!w
Schrödingers Katzeさん
2013/12/20
これまた無茶移植な、スーパーマリオブラザーススペシャルなんてソフトもあります。
正直、あの会社、凄いんだか凄くないんだかいろんな意味で悩ましいソフトが多いのですよねぇ。
当時の人が凄いんじゃなくて、規模と前提条件が違うんだと思います。
正直「思いつくようなことは誰かも思いついている」わけで「無いものは致命的な何かがあるから」ってことのほうが多いんです。
あとは、思い出補正もおおきいですからねぇ。
基本的にゲームなんて複雑なら面白いかって言うとそうでもない。
トランプや、ボードゲームがつまらないか?っていえば、面白いのであって。
千里一歩さん
2013/12/20
>正直、あの会社~
失敗作ばかり連発していれば誰も見向きもしなくなったでしょうが、歴史に残る作品を何本も世に送り出していますから、良い意味で失敗を恐れない会社だったんでしょうね。
>当時の人が凄いんじゃなくて~
確かに思い出補正もあります。しかし、いわゆるクソゲーやバカゲーであっても、ある意味では許された時代だったことが自由な発想を生みやすかったのだと思います。
>複雑なら面白いかって言うと~
スマホアプリでも、結局シンプルなゲームが強いですよねw