アニメソングを凄腕のフュージョンプレイヤーがマジで演奏する。そんな企画アルバムを手にしたのは偶然のこと。購入したCD
にたまたまそのCDショップの本店で催されるミニライヴの招待券が付属していたのでそれに参加した時に、「せっかく大型CDショップに寄ったのだから」とついでに好みのジャンルの棚をなめる様に探していたときに発見した「CX」。
このCDショップがこのCDを「ジャズ・フュージョン」の項においていなかったら、これ系とは出会わなかった。その後続編として「AX」
を手に入れたが、「CX」でこういったものがあると識ったので、最近「アニメ・童謡」の項も探すようにしていたので発見したに過ぎない。
そしてそして、調べていくうちにこれらの源、といえるCDがあることを知る。
それは同人CD。「東方アレンジ」をフュージョンの神々が演奏、とか題名が「東方見聞録」であるとか．．．「東方」「東方」というので、ネットで調べてみると「東方Project」というのが引っかかる。またけっこうアニメ調のオンナノコのイラストが添えられていること多数。
これってなんなん？
判らぬまま探すこと数ヶ月。ついにCD、それも初回仕様の大ジャケット、缶バッジ付きのものが見つかったのでゲット。
缶バッジやステッカーまで入っている
か～な～り、シロウトっぽい←ｲﾔ､ﾀﾞｯﾃ同人CDﾀﾞｶﾗ
「神々」の名を記したクリアでないクリアファイルも。
ギター：野呂一生(CASIOPEA)、増崎孝司(DIMENSION)、菰口雄矢(TRIX)
ドラム：神保彰(ex.CASIOPEA)、則竹裕之(ex.T-SQUARE)、坂東慧(T-SQUARE)
キーボード＆プログラム：小野塚晃(DIMENSION)
ベース：櫻井哲夫(ex.CASIOPEA)
サックス：勝田一樹(DIMENSION)
の9人のサイボーg．．．いや、まさにジャパニーズフュージョン界では「神々」といえるメンツ。
さらに調べると「東方Project」というものが理解できてきた。当初はCXやAXの件があるので、アニメ（同人アニメ含む）が基かと思っていたが、どうやらPC-98のころからつづく同人シューティングゲームが基らしい。そのゲームの作者がキャラメイクや音楽も手がけるのだが、これらが非常に高品質で、前者はそれをネタにした同人誌やコスプレ、後者は「東方アレンジ」と呼ばれるDTM作品や「やってみた」系の作品が日々生み出されているようだ。
そして本作は、コスプレ同人サークル「コスプレイヤーズ」を主宰する奇怪田万次郎氏がDIMENSIONの勝田に「東方アレンジ」のプロデュースを依頼したところ、勝田が声をかけたのが普段付き合いがあるミュージシャン＝フュージョン界のトッププレイヤーで、ものすごいことになった、というのが真相らしい。
今までの「CX」や「AX」と異なり、cybercatはまったく元曲を識らない。
でも元がシューティングゲームの曲だからか、大変ノリのよい楽曲に仕上がっている。
ピクチャーレーベル仕様
「耀」。打ち込みのリズムのこの曲は一時期のDIMENSION（“Into a New World”の頃）っぽい。それもそのはず、DIMENSIONの3人のうち、勝田と小野塚が参加し、唯一交替しているギターはカッチリリズムの野呂であまり色をつけないので。ただソロになると野呂はエンディングまで延々弾きまくりだけれど。
「蓮」は菰口雄矢の嵐のようなライトハンド奏法で煌びやかにはじまる。勢いのある坂東慧のちょ～細かいビートで突っかかるようなリズムと調のはっきりしない不安なメロが緊張感を高める高速チューン。中間部はもはや曲と言うよりギターソロとドラムソロを二人が勝手にｗやっている、という感じにｗｗ
後の2作に比べるとベースが1曲を除いて打ち込み、といういうのと元曲を識らないので乗り切れない部分はあるが、「尖り度」は一番かも。
同人系ならではのカオスな魅力に溢れた曲達です。
【収録曲】－－は調査した元曲名
1.楼－恋色マスタースパーク－
2.耀－おてんば恋娘－
3.烈－ネクロファンタジア－
4.蓮－信仰は儚き人間の為に－
5.妙－亡き王女の為のセプテット－
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購入金額
1,575円
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購入日
2013年11月08日
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購入場所
とらのあな
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