Scythe製の3.5インチベイ用2chファンコントローラ。
3.5インチベイ用KAZE MASTERシリーズの2つ目となる製品で、型番も初代の「KM01-BK-3.5」から「KM02-BK-3.5」とそのまま数字が1個増えている。
KM01と基本性能は同じ…というか背面を見る限り基盤などのパーツもほぼ同等。では何が異なるかというと、フロントパネルがアルミになっている点だ。というか製品名がそのままでしたね!
KM01及び4ch版のKM03は、フロントがVFDパネルと一体の樹脂パネルなのだがKM02ではその上にヘアライン加工されたアルミパネルが被せられ、アルミケースとの親和性が高くなっている。
実はKM01とKM03両方持ってるんです。これで3種コンプリート。
KM01/03のツマミは共通だったがこのKM02はツマミも別タイプ。
フロントパネルにあわせて角落としがされたものでカッコイイ(写真右はKM03)。
KM01/03は樹脂パネルなのでケースからはどうしても浮いてしまう(それはそれでいいのだが)が、こちらはアルミブラックのケースに搭載すればそれこそ純正オプションのような姿になってくれるだろう。
機能・表示はKM01と同じで、2つのファン回転数及び2箇所の温度を表示するVFDパネル、ファン停止まで可能なファンコン部分、4pinPWMファンも接続可能な一回り大きいコネクタ(但し接続は3pin分)、ファン回転数低下時のアラームにその機能をミュートにするジャンパスイッチと、ファンコンとしての機能性は文句なし。
アラームをオフに出来ないものやファンを停止できないもの、PWM4pinファンを変換しないとつなげないファンコンとツメが甘い製品が意外と多いベイ用ファンコンの中にあって、この手堅さはさすがScythe自社製品といったところ。破損しやすい温度センサーも予備分が入っていたり親切。
また、4ch版のKM03はツマミが隣接しすぎていて若干操作しにくいという弱点があり、温度・回転数の表示がボタンによる1箇所ずつの切り替え表示。
同時に2箇所の温度と回転数を表示できる点と操作性はKM01/02の方が有利で、特にアルミパネルを取り入れたKM02は、ビジュアル面では最高だろう。
但しKM01で個人的不満点だった独自サイズのファン接続コネクタと電源コネクタもそのまま。奥まった位置にあり基本的に抜き差しはしないほうがいい。
ここは汎用コネクタに変更されたKM03の方が、断線等があった場合に加工無しに復活させられるのでありがたい。
KM01は機能・ビジュアル共に文句なしで、メインPCに使おうとしたのだが、展示品を購入したせいか、専用ケーブルの接触不良に悩まされていたので、結局メインPCには使わずサブPCに。その後購入したKM03を使っていたのだが、最近のマザーボードはファンコントロールが優秀なのでファンコンで手動制御したいのはファン2つ。KM03の2ch分は無駄になっていたのだ。
しかしこのKM02はとっくに終息品。入手を諦めていたところに何故か珍しくSofmapの通販で中古品が流れていたので思わず買ってしまったのだ。
中古のせいか残念ながらVFDの明るさにムラがあるのだが、幸いKM01のような接触不良は無かったので安心してメインPCに搭載した。まあアルミパネルが無駄になる安っぽい(というか安い)プラケースなのだが。
3.5インチオープンベイ自体がほぼ現行ケースでは小数派な上に、先述の通りマザーボード側のファンコン機能が充実してきたので、多機能やビジュアルを重視した3.5インチベイ用ファンコンというのはほぼ消えてしまった。
高機能ファンコンは殆ど5インチベイ用となり、3.5インチ用はツマミオンリーのシンプルなモデルがある程度。
コイツのようなビジュアル重視の3.5インチファンコンが再び市場に出てくる可能性は殆ど無いだろう。
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購入金額
800円
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購入日
2013年10月28日
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購入場所
Sofmap
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