初期のFF14推奨PCであるドスパラのPrimeに搭載されていました(;=゚ω゚)=333
このマザー、OEM専用品であり、ASRockのHPを見ても型番で出てきません。
【メーカー/型番】ASRock / H67DE
【チップセット】Intel H67
【Socket/Slot】LGA1155
【対応CPU】~Corei7-2700K迄と思われる。(IvyBridgeは不可)
【メモリスロット】DDR3×4
【拡張スロット】PCI-E(×16)×2、PCI-E(×1)×3
【主なオンボードデバイス】VGA(D-SUB+DVI+HDMI)、S-ATA(6G×2、3G×4)、
USB3.0×4、GigabitLAN(蟹)×1、8chサウンド(ALC892)
【フォームファクタ】ATX
【リリース時期】2012年3月頃(B3 Stepping登場時期)
【製品のHP】
無し
【発売時の記事】
無し
2011年初頭のFF14推奨のプレミアムレビューで戴いたPCに搭載されていたものです。
選出されたものの、H67チップセットのB2ステッピングのS-ATAに不具合が見つかり、発送が延期になったという履歴がある製品です。(今となっては懐かしい~)
このH67DEは面白いコンセプトのOEM向けマザーボードです。
判り易く言えば、スペック表に載る様な部分は多機能で豪華な装備に見え、逆にスペックに載らない部分はケチってコストダウンを行ったようなコンセプトが伺えます。
拡張性としては、USB3.0×4(内2つはピンヘッダ)、USB2.0ピンヘッダが3組6ポート分、S-ATAが合計5系統、PCI-E×16が2本搭載でAMD ClossFireX対応となかなかのものです。
逆に安く仕上げられている点としては、固体コンはVRM等一部のみで後は液コン(SAMXON、TEAPOなど)、USB3.0チップが安くてやや互換性に難のあるEtron製であること、ASRockのATXマザーにしてはファン用のコネクタが少なく3基しかないことなどが挙げられます。
最大の欠点はIvyBridgeに対応しないことですね(´・ω・`)・・・
なお、ASRockには類似モデルとして「H67DE3」というモデルが存在し、こちらは普通にリテール市場に流れていました。
H67DE3の方が優れている点
・オール固体コン
・普通のPCIがある
・BIOS更新でIvyBridgeに対応する
H67DEの方が優れている点
・PCI-E×16が2基搭載
・e-SATA搭載(その分内蔵用のS-ATAは1つ少ない)
・・・実質、H67DEは、H67DE3の廉価&劣化版と考えた方が良さそうですね。
それではマザーの外観を見ていきましょう(;=゚ω゚)=333
■マザー全体
これがH67DEです(;=゚ω゚)=333
PS/2ポートに貼られているB3 Steppingの文字が泣かせますw
割と密度が高く、物量も多い為安っぽさは感じさせません。
黒レジストが基調のプリント基板も良いですね。
■I/Oポート
こちらも割と豪華です。少なくとも安物マザーの構成とは一線を画します。
・キーボード専用のPS/2
・USB2.0×4、USB3.0×2
・ディスプレイ出力(D-SUB+DVI+HDMI)
・e-ATA、LAN、音源関係
■CPUソケット周り
VRM周辺は固体コンが使われており、多少の発熱があってもすぐに寿命が来ることは無いでしょう。FETには放熱板が付いていることも安心感があります。
■メモリソケット
4本あるので十分ですね。
FF14PCではDDR3-1333MHz 2GB×2のデュアルチャネル構成でした。
■拡張スロット
PCI-E×16が2基、PCI-E×1が3基です。
個人的にはせっかくATXなんだから普通のPCIは残して欲しかったなぁ(´・ω・`)・・・
ClossFireが可能なのでショップブランドPCの上位モデルにも対応できそうですね。
FF14推奨PCにはGeForceGTX570が搭載されていました。
■S-ATAコネクタ
S-ATA6Gはチップセットの機能を使用する為、2ポートのみです。
S-ATA3Gは3ポートに加え、背面にe-SATA3Gが付きます。
SSDでもバッチリですね。
■USBピンヘッダ
異様に多いのがUSBのピンヘッダ。
USB3.0が2ポート分、USB2.0に至っては6ポート分も搭載されている。
FF14PCで使用されていたのは、USN2.0/3.0とも各2ポートずつでした。
USB3.0コントローラーのEtronTech製EJ168Aが2基搭載されています。
■その他のヘッダ
COMポート用のヘッダが付いています。
その横にフロッピー用のインターフェースのパターンが・・・
これを搭載して変態仕様にして欲しかった・・・
■FANコネクタ
CPU用が4ピン、ケース、POWER用がそれぞれ3ピンタイプで合計3つのファンを付けることができます。ASRockのATXマザーは大抵ファンコネクタが5基以上付いているので、若干ケチっているイメージです。(3基もあれば十分ですが・・・)
難点なのは3つともマザーの左側(ケースで言えば背面側)に近いこと。
ケースのフロントにファンを付けたい場合届かない可能性がある。
■音源
蟹マークで有名なRealtekのALC892が搭載されていました。
本機でも8chサウンド+S/P DIFが搭載されています。
DACはS/N比95dB、ADCは90dBと、S/Nだけで見ると廉価なALC662にも劣ります。基本的に多機能なサウンドチップと捉えた方が良さそうですね。
フロントのヘッドホン出力(ピンヘッダ)からはかなりパンチの効いた音が出ました。ただ高音がやたらと鋭いのでちょっとストレスの溜まる音ですね・・・
■コンデンサ
VRM周りは固体コンですが、チップセットを含むその他の部分は海外メーカーの液コンです。
ほとんどはSAMXONですが、一か所だけ個人的に嫌いなTEAPOが・・・
この1つがパンクして動かなくなったりするんだよな(´;ω;`)
■BIOSのアップデートについて
zigsow内でsignさんやzigsowzさんがASRockに直接問い合わせをして、非公開のBIOSをメールで戴いたそうです。(今は問い合わせてもメールが返ってこないらしいです) 今回はsignさんのご厚意によりBIOSを戴きまして更新しました。
バージョンは、P1.20 → P1.60Yへ更新。
ASRock先生のH6x/P6x世代のマザーでは、IvyBridgeに対応バージョンだとメジャーアップデート扱いになるようでP2.xxとなるようです。ですので、このアップグレードでは残念ながらIvyBridgeには対応しないようです。
恐らく、メモリ等の相性や不具合修正などが行われているものだと考えています。
(更新履歴が無いのでわからないですw)
■3年間使ってみて・・・(いや、2年半かw)
3年間、使用頻度はあまり高く無いですがゲーム機として頑張ってくれました。動作が不安定になることは一切なく、液コン&廉価マザーということで心配していましたが十分に鉄板と言える仕様でした。IvyBridgeに対応していたらもっと良いのに残念ですね。
っと言っても、本機はデフォルトでCorei7-2600が搭載されていたので、わざわざIvyBridgeの3770クラスに載せ替えるほどの理由があると言えば、そうでも無いのですが(^^;
最近のASRock先生は変態から紳士に変わってしまってあまり楽しめないのが残念です。とは言え、色々なプラットフォームの製品を購入していますけどw
・・・と、LGA2011のCorei7-4960Xレビューでケースを開けるために、このマザーを取り外す際にレビューしてみました(^^;
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購入金額
0円
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購入日
2012年04月頃
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購入場所
zigsowプレミアムレビューの製品に組み込まれていたもの
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