■更新履歴
2013.10.29 ハイスペック(3770K+GTX570)で組んだときのベンチ追記
PCCHIPSのマザーボード「H77M-P71G」です。
私が知る中で、PCCHIPSブランドのマザーボードとしては最上級モデルとなります(;=゚ω゚)=333
個人輸入で購入したので多分日本に1枚しかありません(;゚∀゚)=3
(こんなローエンドマザー誰も輸入しないだろうし・・・)
↓こちらは同時購入したH61搭載ATXマザーのP62Gです。
(ATXでチープシンプルで良いマザーですw)
【メーカー/型番】PCCHIPS / H77M-P71G
【チップセット】Intel H77
【Socket/Slot】LGA1155
【対応CPU】~Corei7-3770K
【メモリスロット】DDR3×2
【拡張スロット】PCI-E(×16)×1、PCI-E(×1)×1、PCI-×2
【主なオンボードデバイス】VGA(D-SUB+DVI+HDMI)、S-ATA(6G×2、3G×4)、
GigabitLAN(蟹)×1、6chサウンド(ALC662)
【フォームファクタ】MicroATX
【リリース時期】不明(2013年だと思われる)
【製品のHP】ECS Korea
http://www.ecs-korea.com/?this_in=newproduct&c2=19&am...
【発売時の記事】
無し(国内未発売モデル)
このマザーボードは本家のPCCHIPS(台湾)及び、PCCHIPS USA(米国)には掲載されておらず、何故かECS Koreaのみに記載されています。ググってみても購入できるページはハングル文字のページばかりなので実質、韓国専売モデルだと思われます。
PCCHIPS本家のLGA1155マザーは全てローエンドのH61チップセットである為、このH77マザーはPCCHIPSブランドでは最上級モデルになると思われます。
それでは、マザーボードの外観を見ていきましょう(;=゚ω゚)=333
■化粧箱
これが世界一格好良いPCCHIPS様のマザーボードの箱です(;゚∀゚)=3
一昔前までは赤を基調としていましたが、現在は黒いシックな外観となっています。
また、同社はコストダウンの為に、大抵は共通の箱に機種名のシール貼っていることが多いのですが、この化粧箱はこのモデル専用となっています。珍しくお金掛けていますね・・・
化粧箱の側面のスペックシール
■付属品
まずは開梱(゚ω゚)
今時、マザーの箱で茶色の段ボールは珍しいかも。
もっとも、こんな所にお金をかけて欲しくないのですが(^^;
S-ATAケーブルはちゃんと袋で個装されています。
Intelでさえ裸で入れられているのにね!
マニュアルとドライバDVDは何故か底面に入れられていました。
・クイックインストールガイド(多言語・日本語無し)
・ドライバDVD
・S-ATAケーブル×2
・I/Oシールド
詳細なマニュアルはドライバDVDの中にあります。
普通はクリックインストールガイドだけで十分でしょう。
ちなみに、このドライバDVDはこの機種専用ではなく、LGA775のG4xシリーズやBluetoothなどかなり他機種のドライバが入っていました。一応、自動セットアップはされるようですが・・・
■マザーボード全体
お次はいよいよマザーボード本体です。
このように収まっています。
そして、これが聖なるPCCHIPSのP71Gマザー本体です(;=゚ω゚)=333
3倍速くない赤色マザーです。
横にして撮影。
それでは各部を見ていきましょう。
■I/Oポート
PS/2×2、ディスプレイ出力(D-SUB、DVI,HDMI)、
USB2.0×4、USB3.0×2、LAN×1、音源×3
何とPCCHIPS初のディスプレイ3系統出力搭載(;=゚ω゚)=333
同じく、PCCHIPS初のUSB3.0搭載(;゚∀゚)=3
USB2.0も4ポートと超贅沢仕様!しかも庶民に優しいPS/2ポートも装備!
■メモリ
メモリソケットは2スロット装備!DDR3-1600まで対応!
PCCHIPSなのに8GB×2=16GBという超贅沢仕様のマシンも組める!
もっとも発展途上国向けなので2GB、多くても4GBで組むのがルーツだと言える(^^;
■S-ATA
S-ATAは、6Gが2ポート、3Gが4ポートの合計6ポートです。
PCCHIPS初のS-ATA6G対応!
PCCHIPSではS-ATAポートが最多数の6ポートで拡張性にも余裕あり!
同社はLGA1155やSocketFM1マザーも発売していますが、全てH61やA55チップセット搭載モデルであり、S-ATA6GやUSB3.0には全く縁がありませんでした。このマザーは最上位モデルらしく、PCCHIPSブランドとして初めてのギミックが沢山詰まっています(;=゚ω゚)=333
これでPCCHIPSマザーでSSDの性能をフルに発揮できるというメリットもあります。
■拡張スロット
拡張スロットは普通のM-ATX並です。
・PCI-E×16(Gen3.0対応)が1本
・PCI-E×1が1本
・PCIが2本
ここでも、
PCCHIPS初のPCI-E(Gen3.0)対応!というギミックが・・・
これで最新のグラフィックカードでゲームマシンに化かすこともできますし、過去の資産であるPCIの拡張カードも使用することができます(;=゚ω゚)=333 HDMIにも対応しますし、地デジPCにするのも良いかも知れませんね。
■音源
音源には実質、世界標準になっているRealtek(通称:蟹)の「ALC662」が搭載されています。
ローエンドな音源チップとしてはVIAのVT1705と争いますが、WindowsVista以降のOSで使用するなら、24bit再生のできるALC662の方が解像度の高い音を出してくれます(;=゚ω゚)=333 音源チップレベルではADCがS/N:90dB、DACがS/N:98dBと廉価チップにしては悪くありません。
世界的にどれくらいの人が使用しているのかは謎ですが、5.1chサウンドにも対応しています。
■LAN
LANの物理層にもRealtek(蟹)の「RTL8111E」が使用されています。
ローエンドからミドルレンジのマザーボードで圧倒的なシェアを誇る、低価格なGigabitLANチップです。PCCHIPSでGigabitLANとは・・・良い時代になったな・・・
これでファイルサーバーやPC-NASとしても十分に使用できます(;゚∀゚)=3
■ピンヘッダ
このマザーは廉価モデルの割にピンヘッダが豊富です。
特にUSBは合計8ポート分のヘッダがあります。
とてもPCCHIPSとは思えません(^^;
・フロントオーディオ
・SPDIF
・シリアルポート(COM)
・TPMヘッダ
・パラレルポート(LPT)
・内蔵スピーカー
・フロントUSB2.0×3(6ポート)
・多分IntelMEの解除
・ケース開閉検出
・フロントパネル
・USB3.0(2ポート)
■ファンコネクタ
ファン用のコネクタはCPUFANとシステムFANの2系統のみ。
少ないけどM-ATXなら納得できるか。
■LGA1155
LGAソケット部分です。至って普通です(^^;
このマザーの対応CPUって、本家PCCHIPSには製品自体掲載されていないし、ECS Koreaの製品ページにもリストは無い・・・ので実質対応CPUは判りませんw
マニュアルにも第3世代Corei~とありがちなことしか書かれていませんし・・・
世代的にCorei7-3770Kには対応するでしょうが、遅れて登場したCeleronG1610やPentiumG2020などは微妙です。ECSでも放置されているモデルがありますし。
■VRM、コンデンサ、その他
VRM周りです。今風なFETやチョークコイルが所狭しと並んでいます。
そして、PCCHIPSらしからぬ、固体コンデンサが実装されています(;=゚ω゚)=333
また、チップセット用電源と思われる部分のコンデンサはパナソニック製です。
いつもは液体の台湾コンのオンパレードなのに凄く贅沢な仕様です。
しかし、さほど重要で無いと思われるようなデカップリング用途には、CapXonなどの台湾メーカーと思われるコンデンサも沢山使われています。まあ、用途によって使い分けるのはコストダウンが上手な証拠でしょうね。
高品質化の波はPCCHIPSにも来ているようで、ESD(静電気破壊)に対する保護素子が実装されています。USBポートなど人体が触れる所にはこのような保護が役に立ったりします。
この部分には「EZ Charger」の文字が・・・PCCHIPSなのに付加機能だと!?
多分、電源OFF時でもUSBポートに給電され、スマホ等が充電できるという機能だと思いますが・・・特に何も謳われていないので判りません(^^;
■動作確認してみる
輸入物なのでさっさと動作確認をすることに。
CeleronG530、純正クーラー、DDR3-2GB×2枚、動物電源を用意しました。
ドライバの先で、ポチッ!
BIOSキタ――(゚∀゚)――ッ!
こいつ、PCCHIPSなのに、UEFIです(;=゚ω゚)=333
しかも、マウス操作も対応!何故か日本語表示にも対応します。
ホワイトボックスPCが前提とされているのか、PCCHIPSの文字は出てきません。
表向きは組み込まれて、ノーブランドを突き通したいという印象ですね。
まだOSを入れませんが、十分使えるという印象です。
ってか、これだけ先進的だとPCCHIPSという印象が無くなりますね(^^;
でも、ホワイトボックスPC向けに安く組むのなら、マザーのスロットやコネクタはコストのかかるカラーでは無くてもっと地味でも良いと思う。ピンヘッダも過剰気味ですね。本気を出せばもっと安くチープに仕上げられそうに感じられるのが個人的には残念ですw
まあ、普通のH77マザーだしな!
■PCCHIPS vs ECS
今回、レビューしたマザーはPCCHIPS製「H77M-P71G」です。
そして、これがECSの「H77H2-M3」です。
いつものそっくりさんですね(^^;
しかし、これで手持ちのLGA1155マザーが・・・
これでLGA1155マザーは・・・
【Z77】
・GIGABYTE GA-Z77MX-D3H
・GIGABYTE GA-Z77X-UD5H
【Q77】
・DQ77MK
【H77】
・ASRock H77M
・ASUS P8H77-I ←ジャンクを修理
・PCCHIPS H77M-P71G
【B75】
・ASUS P8B75-M ←ジャンクを修理
【Z68】
・ASUS P8Z68-V PRO/GEN3
【H67】
・ASUS P8H67-I PRO ←2枚所持
・Intel BOXDH67CFB3 ←但し、BIOSが飛んで昏睡中orz
・ASRock H67DE
【H61】
・ASUS P8H61-MX
・GIGABYTE GA-H61M-S2V-B3
・ASRock H61iCafe
・ECS H61H2-M5
・ECS H61H2-M2 V2.0
・ASUS P8H61-M LX PLUS REV 3.0
・ASRock H61M-VG3 ←ジャンクを修理
・PCCHIPS P62G ←2枚所持
合計:21枚(1枚BIOSが死んでいるので20枚)
2年強のプラットフォームここまで増えるか・・・(^^;
■PCCHIPSをハイスペックで組んでみる
PCCHIPSはチープ&ローエンドにこそロマンを感じますが、たまにはハイスペックで組んでみました(^^;
【CPU】Corei7-3770K
【メモリ】PC12800 DDR3-4GB×2
【グラフィック】GeForceGTX570-1280MB
【電源】Seasonicの750W
【OS】Windows7HomePremium(64bit)
■WEI(Win7)
■CrystalMark2004R3
■DQ10ベンチ(1920×1080 標準品質)
■PSO2 V2.00(1920×1080)
とても、ローエンドマザーの使い方じゃないですね(^^;
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購入金額
5,782円
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購入日
2013年10月01日
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購入場所
韓ショップ(輸入代行業者)
れいんさん
2013/10/13
(*゚∀゚)=3ムッフーしてるよ
カーリーさん
2013/10/13
ふっけんさん
2013/10/13
海外旅行に行って、世界中のドマイナーメーカーのマザーを買いまくりたいです(;゚∀゚)=33333
ふっけんさん
2013/10/13
手持ちのH77マザーは4枚とも2本しかありませんw
ってか個人的には途上国向けにもっと使用をケチって、
メモリソケット×1、拡張スロットはPCI-E×16が1本のみ、ピンヘッダでUSBやサウンドは不要。レガシーポートも無し、ディスプレイはD-SUB1択、基板のシルクから梱包材に至るまで節約しまくったようなチープマザーでも出して欲しいですけどw