バックプレーン筐体などで、ホットスワップに対応させるためにはSCA-2端子の方がもちろん良いのですが、ごく普通のクライアントPCで、普通のホストアダプターに接続して使うには、SCA-2端子を68P Wide SCSIや50P Narrow SCSI等に変換してやらなければいけません。
このような用途でリファレンス的な存在だったのが、Kingston(StorCase) DX100-SWCというアダプターなのですが、このアダプターは小売店で見かける機会が少ないことに加え、価格も1個3千円以上と手頃とは言い難いものでした。
最近でこそあまり見かけませんが、以前は中古PCパーツショップなどでもこの類のアダプターはよく売られていて、安いものでは500円前後から入手可能でした。しかし、下手に安いアダプターを買ってしまうと、LVD転送対応の環境でもSingle-Endedでの転送しか出来ないような粗悪品を引いてしまうこともあり、何でも良いというものでもありません。
このainex SCA-8068Aは販売価格こそ比較的安かった(1,000円前後で入手出来ることもあった)ものの、公式にLVD転送対応を謳っていて、格安品とDX100-SWCとの間を埋める貴重な製品でした。
私自身も常用環境の多くでこのアダプターを利用していました。HDDを入手してきて、動作確認や性能測定をDX100-SWCで行ったあと、常用環境に組み込む際にSCA-8068Aと組み合わせるという使い方でした。私が使った限りでは相性問題などが発生することも無く、安心して使えるという印象でした。
なお、今回記載した価格と入手時期は、最後にまとめ買いした際のものとなっていて、最も高い個体は1,480円程度だったと思います。
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購入金額
525円
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購入日
2007年03月21日
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購入場所
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