ポイントはミシュラン認証?
一般的に多いゲージはアナログ式だが(そっちも持っていて車に積みっぱなしw)、本品はデジタル式。
んでなにがいいって「BAR」、「PSI」、「KPA」の3単位に対応していること。
以前は一般的に車の空気圧は「kg/cm2(kgf/cm2):重量キログラム毎平方センチメートル」であらわされていたが、前世紀末に始まったSI単位系への標準化で圧力はPa(パスカル)であらわすことになった。
概算としては「1 kgf/cm2 ≒ 100 kPa」でよいので、たとえば 2.1kg/cm2≒210kPaと考えればよいのだが、厳密には「1 kgf/cm2 = 98.0665 kPa」なので206kPaとなる。
根が理系なので、正確なほうがいいナァと。そのくせ換算がめんどk(ry
当時(今もか)ミシュランのタイヤにはまっていたのも主因。というのが、ミシュランはタイヤ空気圧にうるさい。どちらかといえば、ガワ(側面)を硬くして剛性を出し、接地面の柔らかさで静粛性や喰いつきを稼ぐ国産タイヤに対して、接地面は比較的タレないつくりでガワをやわくして乗り心地やステアリングのキレを演出するミシュラン。その設計思想のために、ロングライフであったり、ステアリングきった後の一呼吸おいてぐいっと回る独特の味があるのだけれど、ガワがやわいため指定圧でも結構タイヤがつぶれる。0.1 kgf/cm2圧力が違うと結構違う。そこで精密な測定をしたく購入。
Schrader international(シュラデール)製造の空気圧測定器で、ミシュラン認証品。
表示部はブルーバックライトつき、バルブに当てる部分にもブルーライトがついている。
ボタンの切り替えで「BAR」、「PSI」、「KPA」の3単位を切り替えることができる。これ実は福岡にあったミシュラン専門店(一部ピレリなども置いていた)“HALFMILE”から通販で入手したもの。
超人気商品で入れる先からどんどん掃けてしまうということだったので、予約入れておいて入荷の知らせを聞いてその日に速攻押さえた。
ケースとバルブ変換アダプターが付く、シンプルなつくり。輸入ものだが電池は国内でも調達しやすいLR44。使ってみると(特に夜)すごく便利。
いいもの紹介してくれました...って店をご紹介しようと久しぶりにHPをみると閉店したそうな><。ここの店長八波さんはこだわりの人で、「スペシャルバランスコース」と呼ばれるホイール預かり⇒組み込み⇒返送をしてたぐらいの「職人」。これはいったんホイールとタイヤを組んだ後、その重心を測定し、もう一度ばらしてからホイールの重点とタイヤの軽点を合わせて組みなおし、バランサーを最小限にする、というこだわりの手法。一度組んでもらったことがあるけど、いままで街の×××館なんかで組んで15gのバランサーがほぼ対角線上に2つ付いていたようなホイールが5gを半分に切った!バランサー1個というような超精密バランスでいい感じの組みあがりだった。ミシュランタイヤの真円性とあいまって、滑るような乗り心地だったのを思い出す。
今も残されているHP見るとなんかイロイロあったみたいだけど、こだわりの職人が減っていくのは寂しい世の中です。
在りし日の“HALFMILE”HP、商品紹介ページ
-
購入金額
5,250円
-
購入日
2010年頃
-
購入場所
HALFMILE(ハーフマイル)
退会したユーザーさん
2013/07/25
夜目にも優しい感じでつ(・・b
SI単位切り替えの時には
作り直した書類の山(w
廃棄した書類の山(・・;<裏紙で使いましたが
面倒ですた(--;
職人さんと商人とのバランスも難しいでつよねぃ(・・;
同じ手間賃でこだわればこだわるほど儲けが無くなっていくという罠・・
指物師や石屋さん(墓石じゃなくて土台とかの・・)なんかも
儲からないから廃業される方が多いようでつ(・・;
cybercatさん
2013/07/25
綺麗ですね、これは。
おしゃれな感じです。
>SI単位切り替えの時には
>作り直した書類の山(w
ウチの業界はあんまり変更なかったんですが、一部の単位で文字の表記を変えましたね。
>職人さんと商人とのバランスも難しいでつよねぃ(・・;
でも高くてもこの人から買いたい、というのはあります。HALFMILEは実は安くもあって、福岡との送料込みでも元が取れたので複数回利用したのですけどね(「スペシャルバランスコース」でこっちからホイール送ると×だけどww)。
店(というか店長?)のファンも多く、掲示板ではタイヤや車に関するいろんな議論が戦わされていました。そういえばタイヤのインプレも書きましたね~...なつかすぃ。