ちなみにB4680とはBRANCH4680の略で、ブランチ型ネットワーク(10Mbps対応)の意味ですが、端的に言ってしまえば10BASE-T/2/5など、ごく普通のイーサネットのことであり、この製品も10BASE-T/5をサポートする、PC-9800系汎用バス(Cバス)用の拡張カードということになります。勿論実際に利用したのは10BASE-Tだけでしたが。
10BASE-Tという辺りがいかにも時代を感じさせますが、当時はようやくダイヤルアップ型のアナログモデムでインターネットに接続し始めていた時期であり、インターネットへの接続速度は33600bpsや56000bpsといった程度でしたから、速度にも不足はなかったのです。
当時はまだそれほどインターネットへと頻繁に接続していたわけではなく、Windows 95の機能を活用したファイル共有などのために主に使っていました。内蔵HDDの容量がせいぜい500MB~2GB程度という環境で使っていましたので、それほど大きなファイルを扱っていたわけではなく、10Mbpsも十分に高速といえるものでした。そもそも他のファイル共有手段はせいぜいMOで持ち運ぶという程度のものでしたので。
この製品はメーカー希望小売価格24,500円とかなり割高ではありましたが、Cバス用ボードとしては珍しくプラグ&プレイできちんと動いてくれるため、導入も非常に楽であったことを記憶しています。後に入手した10BASE-T専用の下位モデルとなるPC-9801-108ではリソース設定で苦労したということもあり、PC-9801-104の出来の良さが光りました。
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購入金額
480円
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購入日
不明
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購入場所
はにゃさん
2013/07/24
Netwareサーバーにつなぐのに使用してました。当時としてはいいカードでした。
jive9821さん
2013/07/24
あくまで「当時としては」ではあるのですが、プラグ&プレイの挙動も含めて素直な良い製品だったと私も思います。
最初にこの製品を使ったので、後で使ったCバス用NICには多かれ少なかれ不満を感じたものです。