ASUS製、Z87チップ搭載のATXマザーボード。
メーカー自身が「スタンダード中のスタンダード」と評する製品で、第四世代のCoreシリーズ(Haswell・Haswell-Refresh・Devil's Canyon)に対応する。
今回入手したのは、一応在庫の新品。
元々の売価は二万円近い製品だが、既に型落ち在庫な上に第五世代のbroadwell非対応、第六世代CPUの発売が間近という事もあって、7800円(税抜)だった。
正直、Z87マザーに出す金額としては少し高かったかなと思うが、目的に合致する製品がコレかZ87-Aしか無かったので、仕方なしと割り切った。
その目的は、単純明快。ストレージ・サーバーの更新である。
元々の構成はASUS P8Z68-Pro/GEN3、及びIntel Core i5-2500Tで、HP製のRAIDカードP420とNEC製SASカードを搭載し、2TBx6のRAID5ストレージと、LTO4によるテープ・バックアップでデータを保管している。
曰くつきのHDDとして知られる、Seagate ST2000DL003の度重なる故障(既に導入した7つのうち、3つ死んでる)にも負ける事無く、大量の録画データを保持してきた構成だ。
ただ、この構成にも問題点はある。
特に問題なのが、元々「HP製サーバ以外での運用を考慮していない」HP-P420だ。
このP420では今のところ出ていないが、以前に運用していたHP-P400のほうは、認識出来るマザーボードのほうが少ないという、非常に癖のある代物。
この相性問題、P420でも同様の問題が無いと言い切れない。
HP製RAIDカードの運用は、動作実績のあるASUS製マザーボードでなければ不安過ぎた。
また、現在運用中のOSを出来る限りそのまま移植したかったので、他社製マザーボードに手を出して混乱するのを避けたかったこともある。
そういう訳で、性能条件をクリアしているASUS製マザーの中で、比較的安価なコレを選んだ。
HP-P420(GEN3x8)、HP-NC380T(GEN1x4)、NEC-N8103-104A(GEN2x8)を積む必要があるので、PCI-Express x8以上が最低二つ、x4以上が一つ必要ということになると、必然的にx16スロット三基装備のZ87が必須。
そういう訳で、今回こいつの採用となったのである。
実際、このチョイスは狙い通りで、カードの認識は全て問題なく正常、OSも入れなおす事無く流用出来たし、動作安定性も申し分ない。
ただ・・・・不満が無い訳じゃ、ない。
特に、というか個人的に唯一気に食わないのがコレ。
『どうです・・・・良くないでしょう・・・?』
『や、これはひどい。』
・・・とかいう、どこぞの漫画のコマがそのまま脳裏に浮かぶレベルの、この悪趣味極まる見た目である。
茶系の基盤に、金色のヒートシンクとラメ入り樹脂のSATAポート。
萎える。そりゃもう全力で萎えるレベルで、とにかく恰好悪い。
基本デザインはP8Z68-Pro/GEN3と殆ど同じだというのに、カラーリングを変えるだけで「ここまで駄目になる」とは思っていなかった(汗)
正直、利用目的に合致していなかったら絶対買わなかっただろう。割高だし。
最後に、付属品一式。
スタンダード品ということで、上位マザーと比べると最低限の付属品が入っているのみ。
つーか、この中身で2万近い値段ってあたり、ASUS製マザーは割高感強い。
そういう訳で、性能面は文句無いけど、見た目が個人的にアレ過ぎなので、余りもうケースを開けたくないね、うん。
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購入金額
0円
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購入日
2015年07月06日
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購入場所
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