別に研究職ではありませんが、何か？

　とりあえず、湯呑みとして便利そうだったので買ってみた。

買ってきたのが2002年。それからすでに10年以上が過ぎようとしている。

結果から言うと大満足である。

　べつに買ってきたときは何に期待して買ったわけでもないのだが、とにかくパッと手に届くところにビーカーがあるのは何かと便利。

　まず形状が安定しているので、手とかがぶつかっても転がりにくい。

転がらないので落としにくい。

落ちても強度があるので壊れにくい。

耐熱ガラスなので冷たい飲み物も熱い飲み物も安心して入れられる。

家族で同じ物を買っても、ビーカーの白いネームタグ書き込み場所にシールなどを貼っておけばすぐに誰のものか分かる。

注ぎ口が付いているので、子供に水やお茶をささっと分けてあげられる。

電子レンジにかけられる。

　まぁ、なんとなく買った割には意外と良い事ずくめで非常に重宝している。

しかも安い。

壊れたとしても、同じものはまた買える。

頑張って欠点も探してみる

　一応、誉めちぎってばかりでもステマっぽいので、欠点も考えてみる。

特に致命的に困ったことがあるわけではなく、だからこそ10年も使い続けているのだが。

　持ち手がない。

これはどうだ。たしかにあまりに熱いものを入れてしまった時などは、パイレックスは平気でも、それを持つ人間様の手の方が平気じゃない時もある。しかし、だいたいはビーカーそのものが適度に吸熱してくれて、熱すぎてどうにもならないような事態には陥らない気がする。

胴を持つのが熱い時もあるが、このサイズなら液体に接していない部分を上から掴めば移動ぐらいはできるのだ。

　場所によって飲みにくい

これはちょっとある。ビーカーなので注ぎ口が付いている。中の飲み物をどこかに移すときには重宝するのだが、そこに口をつけて飲んでみよう。

なんだか、妙に落ち着かないのだ。

自分の口は飲み物を受け入れようと、そういう形になっているのに、さらにビーカーが自分の口に飲み物を注ぎ込もうとする格好になる。

これは正直、押し付けがましい。

実際、なんとなく口触りも悪いのだ。

しかし、この問題は少し飲み口を横にずらせば解決してしまうので、やはり致命的な欠点とは言いがたい。

　外見が無愛想

何を言っているんだ。このツンデレ風の色気が分からないのか。

ビーカーを綾波レイとか長門有希みたいなキャラクターだと思って愛するんだ。

総括

　意外とビーカーが日常にある生活も良い物ですよ。

茶渋が目立ったら塩素系漂白してあげて下さい。驚くほどピカピカになりますから。