あらすじ
過去に起きた暴力事件によってほとんどの部員が去り、4人しか残らなかったことでチームが組めず、休部状態になっていた瑞穂高校バスケットボール部。藤原たちが2年生の秋、元天童寺高校バスケットボール部キャプテン・哀川和彦の転入、突然の入部により、部員たちの心にくすぶっていた「全国制覇」の夢を目指していく。
※Wikipediaより
おそらく、バスケ漫画では最長連載の作品だと思います。
ただ、知名度ではスラムダンクに及ばないのが残念ですが、私的にはこちらのほうが好みです。
本巻はインターハイ決勝戦、天童寺vs瑞穂戦
前巻でも天童寺の選手が小物っぽいみたいなことを書きましたが、理由は哀川に対しての逆恨みにしか見えないことです。
それを試合中にほぼいじめみたいな形でかえしているところが、バスケはうまくても精神面はほんとにガキにしか見えない。
さらに加えると、天童寺の校長でアリバスケ部の監督であり哀川の父親でもある男は・・・ほんとに教育者か?と疑ってしまいます。
学校経営者としては自分の息子をスター選手にして売り物にするというのは正しい経営判断かもしれませんが、教育者としてはまったくの失格にしか見えないのです。
ただ、だめだめな指導者どもはともかく、選手の複雑な心情は描けているのではと感じています。
本巻の冒頭で、選手交代した後の本田がベンチで「哀川先輩ってあの程度でしたっけ」というようなせりふをいうんですが、マネージャーの大沢が本当の哀川はあんなもんじゃないというようなせりふで返します。
自分たちを見捨てたという逆恨みと、やはり憧れの選手であったというジレンマをうまく描けているのだと思います。
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購入金額
450円
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購入日
2013年06月17日
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購入場所
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