McAfeeといえば、市販のPCを購入すると体験版がインストールされていることが多く、Nortonと並んで知名度は一般PCユーザーにも高いかと思います。
また、多くの企業でも導入されているので、会社でPCを使っている方にとっては、McAfeeへの思いは色々思うところはあるでしょう。
今回マカフィー アンチウイルス プラスをレビューするにあたり、比較対象となるソフトはカスペルスキー2013マルチプラットフォームセキュリティとなります。
なお、動作検証端末はAcer ICONIA W700D。
■パッケージ
送られてきた製品は折りたたまれた厚紙一枚。
開くとライセンス登録コードがスクラッチで隠されています。
インターネットでライセンス登録コードを入力すると、製品のダウンロードを行えます。
ちなみに、2011年度版はCD-ROM。
2012年版はカード。
年々コストカットされています。
昨今、ネットで購入するソフトも、このようなライセンス登録コードが厚紙印刷されている形式が増えています(Office2013等)。
CD-ROMドライブのあるPCよりもネットに繋がっているPCの方が圧倒的に多いので、この販売形式が主流になっていくのでしょう。
■インストール
ダウンロードしたセットアップファイルを起動すると、ローカルPCのスキャン完了後にインストールが開始されます。
ここで驚いたのが、カスペルスキーインストール済みのまま、インストールが完了したこと。
つまり、カスペルスキーとマカフィーの共存が可能ということです。
大抵は他社のセキュリティソフトが導入されている場合はアンインストール必須のパターンが多いので、共存できることに驚きました。
もちろん、イレギュラーな事象なのかもしれません・・・。
データで見るカスペルスキーとの比較
■気になる性能は?
ここでは実際の調査機関が行っているテスト結果を紹介します。
調査機関:AV-comparatives
- オンデマンドスキャンテスト
ローカルディスクにあるファイルの検出率。
以前はMcAfeeの方が優秀であったが、ここ最近の調査ではカスペルスキーのほうが検出率が上回っている。
- 現実世界での保護テスト
インターネットやメールなど、ネットワークを通じてどれだけ検出出来たかのテスト。
常にカスペルスキーが上回っている。
- 実行速度
ファイルコピー(初回起動、二回目以降)、インストール/アンインストールに関し、カスペルスキーの方が速い。
総じてカスペルスキーのほうが優秀です。
最新の調査結果については、こちらを参照。
じゃあ、何が強み?
検出率も実行速度も劣っている。
では、この製品の利点は何なのか、アプリケーションの機能一覧をみてみた。
■搭載された機能を使ってみる
搭載されている機能は以下の通り。
ここでは個人的に気になった脆弱性スキャナーと最適化プログラム、シュレッダーを利用してみます。
ノートPCやタブレットPCを仕事で使う人におすすめ
PCを会社で使用する際に最も気をつけるべきことはセキュリティです。
特に営業などで外に持ち出して使用する場合には、機密情報を持ち出す場合があります。
情報が漏洩した場合の損害はとても大きいので、不要となったファイルは常に削除する必要がありますが、マカフィー アンチウイルス プラスで搭載されているシュレッダー機能が大変便利に思いました。
また、市販のPCでプリインストールされているケースも多く、親しみが持てるユーザーもいるかと思います。
他社のセキュリティソフトが優れているといっても、使い慣れた製品のほうが何かと便利だったりするので、マカフィーに対して馴染みが深いという方にもオススメです。
aoidiskさん
2013/09/28
いろいろあるんだな、実感
sandbagさん
2013/09/29
昔のバージョンよりはいくらかは軽くなっていますが、もっと負荷の少なくなることを期待しています。