ここでは、これまで使っていたセキュリティソフトとの比較をテーマに

レビューをするわけですが、単純に比較するには少々問題が・・・。

今回、比較対象とするセキュリティソフトは、

カスペルスキーインターネットセキュリティ2013。

問題は、カスペルスキーは総合版ですが、マカフィーはそうではないこと。

同じグレードに合わせるなら、たぶんカスペルスキー アンチウイルスあたりと

比較すべきかもしれませんが、実際に使っていたものとの比較というテーマなので、

とにかく比較してみます。

マカフィー アンチウイルス プラスと

カスペルスキー インターネットセキュリティ2013

マカフィー アンチウイルス プラスの機能達と

カスペルスキー インターネットセキュリティ2013の機能達

インターネットセキュリティ2013は、総合版なだけにいろいろと機能が入っています。

ネット決済保護やセキュリティキーボードなどは面白いですね。

ただ、アンチウイルス プラスも、一番下のクラスにしては、いろいろと機能が入ってますね。

お世辞ではなく、頑張っていると言ってもいいんじゃないでしょうか。

２つのソフトでフルスキャンをしてみる

以下２つを下記の表記で表します

　【M】・・マカフィー アンチウイルス プラスと

　【K】・・カスペルスキー インターネットセキュリティ2013

【M】ウイルスおよびスパイウエア対策（左上）をクリック

【K】スキャン（左下）をクリック

【M】パソコンをスキャンをクリック

【K】完全スキャンをクリック

【M】画面が変わって実行中の文字とスキャンしている場所が表示されます

【K】画面が変わらず、ボタンのまわりをグルグル回ってます

スキャン完了

 ※カスペルスキーは取り忘れたみたいです・・すみません。

正直どちらも特に悪い感じはしませんが、

残念ながらアンチウイルス プラスの最初の画面より、

インターネットセキュリティの方がすぐわかると思います。

わかりやすくするためにデザインしたんでしょうが、

文字だけよりイラストとかマークがある方がわかりやすいですよね。

まぁないわけではなく、バックにうっすらありますけど。

でも全体的にわかりやすくしようとしているのはわかりますけどね。

シュレッダー

個人情報やパスワードなどの重要な情報が入ったファイルなどを削除する時に

有効なツールです。

知っている人がほとんどだとは思いますが、初心者の方で案外知らない事で、

例えばごみ箱に入れたファイルは、ごみ箱を空にしないと消えません。

また、空にしたとしても、実際には完全に消えたわけではないので、

データ復活ソフトなどを使うと消えたはずのファイルを見ることができます。

なのでパソコンや外付けハードディスクなどを捨てる時にこんなツールを使うと

削除したいファイルを完全に削除してくれます。

この機能だけで数千円以上で販売されていますから、

そのソフトを購入することを考えれば、お得なんではないでしょうか？

販売されているソフトは、他にも機能があるかもしれませんが、

何もしないよりずっといいです。

脆弱性スキャナー

ガンブラー系ウイルスによるホームページ改ざんが数年前に大流行しました。

当時結構ニュースでも取り上げられたので、ご存知の方も多いのでは？

耳にすることはかなり減りましたが、今でも僕の職場の顧客の中には、
ホームページ改ざんの被害に遭う方がいらっしゃいます。

ここでは詳しい説明は避けますが、この攻撃ではOSやブラウザー、FlashPlayerなどの

脆弱性が狙われました。

この脆弱性スキャナーは、上記のようなプログラムが古い状態でないかを調べ、

常に最新の状態に保つ手伝いをしてくれます。

脆弱性スキャナーの実行から脆弱性発見、解消まで

脆弱性スキャナーを開始

脆弱性を発見！ 

結果のレポート

今回脆弱性スキャナーを使ってみると、実際に脆弱性を見つけてくれました。

顧客への接客中に、WindowsやAdobeReaderなどを古いまま放置している

お客さんがかなりいます。

それが原因でウイルスに感染し、リカバリーしないといけなくなった人達を

見ているだけに、常に最新の状態に保つように一応案内はします。

ただ実際に初心者の人達が、パソコンを最新に保つように言われても

できるかどうかはかなり疑問です。

そこにこんなツールがあれば、これを定期的に実行してもらうだけで

かなり解消されるように思います。

脆弱性スキャナーには、スケジューラーもついているので

設定してあげれば、出てきたメッセージに対応することを

案内するだけで、操作側の負担も減るでしょうし、

個人的にかなり導入してほしい機能です。

サイトアドバイザー

その名のとおり、サイトを見る時にアドバイスをくれるツールです。
アドバイスの内容は、そのサイトが安全かどうか。

例えば検索サイトで検索すると、検索結果の各サイトへのテキストリンクに、

安全、危険などのマークがつきます。

また、マークにカーソルを合わせると、サイトの安全／危険の評価が

名刺程度（？）のサイズで表示されます。

ガンブラーのように、サイトを見るだけで感染するタイプの攻撃がある現状では、サイト訪問の前に危険を知らせてくれる、このような機能は非常に有効です。

ただ残念なことに、マカフィー社が確認しているサイトしか判別ができないのが現状です。

全くわからないよりも、安全である、ということは言えますが、

欲を言えば会社の垣根を超えて、現状を共有できるデータベースなんかがあれば、

みんなが安全にインターネットを利用できる気がするんですが、難しいんですかね？

まぁ、マカフィーさんだけに言っても仕方ない話ですが。

お勧めしたいのは、やはり初心者の方でしょうか。

僕の考えでは、今までの経験から一般の人がセキュリティソフトを入れないで
パソコンを使用する事は、絶対にしてはいけないと思っています。

いままで僕がいろんな顧客先へ訪問した経験上、
セキュリティソフトを使用していないか、
インストールはしているが期限切れのまま使用しているパソコンをスキャンすると、
たまたまかも知れませんが、ほぼ100％に近い確率で、何らかの「問題」が見つかり、
「問題なし」にはなりませんでした。

その中には、単にいろんなサイトをまわっていると嫌でも増えてくるCookie（クッキー）のみ、
という軽いものも当然あります。

それだけであれば、あまり大騒ぎはしませんが・・・

上記のような条件（セキュリティソフトを使用していないか、
期限切れのまま使用しているパソコン）限定ではありますが
100％中の80％程度は何らかのウイルスに感染していました。

中には、セキュリティソフトで駆除するだけでなく、
リカバリーしないと安心できないタイプの重度の感染パソコンもたくさん見てきました。

普通にリカバリーすると、アップデートや以前の状態に近づけるのにかなり時間を要します。

さらに、データのバックアップを一度もとっていない人がほとんどで、そういう場合下手をすると大事なデータやメールなどを失ってしまう可能性もあります。

僕の対応したのは、すべて職場の顧客なので仕事でパソコンを使っているケースのみでしたから、重度の感染をしていた人たちは、かなり大変だったようです。

マカフィーに限らず、セキュリティソフトを使う程度の差はあれ、重たくなります。
パソコンが重くなるのは確かに嫌ですが、問題が起きてからの対応を考えれば

少し我慢してもいいのではないかと思うんですが・・・。

初心者の人で、もし何も対策をしていないのでしたら、検討してみてはいかがでしょうか？

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最後に、レビューを公開してからずいぶん遅くなりましたが、zigsow様、マカフィー様、並びに関係者の皆様、レビューに選出いただきありがとうございました。