今回、レビューする目的で頂いたのがマカフィーアンチウイルスプラスです。
HPに書いてある位置づけによると、この商品は特定用途/低価格志向ユーザー向けとなっています。つまり、ウイルス対策ソフトを入れたいけどどれが良いのか分からない人やとりあえず入れとけば良いや!という人にむけて作られたと思えるような製品だと僕は感じました。
今回のレビューで使用するのは、Macの中に作った仮想マシンでレビューしたいと思います。スペックは次のとおりです。
OS:Windows7 Professional SP1(32bit)
CPU:Core i7 3635QM(?) 4コア 2.40GHz
メモリ:3GB
HDD:40GB
【インストール手順】
上の写真のカードを開けて、中に書いてあるURLにアクセスします
そして、テキストボックスの中に登録番号を入力します。
そして、アカウントのログイン又は登録が求められるので、初めて利用される方は最初に作ってから上記の作業を行ったほうがいいと思います。
そしてダウンロードが完了したらインストールに移ります。
ソフトをダブルクリックし、起動させたらスキャンしていますとか出ますが虫で構いません。そして、それらが終われば次のような画面になるはずです。
何が必要なのかわかっている人や上級者はカスタムでもいいですが、初心者の方などは完全でインストールすることをオススメします。
こんな感じでインストールは進んでいきますが、使用者のネット環境によっては更新データやプログラムデータのダウンロード時間が異なります。
この作業が終了すると、自動的にインストールに入っていくので何もすることはありません。終了するまで待つだけです。それでインストール完了なんですが、あまりPCを触らないお年寄りや女性に言っても恐らく理解してもらえないので、もう少し簡単にダウンロード及びインストールができるようにして欲しいです。
【製品全体の感想】
確かに、アンチウイルスソフトとしての完成度は高いのだが多機能型なのかどうもPCの動作に影響が出てしまう。アンチウイルスと名乗るのだから、アンチウイルスに特化した製品に方向転換しファイアウォールなどその他の機能は申し訳ない程度に入っていればそれで良いと感じる。あまり関係ない機能が動いてPCのメモリソースを食いつぶしていたら何のために機能を絞っているのか分からなくなってしまう。この点を、改善して欲しい。
また、メイン画面は分かりやすく作ってあるが一歩中に入ると文字だけの無機質なモノになっていて初心者にとっては、あまり触りたくないという印象を与えてしまうのではないかと思う。もう少し親しみやすいUIでもいいのかなと思います。それ以外は、完成度の高い製品だと思います。
フリーのセキュリティソフトよりも重い?
【マカフィーアンチウイルスプラス】
今回、Windows7に導入したマカフィーアンチウイルスプラスを使ってウイルススキャンしてみました。
先ずはクイックスキャンです。クイックスキャンとはその名の通りで、ユーザーが一番使うファイルやフォルダがある部分を中心的にスキャンすることです。一回行ってみた結果を載せてみます。
比較的早くスキャンが終了しましたが、常にCPUの使用率が90%以上のべた踏み状態です。が、スキャンする部分が少ないので比較的早く終わらせることが出来ます。
続いて、フルスキャン編です。
こちらは、上のクイックスキャンと違ってすべてのディレクトリ・フォルダ・ファイルを徹底的に検疫します。その分時間もかかります。時間があるとき以外はあまりオヌヌメ出来ませんwwしかし、クイックよりもしっかりスキャンできるので安心感が有ります。が、システムや操作時に少しモッサリ感が出てしまいます。
そして、クイックスキャン同様CPU使用率がほぼ常に90%オーバーをキープしています。
【MSE(マイクロソフト・セキュリティ・エッセンシャル)】との比較
本来、Macの仮想マシンのWindows7にはMSEが入っていました。
これはマイクロソフトが無償で提供しているWindows専用のアンチウイルスソフトウェアです。シンプルな構造で使い易く、軽くて快適でした。また、下の画像のようにクイックスキャンやフルスキャンをしてもシステムに影響が無いように20~40%程度に抑えられています。
つまり、システムに影響が無いように設計してありシンプルで使いやすい仕様になっています。マカフィーよりも軽くて早いです。
Download:MicroSoft
【avast! antivirus free】との比較
たまに気まぐれで使ったり、Android端末でも使っているavast!を入れて試してみました。
こちらは、クイックスキャンしか行ってはいませんが上のMSE同様でCPU使用率がそこまで上昇せず比較的低い数値で安定してかつスキャンも早く終わりました。
【スキャン時間】の比較
今回は実際に、MSEとマカフィーアンチウイルスプラスのスキャン時間と検疫項目を比較してみました。
見て分かる通り、左がスキャン時間で右が検疫項目数となっています。
クイックスキャンの方は両者とも時間・項目数ともにほとんど差は見られませんが、フルスキャンだけは、こんなに差がついてしまいました。
恐らく、McAfeeの方は性能をフルに活かして一気に片を付ける様になっていると思います。それが上で述べた通りCPU使用率が90%をキープする要因なんだなと思います。
一方で、MSEはというとこっちはシステムに干渉しないようあまり容量を食わない代わりに、時間がかかると云う印象を受けました。ただ、何故か検疫項目数がCドライブのデータ数の約3倍の数になっているのが理解出来ません。ただ、McAfeeのように適正数のみスキャンしていたならばもう少し短い時間だったと思われます。しかし、何なんでしょうね?この差は一体…
【総評】
上の3点を見る限り、マカフィーが頭一つ二つ分くらい抜けて重たく、CPU使用率とメモリ消費量が多いことが判明しました。
左 から順にMcAfee、MSE、Avastの順になっていてMcAfeeが約180MB、MSEが約60MB、Avastが約23MBとなっていて軽さで は圧倒的にMcAfeeが惨敗しています。古いPC や性能の低いネットブックなどに使うには少し厳しい物が有ります。かと言って全く使い物にならない訳ではなく、インストール時に機能を絞ってインストール すれば不要な機能のメモリ消費がなくなるのでMcAfeeを使う際には、少し考えてから導入したほうがいいと思います。
端的に言うと、McAfeeは重い!この一言で片が付く人が多いと思いますww
しかし、その裏には全力でスキャンしてなるべく短い時間で終わらせるための方法だったのかもしれません。スキャン時間を比較する限り、一概にMcAfeeが重いだけの駄ソフトではないということを思い知らされましたww
このウイルスソフトにはどんな便利機能があるのか!?
先ずは、当ソフトにどのような機能が搭載されているのかMcAfeeの公式サイトに行って機能の概要を調べた?物がありますのでこちらを御覧ください
パッと見た感じでも色んな機能があることがわかります。スキャンは勿論のことファイアウォールやシュレッダー機能まであります。勿論、これらの機能を全て紹介できればいいのですが時間がないので2つに絞って優れた点などを紹介出来たら良いなぁと思います。
先ずはシュレッダー機能から
機能の使い方としては、ゴミ箱にある不要なファイルやフォルダ、インターネット一時フォルダが有ります。
こういう順番で、シュレッダー機能に辿り着き機能を使って不要なファイルやフォルダを安全かつ速やかに削除することが出来ます。また、3枚目のところにタイプを選択という項目が有りますが、実はこれは削除するレベルを選ぶものなのです。下から順にクイック(簡易)、基本、安全、厳重、完全という風になっていて、完全に近づくほど削除回数が多くなり個人情報の復元が難しくなっていきます。本来のWindowsのゴミ箱にはこのような機能が搭載されてはいないため情報の流出等の危険が有りましたが、このような機能が付属しているとそのような懸念も少しは無くなりそうです。
そして2つ目は、脆弱性スキャナー機能です
この機能を簡単に説明すると、WindowsPCの更新プログラムや古いバージョンのソフトをスキャンして自動的に最新版に更新してくれる機能です。この機能を使うと、更新プログラムをスキャンし更新するんですが、Windows Updateならそれ専用のウィンドウが起動せずMcAfeeのソフトだけで行えるんです!!(( ゚д゚)ハッ! ナンテカッキテキキノウナンダ
それが下の動画です。
簡単でいいですよねwだって、McAfee一つで更新プログラムを探してインストールまでしてくれるんですからね。こりゃ便利だわww ずぼらな自分でも安心です。
【感想】
今回は二つに絞ってレビューしてみましたが、どちらもとてもいい機能ですね。
シュレッダー機能については、VAIOの方にも付いていますが脆弱性スキャナーは付いていませんでした。(気がついてないだけかもしれませんが…w)やはり、有償ソフトなだけあって便利な機能が搭載されていますね。初心者やズボラな人にオヌヌメできるかもしれません。
初心者や面倒くさがりにオススメ?
このソフトは、あまりPCに詳しくない人にオススメしたいですね。
なぜかというと、操作が簡単なのと自動で始まって自動で終わってくれるからです。
理由は簡単で、McAfeeにはスケジュールスキャン機能があってユーザーまたはシステムが指定した時間に自動的に始まり、スキャン画面には脅威が見つからなかった場合自動的に電源を切るという項目が有り、ウイルス等が見つからなかった場合自動的にPCの電源がきれるようになっています。
この点を考えると、パソコンに詳しい人が初期設定時に少し弄っておけば使う人は何もすることなく安全にPCライフを送ることができると思います。また、普段からPCを触るがそう云うのが面倒くさい!という人にも勧めることが出来ます。
だってさっき書いたように、脅威さえ検出されなければ勝手にPCの電源がきれるように設定できるんですからねぇ…これほど便利なものはありませんよ。自分みたいな面倒くさがりにとってはね。
以上の点を踏まえて、僕はこのソフトをPCの初心者や面倒くさがりな性格の人に薦めたいと思います。
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