PC使ってから、ウイルスってものにお目にかかった事がないので、個人用には無料版のアンチウイルス(Avast!)を使ってます。
この無料版ですら、おまじない程度のだと思ってますが、レビュー対象に当たったのでレビューします(笑)
ハードウェア構成とOSの情報から。
OS:Windows7 x64 Ultimate
メモリ:8GB
CPU:AMD A8-3850
あまりものの80GB程度のHDDが空いていたので、新規インストールを行いました。
レビュー手順として
ノーマルWindows状態 → Avast! → McAfee
の順番でインストールとレビューを行っていきます。
なにかしらアンチウイルスのアプリケーションが入っている状態をから、McAfeeのインストールがうまくいくのかどうかを意識しています。
と、いう手はずで行けると思っていたのですが、トラブルが発生しました!
なんと手元にあるパッケージにダウンロード先が無くインストールが進みません。
裏面にはサポート連絡用URL、マカフィー株式会社のURLしかありません。
今回のレビューと関係ないのですが、現在までの悪戦苦闘をご覧ください(笑)
【インストールまでの道のり】
このビニールに包まれたカード状の物(以下パッケージ)からダウンロード先のURLを見つけることができなかったのがきっかけ。
パッケージから読み取れるのは”マカフィー・インフォメーションセンター”のURLからサポートを受けるということのみ。
早速http://www.mcafee.com/japan/mcafee/home/info.aspにアクセス。
「技術的・製品関連のお問い合わせはテクニカルサポートセンターへ」
と、いうことなのでポチっと。
どうやら段階を踏んで行くようです。
1.McAfee Virtual Technician
開始ボタンを押すと、足りない情報をインストールします的な文章が出ました。
もちろん「はい」ですね。
インストール失敗ばっかりします。やめました。次のステップへ。。。
2.FAQ検索
そのものズバリがあるじゃないですか。
「マカフィー製品のダウンロードおよびインストール方法」
もちろんクリックですね。
MyAccountを設定したらダウンロード/インストールの矢印をクリック出来ますよって書いてありました。
ウソでした。はい、次。
3.テクニカルサポートセンターへ問い合わせ
へぇ、チャットで質問出来るんですね。さすが有償!
私 「ダウンロード版のダウンロード先とインストールする方法がわかりません」
サポート「カードに同封されている説明書にダウンロードURLの記載がありますか?」
私 「ないです(キリッ」
サポート「スクラッチする箇所が裏面にないですか?」
私 「ないです(キリッ」
サポート「1点お伺いさせてください。製品をどこで購入しましたか?」
私 「(完全に疑われてるな・・・)」
私 「レビュー用にzigsowから送ってもらったものなんですが・・・」
サポート「そのような製品は確認できません。」
私 「(なにっ!!?)」
私 「その、ダウンロードURLやらスクラッチするのって本来どこにあるのですか?」
サポート「カード型の製品は、一部の家電量販店が販売しているのみです。」
サポート「カードの裏面に専用ダウンロードURLとライセンスコードがあります。」
※実際のサポート側の言葉遣いや、やり取りは内容は大変丁寧であり好感がもてます。
都合上、デフォルメさせて頂いています。
と、やりとりがあって写真をメールで送ってねというところまで来てます。
McAfee側からは、”非正規品じゃねーの?”と疑いが・・・
実際は他のレビューアさんの記事をみて、あぁ、カード裏ってそういうことねって理解をすることが出来ていますが、ここは最後までサポートとやり取りしてみたいので、あえて回答がくるまでMcAfeeのレビューを進めません。 _(._.)_
レビュー終了まで回答が帰ってくる様子がないのでレビューだけ先にすすめます。
真贋鑑定のその後についてはあとで記述することにします。
2013/9/29追記
結果から言うと、ビニール破ってカードを開くとダウンロードURLと製品登録用コードが発見出来まして、それを使ってインストールすることが出来ました。つまり本物でした。
解決メールをサポートへ通知しようとして、メールBOXを開いたところでサポートから。
「お客様の製品登録が完了しています。以下のURLからインストール云々」
製品登録完了とともに、メールを送信してました。もともと解決しようなんてする気がなく、製品登録出来たんだから本物でよかったじゃね?的なサポートですね。
サポートはできるが、商品知識はありません
じゃ、ないサポート体制だといいですね。
せっかく他にはないチャットサポートを用意してるのにもったいない。
インストールなんてしないでサポート待ちにしておけば良かったかなw
avast!と比較
常用しているavast! Free Antivirusと比較してみたいと思います。
【Avastの特徴】
フリーの中では知名度の高いアンチウイルスソフト。
無料であるがゆえにサポートはフォーラムのみ、トラブル発生時は自力で解決が求められる。
そこそこ軽く、そこそこウイルスにも強い侮れない一品ですね。
【McAfeeの特徴】
ファイアーウォールを標準で搭載。
サイトアドバイザーなるウェブの安全性を評価する機能を搭載。これによりサイトの安全性が確保されます。
サポートが日本語で行えます。検索による問題解決、FAQによる問題解決、有償ならではのチャットサービスによる問題解決が行えます。
特にチャットサポートは、リモートでPCを操作してもらうことも出来ますので、相手に伝わりづらい、伝えられないことを操作を通して伝えることが出来ます。
世の中で重い重い言われ続けている一品です。
・比較内容
アンチウイルスソフトを導入することによって、PCのパフォーマンスがどの程度落ちるのか?また、スキャン速度はどうか?
比較対象は、素のWindows、Avast!導入時、McAfee導入時の3点。
次の項目でテストを行う。
1)PCMark7を使ってPCパフォーマンス測定
2)ネットワーク速度のパフォーマンス測定
3)クイックスキャン時間測定
4)フルスキャン時間測定
まずは、PCMark7の測定結果から。
【素のWindows】スコア:2042
【Avast!導入時】スコア:2015
【McAfee導入時】スコア:2026
アンチウイルスソフトを導入したことでavast、McAfeeともにスコアが下がりました。
思ったほど性能を左右するほどの低下は見られませんでした。
つづいて、ネットワーク速度の測定結果。
【素のWindows】スコア:57.45Mbps(7.18MB/sec)
【Avast!導入時】スコア:56.00Mbps(7.00MB/sec)
【McAfee導入時】スコア:57.4Mbps(7.18MB/sec)
もっと速度低下が認められると思ったのですが、そうでもなかったです。
まったく同じ条件で出来なかったので、速度低下は誤差範囲と考えてもよいくらいだと思います。
avast!、McAfeeともに優秀だと思います。
つづいて、クイックスキャン時間測定結果。
クイックスキャンは、素のWindowsにはスキャンするものがないため、アンチウイルスソフト同士の比較のみです。
HDDが1台構成のため、ソフトの種類によってスキャンファイル数が違ってしまいますが、微妙な差については誤差とします。
【素のWindows】スコア:N/A
【Avast!導入時】スコア:5分30秒
【McAfee導入時】スコア:5分58秒
重いと思っていたMcAfeeが大健闘ですね。いや、本当にびっくりです。
遅くないですね??
つづいて、フルスキャン時間測定結果。
フルスキャンは、素のWindowsにはスキャンするものがないため、アンチウイルスソフト同士の比較のみです。
HDDが1台構成のため、ソフトの種類によってスキャンファイル数が違ってしまいますが、アンチウイルス自体のファイル数も測定結果とします。
【素のWindows】スコア:N/A
【Avast!導入時】スコア:12分41秒
【McAfee導入時】スコア:6分3秒
ここでもMcAfeeが大健闘ですね。あれれ?思った以上にスキャンが早いじゃないか。
スキャンが速かったのは、比較からわかってもらえたと思います。
が、重いと思っていたのはなんだったのか??
これに尽きるのだと思いますね・・・
CPU使ってさっさとスキャン終わらせるのが良いのか、多少時間が掛かっても軽く動作するのが良いのか。
各々のアンチウイルスソフトの思想が現れる結果でした。
サポート体制
【サポートについて】
レビュー内容とは軸がずれているかもしれませんが、不明な点をサポートに聞けることは大事な事です。
何か困ったことがあればチャット形式でサポートを受けられることは、初心者はもとより上級者にも使える機能ではないでしょうか?
今回もインストール前のサポートにはお世話になりましたw
【インストールについて】
マカフィーアンチウイルスプラスをこれからインストールしようとしている人の中には、前の製品をアンインストールせずにインストールに進んでしまう、おっちょこちょいな人もいることでしょう?
マカフィーアンチウイルスプラスには、インストール前に競合製品をアンインストールする機能をもっています。
これは、初心者向けの仕様でしょうが、初心者にはありがたいですね。
次へ→次へと画面の指示にしたがっていけばインストールできてしますんですから。
【脆弱性スキャナー】
使用しているソフトが古いものを見つけてくれる機能です。また、更新も自動で行ってくれます。
この機能はavast!にもついてましたが、非常に便利ですね。
【クイッククリーン】
不要なファイルを消去してパソコンの処理速度を向上します。
速度向上につながるかどうかは、非常に微妙です。が、なんかインストール・アンインストールやって色々パソコンに残骸残ってんなぁ、くらいの状態をクリーンする意味ではありだと思います。
”何にもやってないのに、なんかパソコンが遅いんだけど?”と良く言われるサポーターには相手を納得させる手段として用意してくれた機能なんじゃないかと思いますw
なんだか便利機能ばかりでアンチウイルスの売り込みじゃ無い気がしますけど・・・
あっちのソフト立ち上げてはこの処理、こっちのソフト立ち上げてはこの処理とかやってるならいっそ1つにまとめてしまえって、めんどくさがり屋のシステム屋が考えた結果、こうなったんです。
だからこれは、アンチウイルスプラスの強み、優れている点だといえますね。
もうどうにでもなれっ!
サポート体制を重視する人に
重いと思っていたMcAfee でしたが、正しいかどうかはさておきベンチマークでは良好な数値をたたき出してくれました。
機能も最小限に絞込み、守るべきところをしっかり押さえたつくりになってるのではないでしょうか?
とはいっても万人受けするできばえでもないですかね??
ウイルスなんて仕掛けようとおもって仕掛ける人が居るわけですから、引っかからない自身があるというよりも引っかかったときにどうするか?が重要です。
最新のウイルスを駆除できないまでも、検知してくれる、検知出来なくてもおかしな動作を起こしたときにサポートしてくれる、体制の整った製品。
その中の一つにマカフィー アンチウイルス プラスがあります。
困ったときに助けてくれるメーカーを選ぶ人にオススメです。
takashiさん
2013/09/25
nicknameさん
2013/09/25
情報有り難うございます。
あの薄っぺらいカードが両開きになっているとは、考えもしなかったです。
破きづらいビニールに包まれていたので、そのままのカード状の状態でスタートしたのが原因でした。
出来れば ”ここからめくれます” といった一文が欲しかったと思いますね。
(;´д`)トホホ…